明日からGWです。今日は有給休暇を取得して、一足早く長期連休に突入しました。天気が良ければアカヤシオが見頃になった栃木県で登山(中禅寺湖から明智平周辺)を考えていました。しかし寒冷前線が予想ほど南下せず、上空の寒気の影響が重なり標高1000m以上では霧が立ち込め、すっきりしない天気です。ひとまず中禅寺湖まで出かけてみることにしました。
アパートを6時前に出発。県道1号、国道123号、国道119号、国道120号を経由して、いろは坂の明智平展望台に到着。いろは坂は霧に包まれ視界はゼロでアカヤシオの開花状況も全くわかりません。トンネルを抜けて中禅寺湖に下っても、湖畔は霧雨の中でした。昼頃には天気も回復する可能性があるので、まずは昨年も訪れた中禅寺湖北岸の遊歩道を歩いて赤岩まで行ってみることにしました。
中禅寺湖の西半分は霧も晴れて視界良好です。菖蒲ヶ浜の駐車場から見る周囲の山は、ようやく木々が芽吹き始めたところです。
北岸の遊歩道を歩いて赤岩へ向かいます。今年は雪が多かった様子で、ようやく落葉が現れた遊歩道。
日当たりの良い斜面ではタチツボスミレが咲き始めています。
桜が咲き始めていました。オオヤマザクラでしょうか。中宮祠付近では5分咲きでしたが、この辺りは標高が高いので春の訪れが遅いようです。
しばらく遊歩道を進むと目的のアカヤシオが咲いていました。
湖に突き出た岩場にアカヤシオが群生しています
ほぼ満開
北岸の遊歩道では間近にアカヤシオの花を見ることができます
赤岩の展望台に到着しました
蕾も目立ちますが、ほぼ見頃を迎えていました。この先にも点々とアカヤシオのスポットがありますが、昨年の同時期に訪れているので、ここで引き返すことにします。
菖蒲ヶ浜付近はまずまずの天気ですが、中宮祠付近まで下ると濃い霧が立ち込めたままです。ここで戻るのは惜しいので、同じく昨年歩いた南岸の遊歩道へ行ってみることにしました。立木観音近くの駐車場に車を停め、イタリア大使館別荘記念公園を経由し、八丁出島方面へ向かいます。
南岸の遊歩道は、北岸の遊歩道より若干季節の歩みが早く、早春の花が咲き始めています。ハナネコノメが群生するエリアがあります。
小さなピンク色のスミレが咲いていました。葉の形はヒナスミレに似ています。ネットで調べたところ、フジスミレのようです。
ヤマエンゴサクも咲き始め
再びフジスミレ
アカヤシオが群生するエリアに到着。南岸でも見頃を迎えています。
曇り空でも、ピンクのアカヤシオと青の中禅寺湖のコントラストが綺麗です
正面は霧が立ち込める八丁出島。昨年はアカヤシオを求めて先端まで歩きました。天気が良ければ正面に残雪の日光白根山が見えるはずです。残念。今年は天気が悪いのでここで折り返します。
帰りに、二荒山神社中宮祠にお参りします。ここにもアカヤシオが咲いていました。社務所脇の桜の大木も満開です。
境内にもアカヤシオが咲いています。扇の形をした石碑には「扇の的弓道発祥之地」と刻まれています。毎年8月に中禅寺湖で扇の的弓道大会が開催されます。
中宮祠には、可愛らしい彫り物が並んでいました。
中禅寺湖畔ではオオヤマザクラが3~5分咲き。少し東側の遊覧船乗り場付近では満開でした。
昼近くになっても霧が晴れる気配はありません。明智平への登山は断念し、予定を変更して山を下り、霧降高原にカタクリの花を見に行くことにしました。
参考までに、昨年4月28日に中禅寺湖畔を散策したときの記事を紹介しておきます。曇り空ですが、これくらいは周囲の山々が見えてほしかったところです。