観たいと思っていた映画「サヨナライツカ」を観に行ってきた。
主演として中山美穂が12年ぶりの女優復帰を果たしたこと・
原作者は、彼女の夫の辻仁成であることでも
話題の作品。
そして、メガホンを取ったのは意外にも
韓国のイ・ジェハン監督!
彼が監督した作品「私の頭の中の消しゴム」が
かなり感動的だったので、今回も期待☆
ストーリーは・・・
1975年、タイ:バンコク
航空会社に勤務するエリートビジネスマンの
豊(西島秀俊)は結婚を間近に控え、
赴任先のバンコクで多忙な日々を過ごしていたある日、
自由奔放で情熱的な謎の美女・沓子(中山美穂)と出会う。
たちまち惹かれ合い、熱帯の夜に溺れていく二人。
だが、互いをむさぼるように求めあい、体を重ねながらも、
「愛してる」の一言だけは決して口に出来ない…。
そして、別れの時が刻一刻と近づいてくる・・・
12年ぶりの女優復帰ということだったけれど・・・
中山美穂さすがだった!
綺麗で妖艶で息を呑む瞬間があったほど。
彼女のこの映画に賭ける気持ちが伝わってくるよう。
2人の女性の間で、深い悩みに落ちていく
豊を演じた西島秀俊も、いい演技をしていた。
鍛えられた体も見事だったし。
彼は、若い頃よりも格段に良い表情をする
俳優さんになったなぁ~と思った。
そして、婚約者の光子役を演じた
石田ゆり子も監督が決めていただけあって
イメージにぴったりだった。
世間知らずのお嬢さんという顔で
したたかに現実を生きていく女性・・・
そのしたたかさにドキリとさせられるシーンがあり
こういう人の方が世の中上手く渡っていくんだよなぁ~
と思ったりした。
1975年のバンコクの映像は
全体的にセピアがかった色をしていて
懐かしさと叙情的な雰囲気をより一層高めていた。
一転25年後の東京の映像では
ビルの立ち並ぶグレー色が全体を占め
無機質な印象を与えているように感じた。
映画が公開される前に
大丸北館のイベントホールで
「サヨナライツカ展」が無料で開かれていたので
ちょっと覗いてみると、
様々なシーンの写真パネルと共に
中山美穂が着用したドレス数点が展示されていた。
こういう衣装の展示品って、
「へぇ~これがあの時の~?」と感心はするものの
それ自体にはそこまで素敵だとか感じないけれど
誰かに着られた途端に
衣装自体も輝きだす気がする。
特に今回の中山美穂のドレス達がそうだった。
そして今回、タイの超高級ホテルである
オリエンタルホテルでの撮影が全面的に許可されたということが
この映画の雰囲気を決定づけていたように感じる。
途中タイ語のシーンや英語のシーンもあるけれど、
ほとんど日本語のシーンであるこの作品を
こんなに心の動きを敏感に捉えた演出をしたのが
韓国人の監督というのは驚き!!
小物ひとつひとつにこだわった映像に仕上げたということからも
繊細な監督なんだろうなぁ~と感じた。
切ない作品だった。
私は原作を読む前に映画を観たので
後半の展開に驚いた。
その方が新鮮で良かったのではないかなぁ~と思う。
詳細が描かれてそうなので、原作を読んでみようかな。
主演として中山美穂が12年ぶりの女優復帰を果たしたこと・
原作者は、彼女の夫の辻仁成であることでも
話題の作品。
そして、メガホンを取ったのは意外にも
韓国のイ・ジェハン監督!
彼が監督した作品「私の頭の中の消しゴム」が
かなり感動的だったので、今回も期待☆
ストーリーは・・・
1975年、タイ:バンコク
航空会社に勤務するエリートビジネスマンの
豊(西島秀俊)は結婚を間近に控え、
赴任先のバンコクで多忙な日々を過ごしていたある日、
自由奔放で情熱的な謎の美女・沓子(中山美穂)と出会う。
たちまち惹かれ合い、熱帯の夜に溺れていく二人。
だが、互いをむさぼるように求めあい、体を重ねながらも、
「愛してる」の一言だけは決して口に出来ない…。
そして、別れの時が刻一刻と近づいてくる・・・
12年ぶりの女優復帰ということだったけれど・・・
中山美穂さすがだった!
綺麗で妖艶で息を呑む瞬間があったほど。
彼女のこの映画に賭ける気持ちが伝わってくるよう。
2人の女性の間で、深い悩みに落ちていく
豊を演じた西島秀俊も、いい演技をしていた。
鍛えられた体も見事だったし。
彼は、若い頃よりも格段に良い表情をする
俳優さんになったなぁ~と思った。
そして、婚約者の光子役を演じた
石田ゆり子も監督が決めていただけあって
イメージにぴったりだった。
世間知らずのお嬢さんという顔で
したたかに現実を生きていく女性・・・
そのしたたかさにドキリとさせられるシーンがあり
こういう人の方が世の中上手く渡っていくんだよなぁ~
と思ったりした。
1975年のバンコクの映像は
全体的にセピアがかった色をしていて
懐かしさと叙情的な雰囲気をより一層高めていた。
一転25年後の東京の映像では
ビルの立ち並ぶグレー色が全体を占め
無機質な印象を与えているように感じた。
映画が公開される前に
大丸北館のイベントホールで
「サヨナライツカ展」が無料で開かれていたので
ちょっと覗いてみると、
様々なシーンの写真パネルと共に
中山美穂が着用したドレス数点が展示されていた。
こういう衣装の展示品って、
「へぇ~これがあの時の~?」と感心はするものの
それ自体にはそこまで素敵だとか感じないけれど
誰かに着られた途端に
衣装自体も輝きだす気がする。
特に今回の中山美穂のドレス達がそうだった。
そして今回、タイの超高級ホテルである
オリエンタルホテルでの撮影が全面的に許可されたということが
この映画の雰囲気を決定づけていたように感じる。
途中タイ語のシーンや英語のシーンもあるけれど、
ほとんど日本語のシーンであるこの作品を
こんなに心の動きを敏感に捉えた演出をしたのが
韓国人の監督というのは驚き!!
小物ひとつひとつにこだわった映像に仕上げたということからも
繊細な監督なんだろうなぁ~と感じた。
切ない作品だった。
私は原作を読む前に映画を観たので
後半の展開に驚いた。
その方が新鮮で良かったのではないかなぁ~と思う。
詳細が描かれてそうなので、原作を読んでみようかな。