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趣味の陶芸・食べ歩き・映画鑑賞などを通じて毎日を楽しく充実して過ごせたらと思っています!

「ブーリン家の姉妹」

2008年11月26日 23時29分48秒 | 映画
気になっていた映画「ブーリン家の姉妹」を観に行って来た。

かの有名な女王エリザベス1世を産んだアン王妃と
歴史上は無名だったアンの妹メアリーの
王を巡る愛憎劇ということ、
そして、それが史実であるということで
大変興味深い作品。

その姉妹を若手女優の中でもピカ一の
ナタリー・ポートマンと
スカーレット・ヨハンソンが演じるということで
余計に観たいっ!!

ストーリーは・・・
16世紀イギリス。時の国王・ヘンリー8世(エリック・バナ)に
“男の後継者を産めない王妃(アナ・トレント)との関係が冷めている”
といううわさを聞きつけ、
駐フランス大使のトーマス・ブーリン卿(マーク・ライランス)は、
才気あふれる美しい娘アン(ナタリー・ポートマン)を
国王に差し出すことを目論む。
ところが、王の心を捉えたのはアンの妹で
凡庸だが気立ての良いメアリー(スカーレット・ヨハンソン)だった。
一家は宮中に移り住み、メアリーは王の子を身籠る。
一方、妹に栄誉を奪われたアンは一時フランスへ追放されるが、
やがて呼び戻され、大胆にも王妃の座を狙って策略を巡らすのだった・・・

昼ドラも真っ青のドロドロ愛憎劇が繰り広げられて
これが史実かと思うと衝撃的!

現代でも名家では男子を産まないといけないという
プレッシャーをかけられるお嫁さんもいるのだろうが・・

この頃の・・ましてやイングランドの国王ともなると
世継ぎ問題はたいそう深刻だったようで・・
その為に若い女性をとっかえひっかえしているのかと思いきや・・

このヘンリー国王・・・
途中からなんだかタダの女たらしに思えてきた・・

そんな国王と、一族の繁栄の為に娘を道具にする
父親と叔父に翻弄されるアンとメアリー役
ナタリー・ポートマンとスカーレット・ヨハンソンの
演技が素晴らしかった。

彼女達の気持ちが手にとるように分かり
映画に引き込まれていた。

男子を産まなければ価値がないと思い込んでいた
当時の国王や王妃の思いとは全く違って
その後英国を45年間の長きに渡って統治したのは
女王のエリザベス1世だったということは・・皮肉なことだ。