BUONA GIORNATA!

取材や旅、見仏、ヨーガ、読書の日々をつづります

真夏なのに、かまくら?

2007年07月29日 | 
圓徳院のお庭を堪能した後も、歩く歩く…。
石畳の小路が風情のある石塀小路を抜け、うろうろしていたらあれれ?祇園に迷い込んでしまいました。建仁寺や祇園甲部歌舞練習場を横目に、目指せホテル(足が痛くてごろごろしたかったのです)。

そしてNちゃんが「あれ、かまくらみたいなのがある~!何だろ~??」。
見ると、たしかに冬でもないのに真っ白いかまくらが。そしてその中に人が頭を突っ込んでいます…抜け出せなくなったのだろうか、助けなければ!?と近寄ってみると、それは白いお札が山のように貼られた碑だったのです!

そこは安井金比羅宮の縁切り縁結び碑。
高さ1・5メートル、幅3メートルの巨石で中央に人がひとり這って通れるくらいの穴が開いています。その穴には神様の力が注がれているとされ、願い事を書いた形代が貼ってあって碑はもはや見えません。う~ん、私には欲望の山に見える…(怖い)。

祈願の方法は①形代に願い事を書く
        ②悪縁が切れるように願いながら表→裏へ通り抜ける
        ③良縁を願いながら裏→表へ通り抜ける
        ④形代を貼って祈願

悪縁は人との悪縁でなくても、飲酒や喫煙、病気でもいいそうです。
でも、貼ってあった形代は「夫と浮気相手の縁が切れますように」とかなまなましい願い事が書いてあって、怨念を感じたけどね。おお、まさに京都サスペンス劇場「夏のかまくら殺人事件~形代に込められた女の怨念~」。

せっかくなので、しかもおもしろそうなので私も通ってみました。
穴が小さくて這うのに精一杯。願い事?考える余裕もなかったかも。でもしっかり怨念の山に形代を貼ってきましたよ。かわいい願い事を書いて。
Nちゃんもしっかり願ったのですが、形代のお代を払い忘れたようで、願い事がかなわないんじゃないかと本気で心配していました。

実はご利益のある由緒正しきこの神社、祇園に近いこともあって女将さんや芸妓・舞妓さんの信仰も厚いそうです。

定番・東山を歩き回る

2007年07月29日 | 
ああ、旅行から戻ってあっという間に10日も経ってしまいました。忘れちゃいそう…記憶を振り絞って、あの感動を伝えなければ!

と言うわけで、旅行2日目の前半。

一緒に行った友人Nちゃんが「修学旅行以来、京都は初めて」と言うので、定番コースの東山へ。ホテルを出発、下町な雰囲気の商店街を抜けていきます。早朝なのと、山鉾巡行のせいか人はまばら。そして途中、「百鬼夜行、幽霊画展」というポスターを見つけ、大喜びの私たち。

まずは清水寺。涼しい風をほほに受けながら、境内をめぐるめぐる。
そして三年坂、二年坂へ。お香やお漬物のお店に次から次へと入ります。
歩きどおしですっかり疲れた二人。だって、前の晩も宵山で歩き回っていたのです。足を休めに甘味処へ~。これも定番「都路里」。もうすぐ12時だというのにしっかり抹茶アイス白玉団子添えだの抹茶ムース小倉あんかけだのをほおばります。むむ。満腹で苦しい。

そしてついに「百鬼夜行図」を見るべく、圓徳院へ。
ここは豊臣秀吉の正室・ねねが立てた高台寺のすぐ近く。ねねの終焉の地だそうです。にぎやかな東山にあって、静かでりんとした雰囲気。
ふすま絵や掛け軸も立派で、豪華・豪胆な感じを受けます。これが桃山文化なのでしょうか。
初めて足のない幽霊を描いたという丸山応挙の幽霊画も堪能。不気味なような、キレイなような。幽霊画コレクターって、いるらしいです。夜、掛け軸と目が合いそうで気味が悪いですね…

そして次の間に足を踏み入れて、息を飲みました。目の前にものすごい迫力の庭=写真=が広がっていたのです。枯山水で無数の大きな岩が置かれています。係員さんに聞いてみると、もとは伏見城にあった庭を移したのだそう。賢庭作で、後にあの小堀遠州が手を加えたという見事なお庭です。縁側に腰掛けていつまでみ見ていたい気持ちでした。秋は紅葉でさぞキレイなことでしょう。必見!

