BUONA GIORNATA!

取材や旅、見仏、ヨーガ、読書の日々をつづります

CD

2012年04月26日 | Weblog
お友達からCDをたくさんもらいました!

クラシックのCD、31枚!
お友達のお父様のものだったのですが、処分するとのことで約半数を譲ってもらったのです。
封が開けられていないものもありました。

よーく見ると、演奏はベルリンフィルやウィーンフィル、ロンドン響、フィラ管など
そして指揮者は小沢征爾やラトル、プレヴィンなど・・・おお!そうそうたるメンバー!!

31枚を聴くのに、どれほどの時間がかかるでしょうか~。
しばらくクラシック三昧だな~。

朝かけていたのは、「アダージョ(アルビノーニ作曲)」「カノン(パッヘルベル作曲)」「メヌエット(ボッケリーニ作曲)」などの小品が収録されたCD。

今は管弦楽名曲集から「こうもり」序曲(シュトラウス作曲)など歌劇作品とブラームスのハンガリア舞曲。

いいなあ、ドラマティック!

みなさん「クラシックは難しい」「退屈で眠くなる」とおっしゃいますが、きっとそれは「食わず嫌い」ってやつだと思います。

聴いたことのあるフレーズがそこかしこにちりばめられているし、曲によるかもしれないけど私は気分が明るく高揚することやリラックスすることが多いし、ドラマティックなのでいろんな場面を想像して楽しくなります。作曲家の意図するところとは違うかもしれないけれど。



ヨガフェス

2012年04月22日 | Weblog

来年、宮崎で日本ヨーガ療法学会&日本アーユルヴェーダ学会の総会があるそうです。ご存知でしたか?

そのプレイベントとして開催されたのが「ヨーガフェスティバル宮崎」。

会場はシーガイアコンベンションセンター3&4F。

2日間あったのですが、初参加の私はヨガ友さんと初日だけ参加しました。

お目当ては、ヨーガ禅の指導者・八田捷也先生のクラス!

八田先生は、日本に初めてヨーガを広めた研究者と言われる佐保田鶴治さんのお弟子さんで「日本ヨーガ禅道友会」の会長さん。

「ヨーガの真髄」と題した講座でした。

ヨーガにおいて大切なことと、ヨーガによって得られる効果についてお話され、いくつかのアーサナについて指導されました。

カンタンにまとめると~
 ・ヨーガによって心と身体の健康が得られる(心と身体は相互に作用している)
 ・ヨーガはアーサナ、呼吸、瞑想で構成される
 ・毎日修練することが大切
 ・たくさんのアーサナをしなくても、基本となるアーサナをじっくりと究めれば効果が得られる
 ・心の動き、身体の動き、状態を見つめることが大切
 ・ゆるやかな動作で行う
 ・呼吸と動きを合わせる
 ・緊張と弛緩を交互に行う

アーサナ実践は、合せきのポーズ、前屈、太陽礼拝だけでしたが、骨盤や背骨を意識してじっくり動き、長い時間その姿勢を保つと、ものすごくキツい! 呼吸はゆるやかで深くなるのでリラックスはしているけれど。


八田先生は話し方が柔らかく明快で、すてきなおじいちゃんでした。
哲学的なお話がとてもよく理解でき、有意義なクラスでした。

2日目は座学で瞑想入門やヨーガ哲学入門も指導されることになっていましたが、私は2日目は受講できないので機会があったら次はぜひ!と思っています。


ほかに、主催者である「プラーナ・ヨーガ」の講師によるヨガクラスを2つ受けました。



私がずっと指導いただいている2人の先生との出会いは、本当に幸運だったんだなと実感しました。

相性もあるけれど、ハッチィ先生とサトウ先生は、精神面やヨーガの哲学的な面を重視されていて、それをご自身の経験とともに伝えてくださるので、私は本当にいい先生にめぐりあったと思います。
それに誘導がとても心地よくて、いつもリラックスできるから。

そういうことを知るためにも、いろんなレッスンを体験したりWSに参加したりすることは大切なのかも。


自然がまぶしく鮮やかな季節なので、次は公園や森で「朝日を浴びながらのヨーガ」「夕焼けに包まれるヨーガ」がしたいな~。砂浜で波音を聞きながら、とかもいいなー。




悩みと首

2012年04月17日 | Weblog
悩むってことは、思考がぐるぐる頭の中でまわって、ふくらんで、またぐるぐるして、さらに大きくなって・・・ということですから、本当に頭が重くなってくる訳ですね。
そして重くなるから当然、頭を支える首を痛める訳です。

