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「桜田門外ノ変」

2010年10月20日 23時06分52秒 | 映画
最近、時代劇映画の公開が続いている。

それにちなんでサムライシネマキャンペーンなるものも
展開されているらしい。

その為にという訳ではないけれど
「桜田門外ノ変」を観に行ってきた。

ストーリーは・・・
水戸藩士・関鉄之介(大沢たかお)は、
妻ふさ(長谷川京子)と息子の誠一郎(加藤清史郎)に別れを告げ、
徳川幕府の大老・井伊直弼(伊武雅刀)を討つために故郷を出た。
総勢18名が実行部隊として集結し、
鉄之助はその指揮を命じられる。
襲撃当日、短銃の発射音を合図に斬り合いが始まった。
多くの仲間の死をもって、ついに井伊の首を取ることに成功したが、
大老襲撃と同時に挙兵するはずの薩摩藩内では挙兵慎重論が持ち上がり、
計画は瓦解。幕府はもちろん、
かつての同胞・水戸藩士からも追われる立場となった鉄之助は、
「桜田門外ノ変」に至る歳月を思い返していく・・・

必ず日本史の勉強の際には出てくる
この誰でも知っている「桜田門外の変」
大老:井伊直弼が暗殺されたということは
もちろん知っているけれど、詳しいことは全然知らない。

こんなに有名な事件なのに
暗殺した方の武士達の名前が一人も知られていないというのも
不思議な話。

そんな名も無き武士達が
この事件を決行するまでの
悲壮なまでの決意が描かれた作品だった。

最近はNHK大河も観ているし
こういう作品を見たりもして
この時代の人々は
命をかけて国を良くしようと思っている人のなんて多いことか!と
感心させられる。

それに比べて現代の日本は・・・


この作品には豪華俳優陣が沢山出演しているけれど
それぞれ役に徹していて
みんな前に出すぎていない感じが良かったと思う。

徳川斉昭役の北大路欣也の迫力はさすがだったけれど。

それにしてもこの時代の出来事って一々まだるっこしいなぁというのが
素直な感想・・

桜田門外の変って、大老の暗殺なのでよっぽど練り上げられた計画で
もっとスムーズにあっという間に終わった出来事なのかと思いきや
かなり長い時間がかかっていた様子・・
(鉄砲を持っているにも関わらずそれは合図にしか使用しなかったり・・)

それにあんな雪の降る中、
あんなに見通しのよい場所で
大勢で待ち伏せしているなんて、バレバレなのでは?と思ってしまった。

実際に、井伊直弼側に密告もあって暗殺の危機感は持っていたはずなのに・・

それにあんなに時間がかかっていたら
誰か駆けつけそうな気もするし。

今のように、デジカメもビデオもないから
見届人という襲撃に加わらない人を用意していたようだけど
その人数も多すぎない??と
いろんな面で昔の感覚と違うなぁ~と感じた。

しかし、志士達が悩みながらも
国の将来を真剣に考え、憂い、
自分のことよりも国の未来の為に
命を賭けて戦った心意気にはやはり感動した。

現代の私達も、
もっと切迫感を持たないといけないのかもしれないと感じた。



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