BUONA GIORNATA!

取材や旅、見仏、ヨーガ、読書の日々をつづります

レディを目指せ

2006年11月30日 | Weblog
会社を辞めるときにいただいた、シャネルのオードゥパルファム「COCO MADEMOISELLE」。すてきなレディになってください、というメッセージ入りのカードが添えられていました。

贈り主はN役員。N役員は一見コワモテで「・・・どこかの組長さん?」という感じなのですが、性格は豪快な親分肌、そしてとっても気さく。部下が失敗してもガハハと大声で笑い飛ばし、「ようし、もう1回やってみろ!」。どうしてもできないとき出張ってきてくれました。さらに「こんな企画をやってみたい」と相談すると「いけいけー!最後までやれー!」と檄を飛ばす、頼りになる上司でした。私が男性社員に負けじと肩肘張って仕事に没頭したり悩んだりする姿さえ、煙たがる同僚が多い中「かわいい奴ちゃな~」と思ってくださっていたようです。

役員会の報告で私が辞表を出したことを知ったN役員は、すぐさま私のデスクにやってきて「どうして相談もせず辞めちゃうんだ、コラ。本当か?」と涙ぐみながら声を掛けてくれ、私も思わず涙で声が出なかったことを覚えています。部署内では結構ドライな反応ですでに孤独感があったので余計に身に染みました。

最後の出勤の日。N役員にお寿司をごちそうになりました。これまでのこと、これからのことを焼酎片手に話し合い、気遣っていただきました。それだけでも感激だったのに、最後の最後に香水とメッセージの贈り物があったので涙、涙。

香水は鏡台にいつも置いてあります。ここぞ、というときに使うようにしています。レディに近づいているのかさっぱりわかりません。でも自然体で、いつも明るく、まっすぐに自分の好きなことをやれる女性でいたいな、と思っています。

タイムスリップの世界

2006年11月28日 | Weblog
昨日のブログで、子供のころの遊びについて書くうち、宮崎に越して来たときのめくるめくカルチャーショックを思い出しました。

・通学路が田んぼ道、あぜ道で舗装されていない
・男の子はほとんど、冬でも裸足、短パン、ランニング姿で坊主頭
・地区ごとに隊列をなして登校
・地区VS地区で決闘という名のけんかが校庭で勃発する
・すりむいたときはよもぎ
・方言が外国語みたいで完全に理解不能
・女の子はドッヂボール大会で勝つことに命を懸ける

それまで住んでいたところは熊本の住宅地。小学校は12クラスもあるマンモス校で、かわいい制服がありました。登下校は仲のいい友達と。上級生と話したり遊んだりしたことはありましたが、あまり接点はありませんでした。

それが宮崎に来て一転。周りはよく言えば野生的な生活ぶり。昭和20年代に来てしまったかと思うほどでした。
上級生はおねえさんではなく隊長で絶対服従の雰囲気がありました。とにかく地区の子どもたちがみんなで集まる催しなどが多く、いつも怖いな~、行くのいやだな~と思っていたっけ。

転校初日の思い出も鮮烈。前の学校の制服を着て、黒板の前ではにかみながらあいさつをしたそのとき。目に入ってきたのは、坊主頭にハナをたらしてにこにこ笑う男の子でした・・・。「こんなえすか(恐ろしい)ところでは友達はできん!熊本に帰る~!」なんて母親に訴えること数ヶ月。しばらくすると、「今日、こぎゃん(こんな)おかしか(おかしな)方言を聞いたばい」と笑っていましたが。

にこやかで不気味

2006年11月27日 | Weblog
叔母の家の玄関口で愛嬌を振りまいている、異国のおじさん人形。
日中見るとにこやかですが、夜はこの笑いが不気味に映る気がしてなりません。

子供のころから人形やぬいぐるみにはまったく興味がありませんでした。周りはリカチャン人形だのバービーだのぬいぐるみだのシルバニアファミリーだのを集めてうれしそうに遊んでいたのに。なぜか「そんないかにも女の子らしいもので遊ぶの、かっこわるい」と思っていました。それに、人形ってなんだか怖いとも思っていました。こけしや市松人形、菊人形が登場する昔話で怖いのがあったのだろうか・・・?

