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「ハート・ロッカー」

2010年03月17日 23時18分58秒 | 映画
今日は、アカデミー作品賞を見事受賞した
「ハート・ロッカー」を観に行ってきた。

イラクに駐留するアメリカ軍の中でも、
最大の危険を伴う爆発物処理班の兵士を描いた作品。

ストーリーは・・・
2004年、イラク・バグダッド郊外。
アメリカ軍の危険物処理班は、
仕掛けられた爆弾の解体、爆破の作業を進めていた。
だが、準備が完了し、彼らが退避しようとしたそのとき、突如爆弾が爆発した。
罠にかかり殉職した隊員に代わり、
ウィリアム・ジェームズ二等軍曹(ジェレミー・レナー)がリーダーに就任する。
まるで死への恐怖などないかのように遂行される
ジェームズの爆発物処理の様子に、
仲間のサンボーン軍曹(アンソニー・マッキー)らは不安を抱くようになってい
く・・

脚本家マーク・ボールが実際に何週間も
イラクで爆発物処理班と行動を共にして書き上げたらしく
リアルな臨場感がすごく出ている作品!

手持ちカメラの不安定な映像も
ドキュメンタリー的なリアル感を一層強くしているよう。

やはりいつどこで爆発するかもしれない緊張感を考えると
見ているこちらもハラハラしてしまう。

そして同時に、映画の冒頭に出ていた
「戦争は一種の麻薬である」ということを感じさせられた。

死と隣り合わせ中で、自分はそれでも生き抜いてきたという
妙な高揚感から逃れられない奥底の心理や
やはり死への恐怖、身近な人の死への無力感・・
そんな複雑な兵士の心理状態を映し出していた。

戦争が良いとか悪いとか、そういう問題を語るのではなく
現実に起きていることを淡々と描き出すことに集中したことが
この映画が成功した秘訣かもしれない。


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