BUONA GIORNATA!

取材や旅、見仏、ヨーガ、読書の日々をつづります

雨の演奏会

2007年06月25日 | Weblog
先日このブログでも紹介した、ヴァイオリン&ピアノデュオ「ミール」のミニコンサートに出かけました。

会場は高鍋町にある古い民家「野の花館」。江戸末期に高千穂町にあった民家を移築したそうで、土間と広い板間、縁側がある、なんだか懐かしくて落ち着ける空間。暑かったせいもあるのですが、広い庭にとんぼがたくさん飛び交っていて、ときどきサアッと雨が落ちてくる景色も楽しもうと、雨戸が全部開けてありました。

コンサートのテーマは「雨に寄せて」。ミールの二人が曲にまつわるエピソードなどを紹介しながら演奏が進んでいきます。

椅子に座って。板間に座布団を敷いて。赤ちゃんと一緒に―。30人ほどがみんな思い思いの姿勢で、耳を傾けていました。とてもリラックスした様子で、温かい雰囲気。子どもたちも間近で見る楽器やテクニックに興味しんしんの様子でした。

ドビュッシーの「沈める寺」「ダンス」、ショパンの「雨だれ」、ブラームスの「雨のうた」。仲がいい人による演奏は、普段聴くのと違って、うれしさも感動も倍増!あらためて、こんなに心に響く演奏をするすごい二人だったんだな、と感じました。ほかのお客さんも、優しい表情で大きな拍手を送っていました。

するとミールの二人がアンコール曲を披露。まず、私も大好きな「タイスの瞑想曲」。そして最後にクライスラーの「中国の太鼓」。どちらも素晴らしく、もっとたくさんの人に聞かせてあげたいと強く思いました。

帰るころにはすっかり地元の子どもたちと仲良くなって、一緒に写真を撮ったり、野の花館の庭になっているすももを食べたり。特にこの写真中央の男の子は小学校2年生なのに、すごくしっかりしていて、しかも話す言葉が大人びておもしろい!「~なわけですよね」「ボクが理解するには…」などなど。どこで学んだ言葉なんでしょうか・・・。

ミールの二人は帰るお客さんひとりひとりと言葉を交わしていました。こぢんまりとしていても、時には赤ちゃんや子どもが騒ぐことがあっても、演奏家と聴衆の距離が近くて、温かい。そんな雰囲気の中でリラックスして聴くクラシックは、確かに上流階級のものでもなく、敷居が高いこともなく、身近な音楽として私たちをいやしてくれるものだな、と実感しました。

■次の演奏会
 7月16日(月・祝)15:00から
 野の花館(高鍋町南高鍋)
 入場料 1,000円
 乳幼児同伴OK
 
ぜひお出かけください!

憑神

2007年06月23日 | 
優秀で人柄もいいのに、出世もできず、貧乏で、しかも最愛の妻子と無理やり別れさせられた御家人・別所彦四郎が主人公の「憑神」(浅田次郎著 新潮文庫)。
不幸なことに、貧乏神・疫病神・死神に次々に取り憑かれてしまうのです!
それでも信念に従って、悩みながらもまっすぐに、一生懸命に生きる主人公。琴線に触れるものがあります。
舞台は幕末の江戸ですが、現代に置き換えてみてもいいと思うのです。お金や仕事や老いに振り回される現代の私たちに、ぴりりと苦言を呈しているかのような、目の覚める言葉があります。
もちろん、抱腹絶倒の場面もあり。エンターテイメント作品としても十分楽しめます。


この本が映画化され、今日から公開です。映像も見てみたいものです。

■映画「憑神」公式HP
http://tsukigami.jp/index.html

「いとこ同志」をCheck!

2007年06月18日 | Weblog
今日の宮崎日日新聞文化面に掲載されていた舞台公演「いとこ同志」。
俳優の渡辺美佐子、佐野史郎と大物が2人も出演します。

佐野さんは「冬彦さん」のイメージが強いですが、ミュージシャンでもあるし、最近のテレビドラマではコミカルな役も多く(「喰いタン」の五十嵐刑事とか)、ぜひとも近くで見てみたい俳優さんです。
HPもマニアックでおもしろいうえ、奥様とお嬢さんをすごく大切にしているのが印象的。
数年まえに別の舞台公演で宮崎に来県したときは宮崎市大工町の、ある小さな居酒屋に入り浸り、毎日のように冷汁と地鶏を堪能していたとか…。
きさくでおもしろい方だそうです。

渡辺美佐子さんは年配の女性にすごく人気があるようです。映画「東京タワー」にも出ていましたね。こちらも気さくな方で、さらに宮崎が好きで、なんでも、宮崎の水(霧島裂罅水かなにかでしょうか)を毎日飲んでいるとか。

その渡辺さんと佐野さんがいとこ同士でかつ元恋人という設定のこのお芝居は、幻想的でロマンティックという評判です。しかも渡辺さん演じる女性は作家、佐野さん演じる男性は未来を予知できるが記憶がない特殊工作員、舞台は夜行列車という…なんだか佐野さん、似合いすぎます。

これほど大物が出演するお芝居は宮崎ではなかなか見られません!要チェック!