それじゃあ何をして遊んでいたかというと、おとなしい日は読書、そうでない日(?)はバドミントン、鬼ごっこ、近所の庭に忍び込んで探検。けっこうおてんばでした。宮崎に越してからは、学校ではやっていたゴム段(いったい何時代かとびっくりした)、花や木の実をつむ(野生的!)、学校帰りに野いちごやグミを食べる・・・昭和20年代の話じゃないよ。

女性の生き方探し講座

2006年11月26日 | Weblog
「女性のチャレンジ支援講座 私が輝く☆生き方さがし」に参加しました。
これは県男女共同参画センターが主催するもので11月11日~12月2日までに6つの講座が行われています。今回参加したのは第5回講座。「起業!私の場合」がテーマのパネルディスカッションでした。

特に起業する予定はありませんが、取材に限らずプライベートでも起業して頑張っている女性に話を聞くのが楽しみな私。期待に胸をふくらませ会場に向かいました。

コーディネーターは経営コンサルタントとして県内外で活躍中の高峰由美さん。
パネリストはランチ弁当&オードブル「りんごの木」の淡地初実さん、NPO法人みやざき子ども文化センター代表の片野坂千鶴子さん、早川農苑苑主の早川ゆりさんの3人。高嶺さんの進行でそれぞれが自身の起業や経営に関するエピソードや思いを熱く語りました。失敗談には会場からもわあっと笑いがおきるなど、メリハリのある内容でした。印象的だったのは3人の表情。仕事の話をするときの彼女たちはみんないきいきとして幸せそう。仕事に対する愛情や情熱がビシビシ伝わってくる語り口でした。聴講者が少なかったのが残念。たくさんの人に聴いてほしかったと強く思います。

シンポジウムの内容は後日、当ブログで紹介したいと思っています。

■第6回講座 「上手に活用!あなたの起業のサポート機関」シンポジウムと個別相談会
 問い合わせ 県男女共同参画センター ℡0985(32)7591
 (申込締切は過ぎていますが定員に満たない場合は受け付けてくれるそうです)



本が好き!

2006年11月25日 | My Favorite
宮崎は雨続き。寒くなってきましたね。
外出がおっくうな時のパートナーは読み物です。
この「本が好き!」という小冊子は光文社刊行の月刊誌。薄くて小さなサイズといい、内容といい、気軽に、そう寝る前なんか読むのにちょうどいい!書店に置いてあります。100円ですが、宮崎市内の戸田書店ではなんと無料!
連載小説やエッセイが載っていて、執筆者は小説家、翻訳家、エッセイスト、漫画家、演出家と幅広く、12月号は浅田次郎や山崎ナオコーラのほか、槇村さとる、松尾スズキ(!!)も書いています。テーマエッセイは「あの場面のアレが食べたい」。4人が原稿を寄せていますが、結構笑えます。一読の価値アリ!
毎月1日発売。

南無なむナム・・・

2006年11月24日 | 父の彫刻
父が昨年彫った阿弥陀如来像です。

本体の大きさは約25センチ。台なども含めると35センチくらいの高さがあります。
材料はイチイの木。堅くて彫りにくいそうですが、色艶がよく、いい香りがします。
仏像は胴体や顔、手足を別に作って組み立てる「寄木作り」と一本の木材から掘り出す「一木彫」がありますが、父はすべて一木彫で作ります。大きいものは高さ120センチほどの不動明王などがありますが、大きな木材と格闘すること3ヶ月でした(仕事をしながらだったので)。一本の木材から立体的な像を作るって、難しそう・・・3Dに弱い娘なのでした。

