続いております、古事記ブーム(私の中で)。
昨年出版された2冊。
「面白くてよくわかる!古事記」三浦佑之監修
古事記の主なエピソードを抽出してわかりやすく解説してあります。
イラストや、要点を表にしたものが多くて、表紙にあるようにまさに「教科書」的。
「現代語 古事記」竹田恒泰著
竹田さんは旧皇族竹田家のご出身。
古事記の現代語訳とともに、竹田さんによる解説・私見が添えてあって、読みごたえがあります。
ところで、古事記の読み過ぎで、長たらしい神様の名前が夢にまで出てきます(笑)
おかげで「第1回神社検定」の練習問題20問は全問正解できましたけど!
神社検定WEBサイトはこちら
神様の名前は前者はカタカナ、後者は漢字で表記されています。
個人的には漢字の方が読みやすく思います。
カタカナだと、記号の羅列・暗号みたいに見えてくるので・・・。
先日の読書会で借りた「ナンシー関 大全」
ナンシーさんが亡くなったときは、あちこちで追悼コラムを目にしました。
彼女のコラム、辛口、というか独自の視点でクールに書かれていますね。
ぶれないクールさだと思いました。
けしごむハンコのイラストが、味わい深い上にあまりにもそっくりで、笑えます!
「ボクは坊さん。」白川密成著
先日紹介した「空海さんに聞いてみよう」の著者によるエッセイ。
私と同年代で、20代前半にご住職になられた方。
同年代ですから共感できるところも多く、なんとなく閉じられた世界だった宗教としての仏教(歴史的、文化的なところで言うとけっこう開かれていると思う)を、新しい感覚でオープンにしていく人なんだなと思います。
熊本から戻ってきて、以上4冊を読了。
いま読んでいるのは、これ。
「ドラゴン神話図鑑」ジョナサン・エヴァンズ著
辰年の今年、あらゆるところで龍にちなんだものを見ますが、中国や朝鮮、日本では龍と言えば「力」の象徴であったり、水の神として畏怖しつつお参りしたり、いいイメージを持っていますよね。
西欧では悪者な描かれ方してるよな~と思って、図書館で借りてきた1冊です。
西欧のドラゴンは中東あたりの神話伝説が伝播していったものらしいのですが、どの物語でも「悪の化身で、英雄や聖人によって殺されているようです。
ふしぎ。
龍のもとになっているのは蛇だと思うのですが、日本では、蛇は龍よりはいやがられる存在ではありながらも、白蛇がおまつりされている神社があったり、蛇のぬけがらを財布に入れたり神棚に置いておくと経済的な豊かさが手に入ると言われたり、いいイメージも同居していて、これまたふしぎ。
古事記で言うとスサノオに倒される「八叉のおろち」か・・・悪者ですねえ。
キリスト教圏では蛇は原罪を象徴していますから(エデンの園でイブをそそのかして知恵の実=リンゴを食べさせた)、やっぱり日本よりも嫌われ度が高いのかな~。
などと。いろいろ思ったりしながら楽しんでおります。
ちなみに、世界中の神話を読むと、本当によく似た話が多いのですよ!
人のファンタジーは、土地や人種が違っても同じなんだと私は思っています。
最後に、竹田恒泰さんの前書きより、歴史学者アーノルド・トインビーの言葉。
「12、13歳くらいまでに民族の神話を学ばなかった民族は、例外なく滅んでいる」
昨年出版された2冊。
「面白くてよくわかる!古事記」三浦佑之監修
古事記の主なエピソードを抽出してわかりやすく解説してあります。
イラストや、要点を表にしたものが多くて、表紙にあるようにまさに「教科書」的。
「現代語 古事記」竹田恒泰著
竹田さんは旧皇族竹田家のご出身。
古事記の現代語訳とともに、竹田さんによる解説・私見が添えてあって、読みごたえがあります。
ところで、古事記の読み過ぎで、長たらしい神様の名前が夢にまで出てきます(笑)
おかげで「第1回神社検定」の練習問題20問は全問正解できましたけど!
神社検定WEBサイトはこちら
神様の名前は前者はカタカナ、後者は漢字で表記されています。
個人的には漢字の方が読みやすく思います。
カタカナだと、記号の羅列・暗号みたいに見えてくるので・・・。
先日の読書会で借りた「ナンシー関 大全」
ナンシーさんが亡くなったときは、あちこちで追悼コラムを目にしました。
彼女のコラム、辛口、というか独自の視点でクールに書かれていますね。
ぶれないクールさだと思いました。
けしごむハンコのイラストが、味わい深い上にあまりにもそっくりで、笑えます!
「ボクは坊さん。」白川密成著
先日紹介した「空海さんに聞いてみよう」の著者によるエッセイ。
私と同年代で、20代前半にご住職になられた方。
同年代ですから共感できるところも多く、なんとなく閉じられた世界だった宗教としての仏教(歴史的、文化的なところで言うとけっこう開かれていると思う)を、新しい感覚でオープンにしていく人なんだなと思います。
熊本から戻ってきて、以上4冊を読了。
いま読んでいるのは、これ。
「ドラゴン神話図鑑」ジョナサン・エヴァンズ著
辰年の今年、あらゆるところで龍にちなんだものを見ますが、中国や朝鮮、日本では龍と言えば「力」の象徴であったり、水の神として畏怖しつつお参りしたり、いいイメージを持っていますよね。
西欧では悪者な描かれ方してるよな~と思って、図書館で借りてきた1冊です。
西欧のドラゴンは中東あたりの神話伝説が伝播していったものらしいのですが、どの物語でも「悪の化身で、英雄や聖人によって殺されているようです。
ふしぎ。
龍のもとになっているのは蛇だと思うのですが、日本では、蛇は龍よりはいやがられる存在ではありながらも、白蛇がおまつりされている神社があったり、蛇のぬけがらを財布に入れたり神棚に置いておくと経済的な豊かさが手に入ると言われたり、いいイメージも同居していて、これまたふしぎ。
古事記で言うとスサノオに倒される「八叉のおろち」か・・・悪者ですねえ。
キリスト教圏では蛇は原罪を象徴していますから(エデンの園でイブをそそのかして知恵の実=リンゴを食べさせた)、やっぱり日本よりも嫌われ度が高いのかな~。
などと。いろいろ思ったりしながら楽しんでおります。
ちなみに、世界中の神話を読むと、本当によく似た話が多いのですよ!
人のファンタジーは、土地や人種が違っても同じなんだと私は思っています。
最後に、竹田恒泰さんの前書きより、歴史学者アーノルド・トインビーの言葉。
「12、13歳くらいまでに民族の神話を学ばなかった民族は、例外なく滅んでいる」