幽霊画よりも百鬼夜行図よりもねねの肖像画よりも、お庭が素晴らしくてまた次も必ず行こうと思ったのでした。


■圓徳院HP
http://www.kodaiji.com/entoku-in/index.shtml

宵山② まさに動く美術館

2007年07月25日 | 
保昌山を見物した後、室町通りを北上しながら山鉾を見て回りました。

山鉾はひとつひとつ装飾品が違い、しかも豪華なので目を見張るばかり。江戸時代にペルシャや中国など外国から渡ってきたタペストリーもあって、「和」の祭りでありながら「洋」の要素もあるという、なんとも不思議な感覚でした。

その大きさと装飾で驚いたのが菊水鉾=写真=。鉾は屋根から竹がぐーんと伸びているように高さがあって、一番大きいもので25メートルもあるそう。山よりも豪華で、よりたくさんの人でにぎわっていました。

全部で32基ある山鉾。気が付いたらそのうちの17基も見物していました。23時になるといっせいに山鉾に掲げてある提灯のあかりがすっと消え、人であふれていた通りもいつのまにか静かになりました。翌日は山鉾巡行で、祭りはまだまだ続くのに、全部が終わってしまってぱあっと散ったような、さみしい気持ちがしましたが、幻想的ないい夜でした。

至福の料理

2007年07月23日 | FOOD
おめかしして、シェラトン・グランデ・オーシャンリゾート2Fの「とよたま」でディナーを楽しみました!
「とよたま」は宮崎の食材を使った高級懐石を出すお店。初めてでかなり期待が高まりました。

メニューは「盛夏の鱧コース」。
写真はまず最初にテーブルに並べられた、
 ・鮎風干し だくま海老 蛇籠蓮根
 ・おくら 長芋寄せ 雲丹旨み出汁かけ
 ・鱧の焼き霜 鮪とろ 季節の造り
う~ん、器も、盛り付けもすてき。そして、素材が新鮮でおいしいことといったら!「おいし~い~」と口をそろえてうっとりする私たち。

ほかに、鱧の小鍋、尾崎牛の炭火焼、鱧寿司、果物など、どれも素晴らしくおいしい逸品でした。
おいしいものを食べるって、本当に幸せを感じますね!ここ数ヶ月をなんとかがんばったごほうび、といった感じ。

食事を堪能した後は、42Fにあるバーでまったり。生バンド演奏を聴きながらソファに腰掛けてゆっくり談笑…優雅ですね~。

やっぱりときどきはこうして、ドレスアップして、日ごろなかなか行かないようなすてきな場所で食事やお酒・お茶を楽しみたいものです。オンナノコですもの!とてもリフレッシュになりました。さあ、今週もがんばるぞ~

宵山① 保昌山に願いを

2007年07月22日 | Weblog
八坂神社の祭礼・祇園祭。
7月中1ヶ月間、八坂神社~京都市の中心部でさまざまな神事・行事が行われます。
その中でも17日に行われる山鉾巡行は「動く美術館」といわれるほど壮麗で有名なメインイベント。
そして前日16日の夜は「宵山」と呼ばれ、各山鉾の提灯に明かりが灯されて幻想的な雰囲気の中、出店や多くの人でにぎわいます。
「コンチキチン」の祇園囃子を聞きながら、山鉾町の飾り席にある人形や豪華な装飾品を見て回りました。

宿泊先の一番近くにある「保昌山(ほうしょうやま)」からスタート。
四条通をはさんで室町通、新町通に集中している山鉾の中で、保昌山だけがぽつんと離れ東洞院通松原にあります。
ここの飾り席には和泉式部のために紫宸殿の紅梅を手折ってきた平井保昌の人形が飾られ、その前懸と胴懸は丸山応挙下絵の逸品!地元の方が親切にガイドしてくれました。
山鉾には安産や出世、火よけ、勝利などのご利益があると言われるものがあり、ここ保昌山は唯一の縁結びのご利益でひそかに有名。若い女性を中心にたくさんの人がお守りや厄除けちまきを買い求めていました。このお守り、14,15,16日の晩にしか授与されない貴重なもの。最近発売された雑誌「FRAU」の京都特集でも紹介されていましたよ。



旅先は京都

2007年07月22日 | 
ラッキーなことに16,17,18日と連休が取れたので、京都に行っていました。
さらに幸運、京都は祇園祭の真っ最中で16日は宵山、17日は祭りのメインイベント・山鉾巡行が行われていたのです。
そして奇跡的に(!)至極便利な河原町にあるホテルが取れたのでした。
とんとん拍子に始まった京都の旅。数回にわたって、旅の模様を紹介したいと思います。

