BUONA GIORNATA!

取材や旅、見仏、ヨーガ、読書の日々をつづります

絶品パン

2008年11月29日 | FOOD
自称パン評論家と言うほどにパンが大好きでグルメな職場の先輩からいただいた、アルタイル516というお店の「ハイジのパン 黒豆」=写真=。

それはもう、これまで食べた中で№1といっても過言ではない(パン好きの父・談)おいしさ! ふっくらもちもちの生地、黒豆の軽い香ばしさとほんのりした優しい甘さ! 家族全員大絶賛!!

ハイジのパンには、プレーン、いちじく入りなど何種類かあるみたいです。全部食べてみたいですねえ。

我が家が絶賛するわけには、もちろん、素材が厳選されていることも大きいです。
本当にシンプル。

ネット通販もあるので、パン好きの方はのぞいてみてください。
これはきっと、手土産にも喜ばれますよ! おやつにもいいし、ホームパーティーで出してもいいなあ。

■アルタイル516
 宮崎市宮田町4‐6 1F

 通販はそのまんま百貨店 
 http://www.sonomanma.co.jp/store/bf/altair/

2008

2008年11月26日 | Weblog
2008年を振り返るにはちと早いですが。

今年一年「なまけ年」だったように思うのです。頑張ったというよりは、明らかにのんびりした感じ。

なにより、こんなに水泳を怠けたのは初めてです。
まあ、胃の調子が良くないとか関節が痛いとか、多少体調が悪いときがあったりしたので仕方ないのですが、ちょっと具合がよくないととたんに運動する習慣が遠のく…。いけませんね。ふがいない自分を責めつつ、でも足が向かないということが多かったな。通い始めると、やっぱり楽しいから続けていくんですけどね。

同じ理由で、けっこう陶芸もお休みしました。
ああ、ふがいない。


よかったことは、1年間本当によく本を読んだこと。
のんびり自宅で過ごした分、読書は集中しました。とくに久しぶりに、外国人作家のものをたくさん手に取りました。
ああ、だれか本棚つくってくれないかなー、あふれ出ているよ(←父への訴えです)

それから、仕事はまずまず楽しみながら好きなように編集にいそしんだ気がします。これは取材させてくれた方々と、デザイナーさんのおかげ。

今年もあと1か月。
挽回するぞー(…気分次第だけど)


綾町・工芸祭り

2008年11月24日 | Weblog
毎年、ほとんど欠かすことなく足を運んでいる綾町の工芸祭り。

必ず見るのは、陶器、木工品(家具・テーブル)、漆製品。
今回はほんの40分ぐらいで1周を終え、2週目に突入することなく帰りました。
人出も、盛り上がりも、出品量もいつもより少ないような気がしました。
そしてややマンネリ化?
以前、川のそばの古い体育館であっていたときのほうが良かったかも・・・

それはさておき。

会場で懐かしい人たちに会いました。

高校時代の同級生ふたり。
ひとりは1年生の時同じクラスで、いつも一緒に遊んでいた子。その二人は電撃的(私にとっては)に今年結婚したそうです! すごく仲が良くて、おだやかな雰囲気の新婚夫婦でした。

年月はさまざまな変化をもたらしますが、私は止まったままだなあとまたも実感しました。

天使と悪魔

2008年11月22日 | 
古本屋さんでなんと1800円→105円だったので買ってみました、ダン・ブラウン著「天使と悪魔(上下巻)」。

ラングドン教授シリーズの第1弾(映画では、こちらの方が「ダ・ヴィンチ・コード」の後という設定らしいですが)。

“反物質”とかいうと、理系がまったくダメな私には読むのが苦しいかと思いましたが、なんとか。宗教関係は苦にならないんですけどね。

舞台になっているローマの各教会、いくつかは学生のころに行ったことあるなあ…。でもベルニーニの彫刻とか、全然記憶にない…。

バチカン、枢機卿、コンクラーベ―この辺りは(ルネサンス時代に限るけど)学生時代にはまって勉強していたっけ。そのころ、ローマ法王にスポットを当てた小説としては、塩野七海著「神の代理人」を読んでいたので、10年ぶりくらいに本棚から引っ張り出しました。

