茨城県では最近寒暖の差が激しくなっています。水戸では昨日の最高気温が21.8℃まで上がり、ソメイヨシノの満開宣言がありました。今年は開花、満開共に平年並みでした。そして今日は上空に寒気が流入して東海上から冷たい空気が吹き込んだため、最高気温14.2℃と肌寒い陽気となっています。寒気が抜ける明日は再び20℃近くまで上がる予報です。会社がある広大な敷地にはソメイヨシノ並木があり、開花が遅れた彼岸桜と共に咲き競っていました。
さて一昨日の栃木県花めぐりの最終回となりました。那珂川町観音寺の枝垂れ桜を紹介します。
観音寺は国道294号沿いにあり、国道にせり出すように咲いているのでよく目立ちます。境内には車を4~5台停められるスペースがあります。
道路から見上げる枝垂れ桜。地上3m付近で太い枝が4本に分かれ、さらに小枝が四方八方に広がり、美しい枝ぶりです。地元では観音寺桜と呼ばれているそうです。北側に、もう一本枝垂れ桜が咲いています。
隣接する畑から見上げます。右側が観音寺桜、本堂前にも立派な枝垂れ桜が咲いています。観音寺には3本の枝垂れ桜が咲き競っています。
観音寺の説明。寺社記録抄(石井本)によれば吉田村「真言宗妙法山成就院観音寺」と言われています。開基は1534年 宥順和尚によります。別な説もあって、はっきりしないようです。
立派な枝ぶりです。木の下の看板(おがわの名木)によると推定樹齢は250年、目通周囲333cm、樹高12mと記載されていました。
四方に伸びた枝は添え木で支えられています。
こちらは本堂前の枝垂れ桜
幹はそれほど太くなく樹齢は100年前後でしょうか。こちらも見ごたえありました。
5回にわたり紹介してきた栃木県の花めぐりはこれで終了とします。那珂川町や那須烏山の平野部ではソメイヨシノが5分咲き~満開、山間部ではまだ開花していないエリアもありました。今週末からしばらく初夏並の陽気が続きそうなので、栃木県北部にも一気に春がやってきそうです。