BUONA GIORNATA!

取材や旅、見仏、ヨーガ、読書の日々をつづります

卒業

2011年03月31日 | Weblog
今日で、卒業。

最後までいろいろあったけど、楽しい4年間でした。

お世話になった皆さん、惜しんでくださったみなさん、励ましてくださった皆さん、ありがとうございました。

次はまた、楽しい仕事を。


明日から、新しい日々が始まります!

空海と密教美術展

2011年03月24日 | Weblog
こ、こ、こ、これは!!!

行かねば!


空海と密教美術展。
(公式Websiteはこちら


7月から東京国立博物館で開催されます。


東寺や金剛峯寺の貴重な品々がーーー!
一堂にーーーー!!

必見。

ヨガと瞑想

2011年03月24日 | Weblog
ヴィパッサナー瞑想というのを聞いたことがありますか?
私はさわりしか知らないのですが、上座部仏教の瞑想法のひとつで、自己を観察する(実況中継する)瞑想の仕方といったらいいでしょうか。

この1年くらいで、興味があって上座部仏教の高僧の方が書いた本を数冊読んでいます。そなかに、ヴィパッサナー瞑想のやり方の基礎が紹介されていて、ときどき実践しています。歩く瞑想、食べる瞑想、というのもあります。


それで、はっと思った。
これって、ヨガに似ている!
瞑想していても、頭の中はおしゃべりしていることが多くてなかなか静かにならなかったりするのですが、そういう自分の思考や感情や身体の様子を客観的にじーっと観察するところが、共通~。


この数週間はほぼ毎日、15分~30分程度ですが瞑想+ヨガをやっています。
休日の午前中は、縁側にマットを敷いて、おひさまの暖かさを背中に受けながら。平日は夜、寝る前に。ヨガは、ただのストレッチになってるかもしれないけど(笑)、ハッチィ先生のレッスンで教わったポーズをいくつか。


ところで、自宅は瞑想するのにすごくいい環境です。
夜は全然音が聞こえないし、朝は鳥の鳴き声に囲まれます。あとは風の音、雨音くらい。田舎だからなんだけど、なんかもう、世間から隔絶しているような、ある意味ではお寺みたいな(笑)。

春分

2011年03月23日 | Weblog
21日は春分でしたね。

誕生日、お正月、節分(旧正月)、春分と、この4カ月で4回目の“新しい1年のスタート”です(笑)。毎月気分が一新されて、しかもやりなおしがきく(笑)。


よ~し、今年も春分マップを作ろう!

カッター、はさみ、テープ、のり、雑誌、写真を用意して。

…ん?
雑誌ってこの1年で3冊しか買わなかったのか~。
それに仏像と宗教画の雑誌しかない…。むむむ。


春分マップとは、宝地図ともいいますが、欲しいモノや行きたい場所などを手作りでビジュアル化するもの。昨年は、欲しいクルマやあこがれの旅行先、ランナーの写真(走ってやせるぞ!の意味)などを雑誌などから切り抜いてコラージュしました。


切り抜く写真って、いまの自分の気持ちが反映されるな~。
いろいろ切ってみて、トーンや色がそろっていてびっくり。

さ、新しい1年。気合いー!

ツバメ

2011年03月23日 | Weblog
3月のはじめ。

毎年帰ってくる(と私が勝手に思っている)2組のツバメちゃんファミリー。

おお!今年も来たね!おかえり~。

と声をかけつつ巣作り&子育てを見守るのを楽しみにしていたのですが…


いなくなっちゃった。



これって、震災が関係しているのでしょうか?

震災で磁場が狂って、渡りのコースが変わったとか?

サミシイ…でもせめて、どこかで元気にしててね!

2011年03月23日 | Weblog
庭を散歩すると、いろんな花が咲いています。
春の訪れを実感。

玄関にはヴィオラやデイジーがたくさん。


ヒヤシンスもキレイ。

ちょっと歩くと・・・

さざんかや


菜の花(山東菜の菜の花。苦くなくておいしい!)、


プラムもたくさん咲いています。


アーモンドも!


ま、庭っていうか…菜園?


花粉症もおさまってきたので、愛犬とうろうろしてみました!

感激

2011年03月21日 | Weblog
東京を拠点に、音楽関連のマネジメントやプロデュース、コンサルティングなどをされている方が、10日間ほど宮崎に滞在されていました。

私が直接一緒にお仕事をする機会はなかったのですが、ときどきいろんなお話を聞かせていただいていました。
気さくで、激務の間もいつも楽しそうに着々と仕事を進めていっている姿が印象的な、ビジネスマン。見習いたいな~。


「今日で宮崎を離れます、お世話になりました」と私にまでわざわざごあいさついただいて「次は5月に来ますね」とおっしゃったので、私もお礼を伝えつつ今月末で退職することを伝えたら…

1時間後。
ジャン・ポール・エヴァンのチョコレートギフトをいただきました。
カードには“お世話になりありがとうございました。また宮崎に参りますので、今後ともよろしくお願いいたします”とのメッセージが。
思いもよらぬことに、感激!


そしてもう一人。
某音楽事務所の社長さん。
「ゆっくり次にしたいことを探すっていうのも、楽しいですよ」と笑顔で励ましの言葉。


退職が決まってからずっと思ってきたのは、わくわく楽しみながら頑張れる仕事をしよう、ということ(これまでの広報・編集の仕事もわくわく感がありました)。
さらに加えて、
人とのつながりがあること、美しいものや人の役に立つことにかかわれること。
そういうのを手がかりに、アンテナがピピッと動いたら挑戦してみようと思っています。

希望がわいてきました!