まずは宮崎みやげから。
宮崎と言えば東国原知事になってしまっていますが、お土産品は知事の似顔絵オンパレードになっているんですね!さらに、紙袋も!
写真は一番爆笑したお土産袋。これを提げて京都の町を歩いたので、大注目を浴びました!この梅干顔の知事、いいですね~。マチ部分いっぱいに知事の顔。すごいデザインです。洗練された京都の街で目立ちまくり。宮崎人が宮崎人であることをアピールしても恥ずかしくないこの時期に、ぜひいろんな人に持ってもらいたい(笑)

台風一過

2007年07月15日 | Weblog
大型の台風4号マンニィが去り、久しぶりの青空が爽快な宮崎です。

今回の台風では、私の住む地域で避難勧告・避難指示が出され、かなり危機感がつのりました。自宅は高台にあり、浸水や土砂崩れの心配がないので安心なのですが、同じ地区に住む数世帯の方は、池が決壊寸前ということで公民館に避難していました。怖いですね。

こんな時期に台風が来るなんて…やっぱり異常気象なのでしょうか。宮崎の台風といえば、8月下旬~9月上旬に来ることが多いのに。今年は季節が2ヶ月くらい前倒しになっているような気がします。

とにかく、台風が去ってくれて「神様、ありがとう~」と合掌。だって明日から3連休、旅に出るのです。3連休もある意味、奇跡的に取れたのですが、天気もまずまずな予報でなんだか神様やいろんな人、状況に感謝感謝なのです。今度の旅はすごくアクティブになりそう。帰ってきたら、また詳細をご報告します!

愛のスコール

2007年07月12日 | FOOD
宮崎県民ならだれでも知っている「スコール」。乳酸菌飲料でありながら、微炭酸飲料でもあるという、全国初のドリンク(らしい)です。
私が宮崎に引っ越してきたときにはすでにあったと記憶しています。耳慣れたCMソング「あ~い~の、スコール~♪」が頭に浮かびます。

社会人になってから、いろいろなナショナルクライアントの方々とお話しするなかで、そうした県外から赴任されている方の中にスコールファンが結構たくさんいるということも、意外な発見でした。「宮崎に出張するたび、スコールを買って帰る」という人や「東京に戻ってからも、つい自販機でスコールを探してしまう」という声も。子どもだけでなくサラリーマンをトリコにする味なのでしょうか…。

昨日、スーパーで見つけて「おおっ!!」と思わず声を上げてしまったのが、スコールのアイス=写真=。どんな味なんでしょう?買いはしませんでしたが興味しんしん。食べたことがある方、感想をお願いします。。。

カフェオレボウル完成

2007年07月02日 | 「わかば」な陶芸
やっとカフェオレボウルが焼きあがりました。
成形してからもう4ヶ月…ずいぶん前に釉薬もかけていたのですが、本焼きがあったのは先週でした。
カフェオレボウルは4つ作ったのですが、ひとつは本焼きのときに割れてしまったようです。柚子肌でよくできていたのですが、残念。さらに、もうひとつは白の釉薬が、かかりすぎて部分的に収縮してしまい、いまひとつの出来でした。

いま素焼きを待つカップ達が10点、陶芸教室の棚に並んでいます。焼きあがるのが楽しみ!食器棚がカップだらけになりそうです。
(失敗した場合を考えて、同じサイズのものを10点以上作るのです。だから、中鉢もゆのみも家の押入れに20点くらいある)

毎週月曜の陶芸の時間は、とても大切な時間です。先生や陶芸仲間とのおしゃべりも楽しいし、何よりものを作る時の集中した感じがいい。落ち着きます。

猛暑・・・異常気象?

2007年07月01日 | Weblog
うだるような暑さにへきえきする毎日ですね。
朝からあまりの暑さに、休みより出勤のほうが事務所が涼しくてマシかも!と叫んでいます。

暑いのが苦手なうちの母は「いよいよ地下に住みかを作らないといけない時が近づいているわね・・・モグラかッ!!」とひとりツッコミ。数年前から夏になると、父に「地底人」と呼ばれている母です…。

暑いせいもあってプールはいつも満員御礼。でも、プールの水もぬる~く、いまひとつ気持ちよくありません。

夏は夏らしく、強烈な日差しや蒸し暑さも含めて過ごしたほうがいいのかもしれませんね。この夏は久しぶりに「お祭り」や「浴衣」を楽しみたいと思っています。