ピオ2世、アレッサンドロ6世、ジュリオ2世、レオーネ10世(法王名はイタリア語読みが私にはなじみ深いけど、一般にはラテン語読みがメジャー。ピウス2世とかユリウス2世とか)。
キリスト教世界の頂点にいる彼らの、人間くささや権謀術数が楽しめます。再読せねば。

ラングドン教授シリーズ、うんちくはとても楽しめるのですが、ラングドンのキャラクターがあんまり魅力的でないというか…まあ、いいです。人物描写より謎解きがメインの小説ですから。
果たしてどこまでが真実で、どこが創作なのか分からなくなるのもまた一興。それに、もう1回、ローマを探索したくなりました。

上海から

2008年11月21日 | Weblog
高校時代の友達が一時帰国しました。
日本の病院での健康診断+インフルエンザ予防接種のため。

彼女は大学卒業後、国際線CAとして激務をこなし、私が新聞社を退職したのと同じくらいの時期にCAを辞め、同じようにしばらくプー生活を送り、そしてまた同時期に再就職。中国の杭州勤務を経て、いまは上海で仕事をしています。

ときどき会っては、お互いに同じような悩みを抱えて笑い合ういい友達です。
(同級生に会うと、あまりにみんなが変化しているのに自分がなーーーんにも変わっていないことに驚愕するのです。結婚、出産、家を建てる…といった王道をまっしぐらに進む人たちが大多数のなか、いつまでも仕事と結婚に悩む私たちは異色)


「もー、宮崎に帰りたい!!」
そう何度ももれるほど、中国での仕事は大変なようです。
そりゃそうですよね、仕事の仕方も違うだろうし、国民性も違うし…。

日本人と見るや平気で金額を釣り上げてきたり、打ち合わせをすっぽかしたうえに居留守したり、進行中のプロジェクトをいきなり抜けたり。
なんだか日々がサバイバルという感じ。

添加物中毒騒ぎで安心して食材を買うこともできないなど、日常生活でも困ることがたくさんあるそうです。

それでも、やってみたいアイデアがあったり、中国人との交渉術を身につけていたり、現地の大学で語学講義を受けたりと、華奢で美人な彼女がすごくたくましく見えました。

私と彼女は一見、全然違うタイプ。
でも仕事や恋愛に関してはこだわりや志向が似ています。
宮崎好きなところも(疲れたり行き詰ったりしたとき、明るい太陽、海、山に囲まれることで復活できるから)。

でも、宮崎はなかなか仕事がないよねー。
年齢を重ねると、就職難しくなるしねー。
ここまできたら、好きな仕事がしたいよね。
バイヤーとか! ブックカフェやるとか! 外国滞在のブログやフリーペーパーを始めてアフィリエイトでお小遣い稼ぐとか! 現地の観光局にらうとか!
私たち、いつまで仕事する気なんだろうね…


何年たっても変わらない私たちは、いつ会っても同じような話題を堂々巡り、そしてさんざんしゃべって「さあ、がんばろうね!」とこぶしをあげたのでした。

世界で最も美しい書店

2008年11月19日 | Weblog
そうイギリスの新聞に評されたそうです。

オランダ・マーストリヒトにある800年前に建てられた聖ドミニコ教会をリノベーションした書店です。
雑誌「Pen」に載っていました。

まるで美術館みたい!

2階というのか、上の方にも通路と書棚があって、教会の天井部分が間近で見られるし、カフェスペースには十字架の形のテーブルがあります。

それはもうたくさんの人たちが訪れているとか。

普通の書店でも軽く2時間くらい過ごすから、ここなら一日中いられるかも!
行ってみたいなあ。

脱日常

2008年11月15日 | Weblog
秋が深まり、宮崎も寒くなってきました。

庭の菊がきれい。
父が丹精こめて手入れをした鉢植え。いくつかはお世話になった方のところへお嫁に行きました。

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毎年、秋のテーマは「脱日常」(ようは日々に飽きるだけなんだけど)。
出かけたくて仕方ないから、やれ京都だの、えびので池めぐりだのと毎週のように計画を立てていたものです。
でも、今年はどうしたことか、何の予定もなし。

