BUONA GIORNATA!

取材や旅、見仏、ヨーガ、読書の日々をつづります

江戸のおみやげ

2007年03月08日 | 
豊前街道沿いにある「柏屋籐右衛門」というアンティークと和雑貨のお店に立ち寄りました。
中に入ると、母はもううっとり。
ずっとほしかったという和傘がたくさんあったのです。そして古い家屋のインテリアとして、上手に飾ってありました。なるほど、いろりや和ダンスとよく合います。
和傘の種類は4種類あります。番傘は竹骨に和紙を張って上から油を引いた、実用的な大衆用雨傘です。もっと細くて上品なのが蛇の目傘。舞台で使うのが舞踊傘で、ちょっと派手な色使いや模様入り。最後は野点傘。お茶会などでよく見かけますね。
悩んだ末、朱にぬられた竹骨に深い茄子紺の和紙が張られた番傘を購入した母。内側も精緻なつくりで、2段階に開くことができます。地元に和傘職人さんがいらっしゃるそうです。そしてついでに、どんなふうに飾ったらすてきかと店員さんを質問攻めにする母!大盛り上がり!

一方、私がうっとりしたのは明治時代~昭和初期に使われていたと思われる、大きな木製の看板。かつて商家だった和風ギャラリー兼喫茶店にたくさん飾ってありました。「○○製○○味噌」「○○醤油」「○○塩」と屋号などが太い筆文字で書いてあって、それはそれは立派でした。