波乱万丈

けっこう波乱万丈だったわ、と母がお茶を飲みながらつぶやいた。
お休みの日の、昼下がり。
せんべいをばりばりいわせながら、なぜか互いの人生を振り返る母娘。


優しい両親に愛情いっぱいに伸び伸びと育てられたことが、母の芯になっている、と思う。
いろんなことが起こって、早くから両親と離れて過ごしてきたけれども、両親（私の祖父母）の深い愛情が若いころの母を支えてきたし、結婚してからは、移動の多さや厳しい父の性格、独特の「家」の風習にも柔軟に応じてきて、それを支えたのは、母親になった強さだったんじゃないかな、と思う。


そこをいくと、ユカリはぜんぜん波乱万丈じゃないね、と母は笑った。

そうかもしれないなあ。


温室育ちだと自分でも思う。
すごく厳しかったけど不自由なく大事に育ててもらったし、やりたいことを自由にやってきた。


ただ、自分の“内側”は、幼いころからけっこう、波乱があったんだよ、と私は心の中でつぶやいてみた。


母くらいの歳月を重ねたとき、私はだれに吐露するんだろう。
私の人生を。

波乱万丈でも、そうじゃなくても、どっちだっていいから、楽しいことをたくさんみつけて積み重ねるような、いつも平和な心でいられるような人生にしたいな。

そんなことをふと思う、誕生日前であった。

東大寺大仏展

このブログ、
せっかくハッチィ先生に“歴女”“見仏記”と紹介されているので…。

ひさびさに仏像ネタを。


先日の東京出張で、寄る時間がなく唇をかんだ「東大寺大仏―天平の至宝―」展＠東京国立博物館（詳細はこちら）。その数日後に、同僚で仏友（？）のKayoさんが東京へ旅をし、この展覧会に足を運んだそうでございます。
そして、お借りしました。図録！！！


今年は奈良を3回旅して、もちろん東大寺も訪れました。
だから、展覧会に行かなくても現地で見たもん！　なんて思ったら大間違い。

もちろん、現地を訪れるのは素晴らしい体験です。

ただ、寺宝って当然、国宝や重文が多いわけで、だからこそなかなかお目にかかれないものがたくさんあるのです。こうして一堂に集められて、一気に堪能できる機会は貴重なのです！

そう、ここ数年で言うと、薬師寺展も、興福寺展も、伊藤若冲展もよかったのよ～（展覧会のPR担当に雇ってもらえないかなあ…情熱はあると思う～）。



「東大寺大仏―天平の至宝―」展でぜひ堪能してほしいものは、まず「誕生釈迦仏立像」。
これ、通常は奈良国立博物館にあります。東大寺で使われているものはレプリカだそうです。

それから五劫院にある「五劫思唯阿弥陀如来座像」。
なんと、アフロヘアーです（笑）。気が遠くなるほどの長い時間、人々の救済を考えてたら螺髪が伸びちゃったらしい。

あと、大仏（毘盧遮那仏　びるしゃなぶつ）の右手模型。
仏さまにも手相があるんですよね～。マスカケ相。納得。

お寺や仏像の楽しみ方を書いた本はたくさん出ていますね。

読んでもいいし、とにかく出掛けていってもいいと思います。

豪華ラインナップを一気に堪能するなら、博物館へ。
もともとあるべき場所にある姿を拝観して、その空間全体を楽しみ、心を静かにしたいなら、現地へ。

仏友が増えることを心から願って！

夜の公園

高校生のとき、文化公園の横を自転車で走って帰っていました。
秋・冬になると帰宅時間はもう真っ暗。
自転車をこぎながらライトアップされた文化公園を眺めて、きれいだな～、好きな人とお散歩したいな～、と思っていたんです。


あれ、公園を散歩って…今と趣味が同じ。
なかなか渋い高校生だったかも（笑）。


ずいぶん大人になったいま、通勤で文化公園を横切りますがウン十年前と同じ風景（に私には見える）。

冷たい空気を吸い込みながら、歩きます。
木を見上げたり、サクサク枯葉を踏みしめてみたり、ジョギングする人たちを眺めたりしながら、歩きます。


宮崎って、結構いいところだよね。

いちょう

上野公園に行ったのが、もう1週間も前とは！

職場周辺のいちょうも、上野公園のいちょうに負けず劣らずきれいに紅葉しています。
これが並木道になっていると、なおキレイだろうな～。
でも並木だと、銀杏の実が落ちて臭いのよね…（上野公園、臭かったもん）。

はぁ、きれい。

晩秋。
冬はすぐ、そこ。

おやつ

都会でおいしいお菓子なぞ、さぞたくさん食べてきただろうに、弟は帰省すると私とケーキを買いに出掛けます。帰ってくるタイミングと家族の誕生日や記念日が重なるからなんだろうけど。


今回は、宮崎市神宮のM blueへ。

清水町にあったころも（店名はMのくに菓房だった）よく行っていました。

ふわふわ軽いチョコロールが大好きです！

あとはいちじくのクグロフ、カシスのムースをおいしくいただきました。


そういえば、弟が高校時代の同級生の結婚式に出席して（これが帰省の目的）もらった引き菓子・宮崎観光ホテルのケーキもおいしかったなあ。いちじくが入ったフルーツケーキみたいなの。



先日は、友達とおだんごを買って公園でひなたぼっこしながら食べました。
え？おばあちゃんみたい？

浅草だんご、しょうゆだんご、みたらしだんご、酒まんじゅう～（食べすぎ！）。

緑の森のなかに浮かんで見える紅葉がきれいでした。
それに頭上からどんぐりがどんどんこぼれてきて、やたら笑って。


おいしいおやつと、きれいな風景があれば、こんなに楽しい～♪

イギリス

なんだか最近、イギリスづいている。


実は全然イギリスには心魅かれなくて、行きたいと思ったことがないのです。
弟が学生のときにロンドンを旅して、その写真も「ふ～ん」と見たくらい。
イギリス大好きな友・Naoちゃんの話を聞いても「そうなんだ～。へー」。


