昨日は休暇を取得して一日早くGWに突入しました。火曜日まで晴天をもたらした移動性高気圧は本州の南東海上に進み高気圧の後面に入ったため、北関東の晴天は朝のうちまで。天気はゆっくり下り坂です。雨が降る心配は無さそうなので、予定通り奥日光へアカヤシオを見に行くことにしました。
5時30分に友部のアパートを出発。宇都宮まで県道を利用し、宇都宮からは時間節約のため日光宇都宮道路でいろは坂へ向かいます。天気は晴れで日光方面の山並みも綺麗に見えています。
途中、明智平のロープウエイ乗り場で休憩。正面に男体山がそびえます。
振り返るとアカヤシオが山肌をピンク色に染めています。残念ながら4月27日、28日とロープウエイは休業なので、アカヤシオが見頃と思われる明智平展望台へ登ることができません。ロープウエイに沿って登る登山道も閉鎖されているためです。まずは中禅寺湖スカイラインを登り、アカヤシオの開花状況を確認することにしました。
その前に歌ヶ浜で休憩して奥日光の山々を展望します。正面には雄大な男体山。残雪はありません。4月25日に開山祭が行われたので、大勢の登山客が山頂を目指しているのではないでしょうか。
一方、中禅寺湖の先には日光白根山。
男体山とは異なり、残雪が目立ちます。
関東最高峰の日光白根山頂をズーム。まだまだ冬山です。
中禅寺湖スカイラインを登り、最初の展望台にやってきました。途中、期待したアカヤシオは全く開花していませんでした。3年前の同日に奥日光を訪れた時は、この周辺でもアカヤシオが開花していました。駆け足で春が過ぎ去った下界とは異なり、山では春の訪れがやや遅れているのかもしれません。中禅寺湖畔のサクラもまだ開花していませんでした。
八丁出島を見下ろすと、アカヤシオがちょうど見頃のようです。アカヤシオを見るために展望台から山歩きを計画していたのですが急遽予定を変更して、中禅寺湖畔をハイキングすることにしました。まずは中禅寺湖北側の遊歩道へ向かいます。
途中、日光二荒山神社中宮祠に立ち寄りお参りします。ここには2年前の秋に訪れているので拝殿だけ訪れるつもりでしたが、、
稲荷社の前に黄金のマスの像? " 願いかなえます” 。前に訪れた時には無かったように記憶しています。中禅寺湖のマスにちなんだモニュメントなのでしょうか。。。
拝殿にお参りします。
境内ではアカヤシオが満開でした。
続いて、菖蒲ヶ浜に車を置き、中禅寺湖の北岸を千手ヶ浜まで往復します。片道4kmほどあります。数年前の6月にクリンソウを見るためにこの遊歩道を歩いたことがあります。事前情報では、赤岩へ向かう途中に湖に突き出た半島がいくつかあり、その付近でアカヤシオを見ることができるようです。
しばらく歩くと満開のアカヤシオに出会いました。
アカヤシオは春の訪れを告げる花。春一番に咲くツツジで栃木県の県花に指定されています。
赤岩の周辺では、アカヤシオの季節が終わると、トウゴクミツバツツジ、ゴヨウツツジ(シロヤシオ)が見られます。一度その時期に歩いてみたいです。
湖畔の高台の遊歩道から見下ろすアカヤシオ。
可憐なピンクの花です。
中禅寺湖畔にひっそりと咲きます。
人に出会うことはほとんどなく、絶景を独り占めです。
赤岩を過ぎると、アカヤシオの姿はほとんど見かけなくなります。しばらく歩いた栃窪の湖畔から振り返ると、崖の中腹にアカヤシオが自生しているのがわかります。
アカヤシオは開花しても、足元には花の姿がほとんどありません。これはスミレの葉でしょうか?
5月から6月にかけて中禅寺湖畔や湯ノ湖畔ではアズマシャクナゲが咲きますが、この周辺には見あたらないそうです。日陰が少ないことが理由のようです。
日当たりの良い南斜面では、可憐なスミレがちらほら開花していました。種類は分かりません。
熊窪にやってきました。目指す千手ヶ浜までもう一息です。
菖蒲ヶ浜から45分で千手ヶ浜に到着。正面に男体山がそびえます。
山頂をズーム。南斜面には残雪は見当たりません。
千手ヶ浜を歩いていると緑に染まった一画がありました。何かが群生しているようです。
この花は何?どこかで見た記憶があるのですが思い出せません。ハルトラノオではなさそう。雪解けからわずか、すごい生命力です。
この花の名前はフッキソウ(富貴草)と呼ぶそうです。読者のAちゃんに教えて頂きました。ありがとうございました(5月1日追記)。
千手ヶ浜散策はここで終了。同じ遊歩道を引き返しました。高山、竜頭の滝経由で戻ろうか迷いましたが、天気も悪く、中禅寺湖南岸も散策したいので、帰りはサクサク歩いて戻ります。
続いて中禅寺湖南岸のアカヤシオを見学するため、再び車で歌ヶ浜へ向かいます(続く)
此処の群生は大規模ですよね。丈夫なので 栽培されて 栃木県の 施設の 樹木の 下草に利用されています。
フッキソウですか。
あの一帯だけ緑の絨毯になっていて驚きました。冬でも濃い緑葉が
茂る様子が繁栄を祝う意味で名付けられたのですね。
教えて頂きありがとうございました。