ええ。

後頭部~首の後ろ側~背中(肩甲骨の下あたりまで)がぱんぱんに張って、ひきつって、そりゃあもう痛いです。

首を回せないし、下を向いても前を向いても痛みが走ります。

寝ていても、寝返りをうつこともできない。

車にも乗れないんですよ。

悩んだって仕方ないでしょ!という身体からの叫びかもしれません。

ぐるぐるは数ヶ月、いや、1年くらい続いていますから。

悩んだり、迷ったり、じっとしてみたり、行動してみなきゃと思って動いた結果また考えざるをえなかったり、焦ったり、クサクサしたりしてしまうんですね。

なんというスパイラル。

首の痛みの原因は、本の読み過ぎとかテレビを見るときの姿勢の悪さだろうと家族には言われていますが。

今までこんな痛み、なかったもんね。

「頭でっかち」っていう言葉を体感できました(笑)これも一興ですね。


今週の読書

2012年04月14日 | 
続いております、古事記ブーム(私の中で)。

昨年出版された2冊。

「面白くてよくわかる!古事記」三浦佑之監修

古事記の主なエピソードを抽出してわかりやすく解説してあります。
イラストや、要点を表にしたものが多くて、表紙にあるようにまさに「教科書」的。


「現代語 古事記」竹田恒泰著
竹田さんは旧皇族竹田家のご出身。
古事記の現代語訳とともに、竹田さんによる解説・私見が添えてあって、読みごたえがあります。

ところで、古事記の読み過ぎで、長たらしい神様の名前が夢にまで出てきます(笑)
おかげで「第1回神社検定」の練習問題20問は全問正解できましたけど!
神社検定WEBサイトはこちら

神様の名前は前者はカタカナ、後者は漢字で表記されています。
個人的には漢字の方が読みやすく思います。
カタカナだと、記号の羅列・暗号みたいに見えてくるので・・・。


先日の読書会で借りた「ナンシー関 大全」

ナンシーさんが亡くなったときは、あちこちで追悼コラムを目にしました。
彼女のコラム、辛口、というか独自の視点でクールに書かれていますね。
ぶれないクールさだと思いました。
けしごむハンコのイラストが、味わい深い上にあまりにもそっくりで、笑えます!


「ボクは坊さん。」白川密成著
先日紹介した「空海さんに聞いてみよう」の著者によるエッセイ。
私と同年代で、20代前半にご住職になられた方。
同年代ですから共感できるところも多く、なんとなく閉じられた世界だった宗教としての仏教(歴史的、文化的なところで言うとけっこう開かれていると思う)を、新しい感覚でオープンにしていく人なんだなと思います。


熊本から戻ってきて、以上4冊を読了。


いま読んでいるのは、これ。

「ドラゴン神話図鑑」ジョナサン・エヴァンズ著

辰年の今年、あらゆるところで龍にちなんだものを見ますが、中国や朝鮮、日本では龍と言えば「力」の象徴であったり、水の神として畏怖しつつお参りしたり、いいイメージを持っていますよね。

西欧では悪者な描かれ方してるよな~と思って、図書館で借りてきた1冊です。

西欧のドラゴンは中東あたりの神話伝説が伝播していったものらしいのですが、どの物語でも「悪の化身で、英雄や聖人によって殺されているようです。

ふしぎ。

龍のもとになっているのは蛇だと思うのですが、日本では、蛇は龍よりはいやがられる存在ではありながらも、白蛇がおまつりされている神社があったり、蛇のぬけがらを財布に入れたり神棚に置いておくと経済的な豊かさが手に入ると言われたり、いいイメージも同居していて、これまたふしぎ。

古事記で言うとスサノオに倒される「八叉のおろち」か・・・悪者ですねえ。

キリスト教圏では蛇は原罪を象徴していますから(エデンの園でイブをそそのかして知恵の実=リンゴを食べさせた)、やっぱり日本よりも嫌われ度が高いのかな~。

などと。いろいろ思ったりしながら楽しんでおります。

ちなみに、世界中の神話を読むと、本当によく似た話が多いのですよ!
人のファンタジーは、土地や人種が違っても同じなんだと私は思っています。


最後に、竹田恒泰さんの前書きより、歴史学者アーノルド・トインビーの言葉。
「12、13歳くらいまでに民族の神話を学ばなかった民族は、例外なく滅んでいる」









さくら

2012年04月12日 | Weblog
桜、もうずいぶん散ってしまいましたね。

散るのも美しい桜ですが、先週、満開のときに2カ所、桜の名所を訪れました。


宮崎市の垂水公園。
薄曇りの夕方に、きれいな桜のトンネルをくぐりました!