満月

2011年03月20日 | Weblog
19日の深夜1:00ごろ、庭に出て月光浴。

20日の3:00ごろが満月、しかも今年いちばん大きな“スーパームーン”だったそうです。


この3か月間は、自分の内面との戦いでした。
いろんなことが起こって、たくさん感情のブロックをみつけて、でもなかなかすんなり手放せなくて。
そして連日、震災関連のニュースを見ていて落ち着かない気分でした。
見えないものへの不安、何かを失うことの恐怖。

満月を見上げて、そうしたものを全部手放そうと思いました。

両手を広げて、背伸びをして、全身でお月さまの光を吸い込みました。



ところで、情報は大切ですが、ニュースの見過ぎはいけませんね。
どんどん深刻になる。
どんどん不安が増す。
そう思いませんか?


ニュースを消して、
コメディ映画を観たり、友達と電話したり、好きな音楽を聴いたりして心を軽やかにすること、ほっとすることが大切なんじゃないかなあと思っています。
心に余裕があれば、何か起こったときに冷静に判断しながら動けるんじゃないかな、と。


ちなみに私はBS-JAPANであった、仏師・運慶の「東大寺・巨大四天王像」特集番組を食い入るように見て楽しみました(笑)。
台所にいた母に「え?だれとしゃべってるの?」と聞かれましたが、ええ、番組に向かってしゃべっていましたよ。「あ~、そこ、違う角度から見たいー。もうちょっとカメラ寄せてー」「阿部文殊院!去年行ったよ~。快慶の文殊様、すごく美しいんだよね~」などなど。

それから、庭で春の到来を告げるように、鮮やかに咲いているたくさんの花を愛犬と眺めて、いま穏やかな気持ちでいます。


美しいもの、楽しいものってこんなときだからこそ、必要。

去年、口蹄疫の影響であらゆるイベントが中止になったときに、宮崎県全体がなんだかうつうつとストレスフルな空気に覆われていったのを思い出します。被災者の気持ちを考えると、こんなときに楽しむなんて不謹慎、というのも十分解りますが、文化芸術活動の自粛が増えているいま、できれば続けてほしい、明るい光を届けてほしいと私は思っています。

祈り

2011年03月12日 | Weblog
こんな恐ろしい光景を見たのは初めてのことです。

東北~関東を襲った大地震。

津波が家も車も何もかもを飲み込みながら、すごいスピードで内陸へと猛進する映像には戦慄が走りました。
これはCGじゃない。映画じゃない。現実に身近で起こっていること。


私は学生のころに阪神大震災を経験しました。

当時住んでいたのは大阪府北部で、揺れは震度4でしたが、体が浮き上がり、食器棚は倒れ、地震後のゴーっという音と暗闇のなかでサイレンが響きわたる朝でした。
余震が続くにしたがって、恐怖が増して気が狂いそうでした。一刻も早く、宮崎の家族のもとに帰りたかったことを思い出します。
友人・知人も大きな被害にあいました。

あれから16年経ったけれど、今でも地震があると、それが小さな揺れだったとしても過剰反応してしまいます。


それでも、「地震→津波の恐れがあるから内陸へ、高いところへ逃げなくては」という意識が刷り込まれていなくて、昨日の映像にただただ驚き、恐怖しました。

宮崎にもいつ地震が起こってもおかしくないのです。



いま、この瞬間こうして元気に生きていて、
あたたかく眠れる家があり、十分にごはんが食べられて、
家族や友達や大切な人がそばにいることって、なんて幸せなんだろう。
いま、この瞬間、そばにいる人に感謝の気持ちを伝えなきゃ。
後悔したくないから。


恐怖に包まれて悲観的に過ごしちゃいけない。
私たちにできることは無事を祈り、平和な生活を願い、助け合い、励まし合うことじゃないでしょうか。
こんなときこそ。

みなさんの無事と復興を、心からお祈りしています。

忍び

2011年03月11日 | 
ひさびさに、本の紹介を。

「忍びの国」和田竜著 新潮文庫580円。


1年くらい前に読んだ「のぼうの城」がおもしろかったので、期待しながら読みました。

あらすじは・・・
時は戦国。忍びの無門は伊賀一の腕を誇るも無類の怠け者。女房のお国に稼ぎのなさを咎められ、百文の褒美目当てに他家の伊賀者を殺める。このとき、伊賀攻略を狙う織田信雄軍と百地三太夫率いる伊賀忍び軍団との、壮絶な戦の火蓋が切って落とされた──。破天荒な人物、スリリングな謀略、迫力の戦闘。「天正伊賀の乱」を背景に、全く新しい歴史小説の到来を宣言した圧倒的快作。
(新潮社HPより)


伊賀忍者の無門より、織田軍の武将・大膳がすてきでした。個人的には。

武士と忍びの対比はもちろん、誇り高き“武士”がいる一方で変わり身が早い侍もいるし、狡猾な“忍び”のなかにも情がない、人として欠けた所のある者と、そうでない者がいて。その対比がおもしろかったです。


頭のなかに映像が浮かんでどんどん流れていくようです。うん。映画とかアニメとかになりそう。