いくつかの作品は26日(日)に行われる北地区産業文化祭に展示される予定。お近くの方はぜひご覧くださいませ。

アクセス急増のワケ

2006年11月23日 | Weblog
宮崎日日新聞HPのアクセス数が急増しているらしい。
理由はもちろん、官製談合事件だろう。
最近は1箇所で事件が起こると、芋づる式に全国で同じような事件が発覚する。談合事件しかり、高校の未履修問題しかり。いじめ・自殺問題、飲酒運転による人身事故など挙げればきりがない。
ニュースを知った私たち一般市民も初めは衝撃を受けるのに、いくつか続くと慣れてきてなんとも思わなくなっているのが、さらに怖い。「なんだ、またか」と聞き流す人がほとんどなら、状況が改善するわけもない。悪くなる一方だ。
事件は身近で起こっている。実際、今回の談合事件で逮捕された某容疑者の会社の社員は知り合いだし、どうやら親戚が巻き込まれているらしいという知り合いもいる。自分だって巻き込まれる可能性がある。当たり前のことだけれど、それを心に留めて今後の展開をしっかり見届けたい。

ところで、宮崎日日新聞のHPはリニューアルして使いやすくなった。航空機の予約申し込みができるようだし、グルメのページもなかなか充実している。ニュースの閲覧だけでなくプライベートにも活用できそうだ。

■宮崎日日新聞HP
http://www.the-miyanichi.co.jp/

新年の準備始まる!?

2006年11月22日 | Weblog
知り合いから「年賀状書いちょっちゃけど、住所を教えちくり~」とものすごい宮崎弁で電話がありました。
もう、書いてるの!?
そういえば先週、元郵便局職員の叔父が年賀状を200枚持って来てくれたっけ・・・

来年はいのしし年ですね!身近な年男・年女はwatchan、まめっち、90歳で亡くなった父方の祖父(生きていれば108歳)くらいでしょうか。猪突猛進な年になりそう・・・

写真は夏に旅した滋賀で取ったもの。丸太で作られたいのしし一家。老舗の和菓子店「たねや」の一角に飾ってありました。年賀状のデザインの参考に・・・なります?

最高に美味である

2006年11月21日 | FOOD
祖母が作ってくれた懐かしのお菓子「いきなりだんご」。
熊本県の郷土菓子で、小麦粉を練った生地で生のサツマイモとあんこを包んで蒸したものです。甘すぎない素朴な味で、私の大好物です。食べたこと、あります?

それにしても、変わったネーミング。調べてみると、短時間で「いきなり」作ることができるという意味や、生のいもを調理する「生き成り」の意味があるそう。一般家庭で伝統的に作られています。

いろんな店のいきなりだんごを食べてきた私ですが、ついに一番に出合いました。それは熊本空港2F「松ノ屋」のいきなりだんご。生地が小麦粉じゃなくて米粉なんですね~。だからもちもちして冷めても皮が柔らかいんです。おもしろいおじさん(店主でしょう)とのトークも楽しめます。今回は20個購入。購入後1日しか経っていませんが、すでに家族で10個はたいらげました。家族全員「今までで最高」と絶賛しています。
ぜひ一度ご賞味あれ

■松ノ屋本店  熊本市戸島3-10-25
           ℡ 096-389-1011 

35年ぶりの登場

2006年11月20日 | My Favorite
いとこの結婚式にはキモノで出席しました。
訪問着として着たのは、叔母から譲り受けた中振袖と蝶の袋帯。叔母が35年前に誂え、一度も袖を通していなかったものです。ハレの日に登場できて、キモノも喜んでくれたかな。
帯は二重太鼓をアレンジした飾り結び。落ち着き感に華やかさも加わって好評でした。
ハウスウエディングだったこともあって和装の人は少なかったのですが、あいにくの雨と場内のクーラーでとても寒かったので、冷え性の私としては大助かりでした。