垂水公園は池内地区と瓜生野地区の中間にあり、石器が発掘されたりしている場所です。
縄文時代から人が住んでいたわけですね。

伝説によると、第14代仲哀天皇(有名なヤマトタケルの息子)が熊襲征伐のときに重病にかかり、死に際にここのわき水を飲んだとか。それで、どんなときも枯れないわき水が出る地、ということで「垂水」という地名になったそうです。

ちょうど今、何冊もの古事記解説書を読んでいますが、それによると
仲哀天皇は福岡にあった香椎宮で天下を治めており、「西国(おそらく新羅)を征服せよ」というご神託が下ったのにそれを信じなかったため、神に呪い殺された、とあります。

どうなんでしょうね~。
福岡に住んでいたからには、宮崎を訪れることはあったでしょう。
でも熊襲を征伐したのはヤマトタケルですから、息子が即位したときは九州の国つ神や民は天皇に従っていたと思うのですよね~。仲哀天皇が征伐に行くというのは、ちょっと考え難いかな~。

まあ、そんなことを考えながら桜を見るのも、個人的にはおもしろかったりして。


言わずと知れた、西都原。
鮮やかな菜の花の黄色と、淡いピンク色の桜、そして青空、山の緑のコントラストが美しい!!!
平日でしたが、それはもうたくさんの人がお弁当を広げて楽しそうに過ごしていました。
見たところ、入船のうなぎ弁当(このはな館で売っていた)を食べている人がけっこう多かったような。

たこやきやクレープなど屋台も立ち並んで、にぎやか。


コノハナサクヤヒメのお墓という説がある、女狭穂塚はこもれびと新緑がきれいでした。

このはな館、鬼の窟古墳周辺がいちばんにぎわっていましたが、

個人的には少し離れた第2古墳エリアが好きです。

人があまりいなくて静かだし、広々としていて、小さな古墳が点在している場所で、

菜の花+桜のエリアを一望できます。


宮崎は、あっというまに初夏になりそうですね!

熊本3days

2012年04月12日 | 
3か月ぶりに、母の実家を訪問。

春の道のりはいいですね~。陽気と、鮮やかな花々!

事故後、最初の高速道路ドライブだったので、はじめはおっかなびっくりの運転だったのですが

比較的すいていたので快適ドライブでした。

2回の休憩を挟んで4時間かかります。


行きの休憩は宮原SA。熊本ラーメンを食べて腹ごしらえ~。

母の実家の近くには温泉がたくさんあり、しかも300円。これが楽しみなのです。

そしてもうすぐ4歳になるおてんばノンちゃんの子守りも、楽しみのひとつ。

2日目は、ちょうど従兄弟の入学式にあたりました。

あんなに小さかったのに、スーツを着てすっかり大人っぽくなっていて、感激。


夜は、親戚みんなで集まってお祝いをしました。

いつまでも素直で家族思いの祥くんでいてね!

