ウリパパの日記

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快晴の安達太良山登山(3) 安達太良山頂からの眺望と沼の平の絶景 2020.6.9

2020-06-11 20:34:31 | 山登り

今回の登山は、ひたち海浜公園の休園日が火曜日であることがわかった今週月曜日の夜に突然思いつきました。そして、今まで安達太良山を4回訪れた中で一番眺望に恵まれた山登りとなりました。昼を過ぎてもほぼ快晴状態が続いたことから、高原山に登った5月29日以上の登山日和だったのかもしれません。単なる山の写真の羅列で、遠望オタク以外には興味ないかもしれませんが、山頂からの眺望を紹介していきます。

 

まずは、登ってきた尾根の南東の方角です。逆光で霞む中、標高1000m前後の阿武隈山地の山並みが連なります。中央は大滝根山(1192m) でしょう。この方面は特徴ある山容の山が無いため、山座同定は非常に難しいです(笑)。右手前は和尚山へ続く尾根。その先は八溝山や筑波山の方角ですが、さすがに霞んで見えません。

 

南南東には那須連山を遠望します。

 

安達太良山から見ると一番左に茶臼岳(1915m)、その右に三本槍岳(1917m)、右手前に旭岳(1835m)のピーク、その後ろには流石山(1813m)、三倉山(1854m)が東西に連なります。その右の猪苗代湖の先は日光連山の方角となりますが、ほとんど見えませんでした。

南西には尾瀬から新潟県方面の山を遠望できますが霞の中。ちょっと期待していましたが、この方面の山々は冬場でないと厳しいですかね。

 

西側の磐梯山から飯豊山方面の山々は綺麗に見えました。

 

磐梯山(1816m)までの距離はわずか20km。今月下旬にはバンダイクワガタが開花します。今年も訪れてみたいですが、天気次第です。

 

磐梯山頂をズーム。南斜面なので雪はほとんど残っていません。

 

雄大な飯豊山。残雪が青空に映え綺麗です。大日岳(2128m)から飯豊山(2105m)までがひときわ高く、右端の飯森山(1595m)も白く輝いています。

 

安達太良山から続く尾根の先には吾妻連山。西大嶺から一切経山まで連なります。

 

西大嶺から東大嶺をズーム。西大嶺(1982m)、西吾妻山(2035m)、中吾妻山(1931m)の3つのピーク、東吾妻山(1975m) の稜線の先にちょこっと東大嶺(1928m)が見えています。

 

2000mを超える西吾妻山には、まだ雪が残っていました。

 

東吾妻山の右には前大嶺(1911m)と一切経山(1949m)の峰々。一切経山からは手前に高山(1805m)、箕輪山(1828m)、鉄山(1709m)と安達太良山へ向けて南北に峰が続きます。一切経山の東側にある吾妻小富士は箕輪山に隠れて見えません。

 

箕輪山(1828m)の先、北から北東にかけては蔵王から宮城県の山々、眼下には福島市街地が広がります。

 

蔵王連山までの距離は60km足らず。意外と近いのですね。

 

熊野岳(1941m)、苅田岳(1758m)、屏風岳(1825m)、不忘山(1705m)と南北に連なる山を斜めから眺めます。

 

蔵王の右には前の記事でも紹介した北泉ヶ岳(1253m)と泉ヶ岳(1175m)。仙台の北西の方角にあたり、安達太良山からは90km以上離れています。右手前には双耳峰の青麻山(799m)。昔は大刈田山と呼ばれ、蔵王の刈田嶺の噴火を沈めるために遥拝した山といわれています。

 

蔵王の西側、鉄山の稜線の先に気になる山があります。薬師岳から見た気になる山よりかなり東側となります。地図で調べると、月山の東10kmのところにそびえる葉山(1462m)に辿り着きました。100km先の山です。

薬師岳からもう一つ気になっていた石巻湾の先に見える金華山方面はすっかり霞んでしまい、目を凝らしてもほとんど認識できませんでした。

 

眼下に広がる福島市街地と信夫山をズーム。

 

山頂からの眺望を満喫したので、沼ノ平を見下ろす牛の背を北上してみました。爆裂火口跡を見下ろし、磐梯山と飯豊山を遠望します。

 

深さ150m、直径1km近くある荒涼とした爆裂火口跡。まるで月のクレーターのようです。火山性ガスの危険性があり立ち入りが禁止されています。

 

遠くには秋元湖と桧原湖を見下ろします。

沼ノ平の絶景を楽しんでいると、安達太良山頂では霞んで見えなかった南西の方角に雪を抱いた山々がうっすらと姿を現しました。近くの矢筈森に登ってみることにします。

 

まずは手前の磐梯山をズーム。

 

続いて南西の方角を遠望します。写真では分かりにくいですが、左側は会津駒ケ岳、右側は越後駒ケ岳方面でしょうか。

 

会津駒ケ岳をズーム。うっすら雪を抱いた山が連なっています。

 

矢筈森の山頂付近はイワカガミの大群生地帯です。とても綺麗でした。

山頂からの遠望、そして沼ノ平の絶景を満喫できたので、もう一つの楽しみである勢至平へ向かって山を下ることにします(続く)

 


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