数日前のある晩。
寝入る前に突然、3つの言葉がばーんと浮かんできて。
寝るとすぐに忘れてしまうので、とりあえずメモをして就寝。翌日に調べてみました。
すると3つとも、イギリスに関係していると思われる事柄でした。


そして昨日。
あるブログで紹介されていた場所がイギリス・ストーンヘンジの近くにある町だったのですが、その写真に写っている丘と塔が、夢で見た風景とおんなじ！

おおー！

さらにNaoちゃんから電話で「イギリスのね、ある島にどうしても行きたいから一緒に行こうよ。できれば来年」とのお誘い。
「アーサー王物語がすごく好きなんだけどね、その伝説が残る土地があってね…」という話に登場したその土地は、上記のブログで見た風景のある土地でした。


それに。
もしかしたら年明け、イギリスで暮らしていた人とお仕事をご一緒することになるかもしれないし～。


…行けってこと？

も1回、英語を勉強し直して？

スペイン

演奏会が終わり。
音楽事務所の方やクラシック専門の写真家の方にごあいさつをして、ホテルのある渋谷へ戻ったのは22時を過ぎていました。

ああ、ハードスケジュール…。

すっかり疲れてしまったものの、おなかはすいていて。

見知らぬ土地でお店を探すって難しいものですねえ。デパートのレストランさえ、もうオーダーストップになっていて入れず。
渋谷をうろうろ。

相当歩き回って、小さな明かりが照らす黒板と地下への階段が見えました。

おお！
スパニッシュ・バル！！

おいしいサングリアと、おいしいタパスに舌鼓。
カツレツ、パエリアのライスコロッケ、ブロッコリーとタコをオリーブオイルで炒めたもの、それからマッシュルームに生ハムを詰めて鉄板で焼いたもの＝写真＝などなど。

給仕の女性が多分スペイン出身だったと思うのですが、「どうぞ召し上がれ、セニョリータ（^^）」などと何度もにっこり話しかけてくれたのも、うれしくて。癒されました～。


お酒と疲れで、部屋に戻ったらバタンキュー（この言葉今も通じる？）でした。

ツリー

東京に出張してきました。

宮崎よりずっと寒くてもう、冬の冷たさでした。

紅葉もきれいでしたよ。


取材についてはまた後日ここに書き留めるとして。

初日の夜は東京オペラシティであった、河村尚子さんのピアノリサイタルへ足を運びました。1800を超える座席がほぼ満席！

素晴らしい演奏で2時間があっという間でした。
そして鳴りやまない称賛の拍手（終演から15分くらい、大きな拍手が続いた）…河村さんはアンコールに３曲も応えてくださって。

客席がこんなにも引き込まれていて、あたたかく、また高揚した雰囲気は初めての経験でした。これまでもいろんな演奏会に行きましたが、若手で、しかもソロ出演のリサイタルでこれほどとは…！

河村さんは来年1月に宮崎で公演されます。ものすごく！楽しみです。
☆河村さんが出演する宮崎での「ニューイヤーコンサート」の詳細はこちら。


そしてそして。
東京オペラシティはもう、クリスマス一色でした。
3Fまで届く高さの巨大ツリー！　ビルのあちこちに1メートルほどのかわいいツリーも置かれていて、階段は電飾され、寒い夜に光がきらめいてとてもきれいでした。

うーん、やっぱり都会ね。宮崎はクリスマスの雰囲気なんてまだまだだけど。

片付いた！

朝からいいお天気！それにあたたかい～。

やっと、部屋の片づけができました。

いらないものが、あるわあるわ。
新聞社時代に着ていたスーツの数々を一気にどーーーんと捨てました。
それに、古くなった靴・サンダル、バッグ類も。
使わないのにずっと、クローゼットにしまっていた…なんでだろう？？？


ちょっとだけ、部屋が広く、明るくなった気がします。快適～。


日々、片付けながら
無駄なものは買わないように、そして要らなくなったものは処分しながら過ごせば、
こんなたいへんな大掃除にはならなかったんだよね～。
反省。


いまその部屋でブログを書いているわけですが、なんだかとってもいい気分。
お香を焚いて、いい香りだし。
BGMは今度東京で取材する音楽家の方々が、年明けに宮崎で演奏予定のクラシックの名曲、シューマンのピアノ五重奏曲。資料を読み漁り、勉強中です。ふふふ～♪

お香

ハッチィ先生にお香をいただきました。
子供のころからなじんだ、長崎・中華街のお香だそうです。

ジャスミンと白檀とローズの3種類。どれもいい香り～。

本と洋服があふれる相変わらずの自室ですが、最近癒し空間になっています。

静けさと、いい香り。
モノは多いけど、好きなもの・大切にしているものに囲まれているし。

いま、この瞬間、ほかに何が必要かって聞かれたら、何も必要じゃないんです。
欠けているものは何もないように思います。

とにかく。今月の休みの間に、本格的に片付けを！
ハッチィ先生のお宅は素晴らしくパーンと片付いていたので、すごく気持ちが良かったです。見習わなきゃ～。


余談ですが。
片付けがてら、これからも大事に着たいコートやニットを5着クリーニングに出したら、染み抜き代も含めて総額7,000円近くになりました（泣）。
麻やアンゴラはクリーニング代が高いんだそうです。うぅ。まだまだ出したいのに。