さて、熊本市内に有名なお社があります。

通称「西浦の荒神さん」、三宝荒神社です。

曾祖父がよくお参りしていたそうです。

かつては、いわゆる「見える」おばあさんがいて、祈祷のときにアドバイスをしてくれていたそうですが

今は宮司さんによる祈祷だけです。

よく当たり、またよく叶うことから、地元の人たちを中心に厚い信仰を集めたのでしょう。

荒神というのはその名の通り「荒ぶる神」で、かまどの神・火の神のこと。

祟り神と言われるほど力が強く、恐れられたといいます。

この辺りで火事や事件が相次いだことがあったのかもしれません。

平日だったにもかかわらず、次から次に参拝客が祈祷に並んできたところからも、

その強い力が信仰を集めていることを実感しました。

3日目は、祖母の月命日に当たったのでお墓参りへ。

庭に、祖母が大好きだったスイセンが咲き誇っていました。

白く大きな花弁のスイセンと、鮮やかな桃の花を飾ってきました。

高台にあるきれいな墓地で、桜吹雪がきれいでした。


祖父母が亡くなって寂しいけれど、みんなが仲のいい母方の親族と遠慮なく話し、笑い、遊び、

ひごろの悩みや不安を忘れて無邪気なこどもの頃に戻ったような3日間でありました。

読書会

2012年04月12日 | 
本好きの友人たちと初めての「読書会」。

ある1冊を読んできて、感想を語り合う、というアプローチもありますが、

私たちは各自おすすめの本や最近おもしろかった本を3冊程度持参して紹介し合い、

気になった本を借りて帰るという方式でスタートしました。

固~い真面目な集いではなくて、食べながら・近況報告をしながら。

マニアックな本の紹介に爆笑したりして、すごく有意義な時間となりました。

だって・・・

「ナンシー関 大全」
ふたりが持ってきた本が同じだったり!

(いま、私が借りて読んでおります)


漫画もあり、新書、数学、密教(←これは私の)、震災関係・・・

書店に足しげく通っても、気付かずに素通りしてしまう本がたくさん。

好みが偏ってしまいますからね!

こうして集まると、新しいジャンルの本との出合いがあって刺激的です。

次回は来月下旬。

読書会で新しい本の扉が開いたので、1か月半のうちにまたおもしろい本に出合えそう。

次はどんな本を持っていこうか、とても楽しみです!



猛省

2012年04月05日 | Weblog
今日は、自分の実力不足・勉強不足を痛感して、猛省・・・。

楽観的なのは事実だけれど、もしかして気付かないうちに自分に甘くなっているのかな。

自然体で、楽しく、好きなことをやっていくために頑張ってきたけれど、

端から見たらただの甘ちゃんだったのかもしれない。

気付かぬうちにいつのまにか、南国の「ぬるま湯」に浸かっていたんだろうか。

何かにもっと熱中して「がむしゃら」になることが必要なんじゃないか。

本気で、死ぬ気でがんばる、とか。


今はただ。

今できることをやるしかない。

情けない今の自分を見つめて、またがんばるしかない。


ああ、「がんばる」って言葉、あんまり好きじゃないんだけどなあ。

みんな、すごく、がんばっているでしょ?

素晴らしいと思う反面、そんなにがんばらなくてもいいのに、

もっと自分をゆるめてもいいのに、と何年も思ってきたから。


でも今日は、都会からやってきたベテランキャリアウーマンとお話しして、

その明らかな厳しさに触れて、

そんなふうに思ったのでした。


古事記

2012年04月02日 | 
今年は古事記編纂1300年。

島根や奈良など古事記にゆかりのある地域でさまざまな企画があるようです。

宮崎では協議会が発足して、これからさまざまなイベントや関係機関の連携がすすめられていくとか。

そう、神話の里・宮崎は古事記と深い深いつながりがあります。

ひごろ訪れている宮崎の神社や観光地が神話と結びついているのは有名ですね~。

古事記で小難しいのは、神様の名前だけだと私は思います。

名前、長すぎです!

ギリシア神話、北欧神話と似たエピソードもあって興味深いです。

なんというか、どの人種でもどこの地域でも、人の持つファンタジーの限界って同じなんだな、としみじみ思うのです・・・。

神話ってねえ・・・神様が人間臭いですよね。あまりにも。

夫婦喧嘩したり、嫉妬したり、恋をしたり、プライドが高かったり、自慢したり、遊んだり。

だからこそ親しみを感じるし、すべての物や現象に「神」とか「魂」を見るアニミズムがあるのでしょう。

個人的には、宗教でなく神話だけが広まっていた世界だったら、争いがこれほど多くなかったかもな、と思ったりします。

キリスト教が席巻したヨーロッパにはローマ神話やケルト神話、北欧神話があるし、イスラム教圏にもユダヤ教圏にも農耕の神や豊穣の女神が崇められていたのですよ~。

話がそれましたが。

県立図書館の特設コーナーで借りた1冊。



田辺聖子の古事記(集英社)

かなりわかりやすいです。著者の注釈もあって、親切な現代語版。

宮崎が舞台になっているところも多いので、頭の中でその土地の風景を思い出しながら読むとなんだか不思議な気持ちになります。


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五月女ケイ子のレッツ!!古事記(講談社/コミック)

シュールです。笑えます。

こちらは数年前に、友達が持っていて一緒に大笑いしながら読んだ1冊。


江田神社、宮崎神宮、青島神社、鵜戸神社、都万神社、高千穂・・・

観光ガイドになれるかもよ!