今朝は南北に連なる移動性高気圧に覆われ、穏やかな晴天になりました。放射冷却が効いたため、最低気温は笠間で-2.4℃、水戸で-0.9℃とほぼ平年並みの冷え込みです。昨夜通過した寒冷前線に伴う雲は急速に弱まり、未明から太平洋上に目立った雲はありません。久しぶりに訪れた、だるま朝日のチャンスです。この天気傾向は昨夜から予想できていたので、今朝はいつもより20分早い4時20分に起床。朝食後に車で大洗海岸へ向かいました。
日の出15分前の5時50分に神磯の鳥居前に到着。今日も大勢の観光客が日の出を待っていました。春休みのためか、いつもより若い方が多い印象です。太平洋上の空はやや霞んでいますが、目立った雲はありません。先週木曜日とは一転して波はとても穏やかです。
持参したデジタル一眼カメラに持ち替えて日の出を待ちます。
6時5分。太陽が姿を現しました。
最大ズームで太陽を引き寄せます。鳥居が目障りなので少し場所を移動します。
この場所で日の出を観察することにしました。
半分近く昇ってきました。期待通り縦長になりそうです。
湿度が高いため眩しさはなく、肉眼でも鮮明に太陽の形を認識できます。
くびれが出来始めました
待望のだるま朝日!
海鳥が横切ります。もっと上を飛んでほしかった・・・
理想的なΩ形状の完成です!
太平洋の海水温は15℃前後。一方地表の気温は0℃近くまで下がり、だるま朝日はこの温度差が作り出す蜃気楼現象です。
2つの太陽が次第に分かれていきます
もう少しでちぎれそう
太陽が2つに分離しました
場所を移動します。鳥居の正面から見る2つの太陽。
鳥居の上から昇る朝日。太陽の光が弱いため、まだ光の道は現れません。
太陽を右手に見ながら駐車場に戻ります
多分、この冬最後となりそうな太平洋からの日の出は、だるま朝日となりました。次回は11月かな? うーん、3月中にもう一度見たいですね。しばらくは悪天候が続くので来週以降かな。でも日の出が5時台に突入してしまいます。