さらのこの季節はめずらしく、何となく切なくなったりさみしくなったりしがちなのに、今年はそれもありません。

なんだか、もうすぐ近づいてくる楽しいことを待っているような心持ち。

仕事をして、本を読んで、ときどき泳いで、ごはんを作って…普通の毎日を楽しめているからでしょうか。

それに…いま何よりの宿題は「体の引き締め」ですからね…。


週刊・世界の美術館

2008年11月14日 | 
最近、夜な夜な眺めている週刊「世界の美術館」シリーズのNo2.ウフィッツィ美術館=写真=。

このシリーズ、その名の通り世界の名だたる美術館の名品を美しいカラーページで紹介しています。

書店でNo1から全部眺めてみる。

ルーブル、オルセー、エルミタージュ、プラド、ヴァティカン…モネもマティスもフェルメールも美しいけれど、結局何度も見入ってしまうのはルネサンス時代のイタリア絵画なのでした。

ボッティチェリやラファエロの絵は、キリスト教的なのに異教的でもあり、色彩は明るいのに女性がアンニュイな表情をしていたり…。

大学でイタリア語を専攻したのは、イタリア美術が特別好きだったわけでもなくて、本当にこれといった理由がないんです。

ただ、なんとなくロマンス語系(ラテン語から派生した言語)がいいなあ、と思っていたところへ、高校の世界史の先生が「ラテン語に一番近いし、unoはローマ帝国とかルネサンスあたりの歴史に強いからイタリア語がいいんじゃない?」と言われ、しかもそのころイタリアの料理とかブランドが脚光を浴びていたことで、頭の中でGOサインが点滅した、という感じ。

結局、専攻した言葉を持つ国のいいところもダメなところも特別な思いで見てしまうのかもしれません。


PS. I LOVE YOU

2008年11月12日 | 
映画が公開中ですね。

まだ20代前半のアイルランドの女性(しかも首相の娘)が書いたっていうのが気になって、原作を読んでみました。

若くして最愛の夫を病気で亡くしたホリーが主人公。
亡くなった夫から届いた荷物には、毎月1通開けるようにと10通の手紙が― 悲しみにくれてぼろぼろのホリーが、夫のメッセージに、そして友達や家族に支えられて少しずつ前向きに自分の人生を歩んでいく物語。

登場人物が魅力的でした。特に、いきいきとしたホリーの二人の親友。それに、個性的な家族。途中、じわっと涙があふれてくる場面も何度かありました。

ぐんぐん読み進んで…いよいよ肝心要の場面!!
と、そこまで来て、もうがっくり。
せっかく丁寧に、人間関係や主人公の心をかいてきたのに!

ホリーが信頼と好意を抱くダニエルという人がいるのですが、彼はホリーに求愛するんです。悲しみにくれるホリーをあたたかく見守り、支えてきた男性です。
でも、まだ夫を亡くして1年も経っておらず、まだまだ夫を愛していて次の恋に進めない、でもダニエルのことは(恋愛感情か微妙だけど)好き、というホリーが思い悩んで1カ月近く連絡を絶ってしまう。

そうしたら!!
ホリーの親友の結婚式に、ダニエルは元カノと寄りを戻して現れちゃうんですよ!

その展開にもあ然だし、描写があんまりあっさりとしていて、今までの丁寧さはなんだったのーーー、心変わりの早さもありえないーーーとがっくり落胆。

さらに最後の最後。
ホリーの新しい出会い(恋のはじまり?)の場面も安直。はーーー。


同じことを、訳者の林真理子さんもあとがきで指摘していました。


まあ、それでも世界でベストセラーになるだけの小説。
落胆した部分を差し引いても、素晴らしいところがある物語だと思います。

映画の評判は…まわりに聞いたところによると、小説のほうがよさそうです。

Kobipo

2008年11月08日 | FOOD
イスラエル料理店Kobipoで会食。
久しぶりのメンバー、映画や音楽、デザインの話で大盛り上がり!

そしてお料理もすごくおいしかったです。
写真手前の緑色の物体は、ひよこ豆のコロッケの断面。
やさしい味付けで、ヘルシー。
ほかにも、チリコンカーンやクスクス、ラファ(インドのナンみたいなパン)など。ちょっとスパイシーで、豆類やなすがたくさん入っているので胃がもたれることもなく食が進みました。
外の通りが眺められるのもなかなか○!

一言だけ、ヘブライ語を覚えました。
シャローム! 
(平和っていう意味で、こんにちは、とか、さようなら、やあ、のようにあいさつに使います)