公演:7月10日(火)19:00~ 宮崎県立芸術劇場
   一般4,500円で発売中 

雨も楽しく

2007年06月12日 | Weblog
梅雨に入っているというのに、もう1週間以上もいいお天気が続いています。
本当に梅雨??と思っていたら、明日からは恵みの雨が降るそうです。

宮崎の雨は激しく、まるでスコール。大粒の雨がざあざあ落ちてきます。
雨は全然嫌いではありませんが(雨が降るとよく眠れる)、服も靴も濡れるのがちょっとユウウツ。それで今年はレインブーツを買いました。

通勤では駐車場から事務所まで10分程度歩きます。エナメルのくつもかわいくていいけれど、靴の中までぐしょぐしょになりそうな気がしたので、雨靴に即決!

今年はレイングッズがたくさん登場していて、傘をはじめレインコートや長靴、ビニールコーティングのバッグがところせましとディスプレイされていましたよ。
特に子供用の長靴はカラフルでほんとうにかわいいのがたくさんありました。
大人用は水玉、花柄、いちご柄、チェック、千鳥格子、色はシックなものからビビッドなものまであって、迷ってしまいました。

これで雨の日のおでかけがちょっと楽しくなるかな。レインブーツがはきたいがために公園に散歩に行ってしまいそうです。

アニマルウイーク

2007年06月11日 | Weblog
先週はいろいろな動物とのふれあい(?)があった1週間でした。

6日(水) 自宅の菜園で野うさぎの赤ちゃん2羽発見
      母うさぎは散歩か狩りか、周辺には見当たらず、カラスに狙われていたため父が保護。体長10センチ。いずれもオス。小さいながら、保護したコンテナから脱走を図ること数回。が、我が家のパトロール犬・ちびたんに確保される。夜になりへびやカラスがいないことを確認し、解放。めでたく母うさぎと再会、感涙のuno一家。…うさぎがこんなにかわいらしいとは!色といい顔といい、ピーターラビットにそっくりなのでした。

7日(木) カラスの狩りを目撃
      会社帰りに駐車場まで歩いていたとき、カラスが並走。「おっ、そちはヤタガラスか」と話しかけて目が合う。正面の街灯にとまりしばし対面。口に何かをくわえているのに気づき様子をうかがうと、それは生きているネズミ。そして…パクッ!!目の前で丸のみしてしまい、仰天。そうか、カラスはネズミも食べるのね、害虫駆除をしてくれているのね。自慢げに飛び去った、漆黒の羽がつやつやしたカラスを見て、また少しカラスのイメージがアップしたのだった。

9日(土) 季節はずれ ツバメ到来
      毎年4月末~5月中旬にかけて3組のツバメ夫婦が飛来、車庫で巣づくりに励む。今年も3組が来訪したが結局赤ちゃんツバメは生まれず5月末に旅立った。が、なぜかまた新しく1組のツバメ夫婦がやってきて巣づくりをしている模様。我が家の甘えん坊将軍・たろう(犬)に恋をしたのか、たろうの周辺を飛びまくりさえずる姿がひんぱんに目撃されている。異常気象が原因か? 

週刊 日本の仏像

2007年06月04日 | My Favorite
うっかり風邪をもらってしまい、部屋でおとなしくしています。
たまたま今日は休み。気が抜けたのか、熱が急上昇!
そんな中、原稿を1本書かねばならず、脳みそから湯気が立ち上りそうです…

ここ数日、眺めている本は「週刊 日本の仏像 第1号」(講談社 290円)。奈良は興福寺の阿修羅像をはじめとする仏像が、美しい写真で紹介されています。
この号は阿修羅などインドの土着の神様が釈迦の弟子になって仏門に入ったという流れから、エキゾティックな仏像が紹介されています。例えば巨大な鳥の「ガルーダ」(インドネシア航空のキャラクターになっている)は日本だと「カルラ」という名前に漢字が当ててあり、顔は鳥、体は人間でいかにも強そうな姿なのです。
全体的に怒りの表情をした仏像、動きの大きな仏像が多く、戦いの神様がついているらしい(?)私の心をくすぐる1冊です。
父も大喜びで読んでいます。次の木彫の参考にするのでしょう!


好評につき

2007年06月02日 | Weblog
さらにほかのジェネレーターを紹介します。

これは言わずと知れた、「ハリーポッター」シリーズに登場するダンブルドア校長。噴出しに「Hottest Summer MIYAZAKI Yeah!」と入れたファンキー(??)なダンブルドアを友人に送ったところ、真夏の宮崎にまったく合わないのがイイという評価をもらいました。

今回はHanaちゃんへのメッセージですよ!

それにしても、いろんな楽しみ方があるものですね。ジェネレーターを考える人はイイ感覚をしています。クスッと笑わせるジェネレーターを今後も期待したいですね。