ひさびさに本の話題を。
読書会でKayoさんから借りていた「こどばの見本帖」(岩波書店)。
何だか、何と言うか、
すごく興味深くて一気に読んでしまいました。
5人の編集委員(荒川洋治、関川夏央、高橋源一郎、加藤典洋、平田オリザ)がそれぞれ、
詩や、いま一番新しい文章のことばや、演劇のことばについて説いています。
まず出だしから、ぐっと引き込まれました。
高見順氏の「三人の詩について ー島崎藤村・千家元麿・萩原朔太郎の詩の鑑賞」から
始まって、島崎藤村の「おさよ」が紹介されていて。
その古い形式がゆえに、高見さんが批評を書いた時代の詩人は
藤村の詩のようなものは書かなかったそうなのですが、
古いのに読み継がれ、人気がある藤村の詩の、ことば。
高見氏の論述がよく理解もできたし、
島崎藤村の詩の、古くうつくしいことばたちに
現代に生きる私もまた、あこがれや切なさを感じて、
時代を超えて人の心に届くことばの力を実感したのでした。
それと比較して、
高橋源一郎が説く、現代の最も新しい文章・ことば使いといったら!
携帯やインターネットが普及した現代ならではの、まさに新しい、生きたことばたちでした。
おもしろい!
読書会でKayoさんから借りていた「こどばの見本帖」(岩波書店)。
何だか、何と言うか、
すごく興味深くて一気に読んでしまいました。
5人の編集委員(荒川洋治、関川夏央、高橋源一郎、加藤典洋、平田オリザ)がそれぞれ、
詩や、いま一番新しい文章のことばや、演劇のことばについて説いています。
まず出だしから、ぐっと引き込まれました。
高見順氏の「三人の詩について ー島崎藤村・千家元麿・萩原朔太郎の詩の鑑賞」から
始まって、島崎藤村の「おさよ」が紹介されていて。
その古い形式がゆえに、高見さんが批評を書いた時代の詩人は
藤村の詩のようなものは書かなかったそうなのですが、
古いのに読み継がれ、人気がある藤村の詩の、ことば。
高見氏の論述がよく理解もできたし、
島崎藤村の詩の、古くうつくしいことばたちに
現代に生きる私もまた、あこがれや切なさを感じて、
時代を超えて人の心に届くことばの力を実感したのでした。
それと比較して、
高橋源一郎が説く、現代の最も新しい文章・ことば使いといったら!
携帯やインターネットが普及した現代ならではの、まさに新しい、生きたことばたちでした。
おもしろい!