Memo 10
《ヨーガ・スートラ第3章 超自然力》
(1)心の集中(ダーラーナ)
思考を特定の1点に集中・安定させること。
(2)静慮(禅定、ディヤーナ)
一つの対象をじっと思い続けること。瞑想。
(3)三昧(サマディー)
ヨーガの終局の状態。
心の能動的な活動や作用は止滅し、動揺がなくなり、空に帰したようになる。
↓
純粋精神(プルシャ)が「観照者(見るもの)」としてそれ自体のうちに安住する(解脱)。
ここでは、純粋精神が完全な状態を回復する(独存)。
※佐保田鶴治先生によると、三昧とは「思考を脱し直観の領域に入ること」とされる。
ヨーガの8実修法のうち、はじめの5つは「行為のヨーガ」に属し、
後の3つ(上記の1~3)は「王ヨーガ/ラージャ・ヨーガ」を構成している。
※ハタ・ヨーガは精神統一実現のための種々の外的手段を総括した名称。
「ハタ」は「力づく緊張」の意味であり、
後代になってから「ハ=太陽」「タ=月」、吸気・呼気という意味付けがされた。
上記(1)~(3)を実行すると、知慧が光り輝き、超自然的能力が得られる。
・過去や未来を知る ・他人の心を知る ・死期を知る ・宇宙を知る
など約30の能力が挙げられている。
また、美しさ、しとやかさ、力、ダイヤモンドの強靱性などが備わり、身体が完成する。
立派な人格者は見事な身体性を持つとされる。
☆春秋社 中村元選集第24巻「ヨーガとサーンキヤの思想」より
《ヨーガ・スートラ第3章 超自然力》
(1)心の集中(ダーラーナ)
思考を特定の1点に集中・安定させること。
(2)静慮(禅定、ディヤーナ)
一つの対象をじっと思い続けること。瞑想。
(3)三昧(サマディー)
ヨーガの終局の状態。
心の能動的な活動や作用は止滅し、動揺がなくなり、空に帰したようになる。
↓
純粋精神(プルシャ)が「観照者(見るもの)」としてそれ自体のうちに安住する(解脱)。
ここでは、純粋精神が完全な状態を回復する(独存)。
※佐保田鶴治先生によると、三昧とは「思考を脱し直観の領域に入ること」とされる。
ヨーガの8実修法のうち、はじめの5つは「行為のヨーガ」に属し、
後の3つ(上記の1~3)は「王ヨーガ/ラージャ・ヨーガ」を構成している。
※ハタ・ヨーガは精神統一実現のための種々の外的手段を総括した名称。
「ハタ」は「力づく緊張」の意味であり、
後代になってから「ハ=太陽」「タ=月」、吸気・呼気という意味付けがされた。
上記(1)~(3)を実行すると、知慧が光り輝き、超自然的能力が得られる。
・過去や未来を知る ・他人の心を知る ・死期を知る ・宇宙を知る
など約30の能力が挙げられている。
また、美しさ、しとやかさ、力、ダイヤモンドの強靱性などが備わり、身体が完成する。
立派な人格者は見事な身体性を持つとされる。
☆春秋社 中村元選集第24巻「ヨーガとサーンキヤの思想」より