kyoの今日を楽しく☆

趣味の陶芸・食べ歩き・映画鑑賞などを通じて毎日を楽しく充実して過ごせたらと思っています!

「スカイ・クロラ」

2008年09月05日 23時03分36秒 | 映画
2ヶ月ほど前に、舞台挨拶付試写会にお誘いいただいて
行ってきた記事を遅ればせながら・・・

「スカイ・クロラ The Sky Crawlers」は、
著作総発行部数1000万部突破の
ベストセラー作家・森博嗣の人気シリーズに描かれる
永遠の子供たち《キルドレ》の物語。

世界的に影響を与え続けているという
日本アニメーション界きっての天才:押井守監督が今回映画化。

あの『マトリックス』の監督や、
『フィフス・エレメント』のリュック・ベッソン監督も、
『キル・ビル』のクエンティン・タランティーノ監督にも
多大な影響を与えた人物だとか!

「今、若い人たちに伝えたいことがある。」という思いのもとに
作りあげたらしい。

押井守監督、作画監督   、
主人公の吹き替えを担当した加瀬亮さんの3人が登場~

俳優としては、どんな役にでも成り切って演じているように見える
加瀬亮さんも、声だけで表現することに、大変苦労した様子。

作画監督は、最初の挨拶で「生まれて初めて大阪に来た」と
言っていたことに一番びっくりした~。

そして、監督はぼそぼそとしゃべる独特の感じ。
でも、「監督、大人になるって楽になれるものでしょうか?」
という質問の回答はとても深いものがあって
「僕もやっと大人になれた気がしている。
 大人になることはとても楽になることである。。
 若い時の方が、自分への過大な期待、逆に過小評価によって
 随分苦しかった。
 大人になるということは、何かをあきらめるっていうことにもなるけれど
 自分の身の丈を知り、ありのままの自分を知ることである。
 そうすることで、自分の中の葛藤から開放される。」

大体こんなような内容だったと思うけれど
的を得ているなぁ~と、うなづけた。

ストーリーは・・・
物語の舞台は、いくつかの大戦を経て、
つかの間の平和を手に入れた、今とよく似た時代。
かりそめの平和を実感する為に、
人々は「ショーとしての戦争」を求めた。
現代を生きる私たちが、テレビを通して戦争を「観戦」するように。
戦闘機のパイロットとして戦うのは、《キルドレ》と呼ばれる子供たち。
彼らは年をとらない。思春期の姿のまま、
永遠に生き続ける――空で死なないかぎりは・・・

主人公カンナミ・ユーイチ(声・加瀬亮)が、
欧州の前線基地「兎離洲」ウリスに配属されてくるところから始まる。
ユーイチには、その基地に赴任する以前の記憶がない。
同僚たちは彼を見て意味ありげな表情を浮かべるが、
それ以上、何も語ろうとしない。
ユーイチが知っているのは、自分が《キルドレ》であるということと、
戦闘機の操縦の仕方だけ。
初めて乗るはずの機体は体になじみ、
その優れた戦闘能力は、すぐにユーイチをエースパイロットの座へと押し上げた。
そんなユーイチを、熱いまなざしで見つめるひとりの女性がいた。
基地の司令官であるクサナギ・スイト(声・菊地凛子)。
彼女もかつてはエースとして戦ったキルドレのひとり。
まるでずっと、彼を待ち続けていたかのようなスイトの視線に戸惑いながらも、
ユーイチはスイトに惹かれてゆく・・・

映画では、あまり多くを説明せずに淡々と進んでいくので
分かりにくかったりするけれど
最後に繋がってくる内容に、ああなるほどと思う。

アニメーションなんだけど、途中で
戦闘機が空を舞うシーンなどが
実写ではないかと思うほどリアルな映像だったりするのが
不思議な感じだった。

平和であるが故に、生きる実感を持つ事が出来ない現代に、
“生きている意味”を問いかける作品。


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