BUONA GIORNATA!

取材や旅、見仏、ヨーガ、読書の日々をつづります

灯篭の町・山鹿

2007年03月05日 | 
数日、祖父の家に行ってきました。
そして祖父宅から車で30分の熊本県山鹿市を散策しました。
わりと近いのに、いつも車で通り過ぎるだけだった山鹿市。ゆっくり歩くと、すてきな場所がいくつもありました!数回にわたって紹介します。

山鹿市といえば山鹿灯篭!
景行天皇が九州御巡行で山鹿に入ろうとしたとき、濃霧に阻まれているのを見た里人がたいまつを灯して案内したのが「山鹿灯篭まつり」の由来です。以来、里人は行在所だった大宮神社にたいまつを奉納したそうです。それから時は流れて室町時代。「金灯篭」が作られるようになり、和紙とのりしか使わない精緻な和紙工芸が発達しました。たいまつの奉納は、灯篭まつりとなったのです。

毎年8月16日の夜、「千人灯篭踊り」ではゆかた姿の女性が頭に灯篭をのせ、踊ります。幻想的な光に包まれた夜になります!今年2月の毎週末にも、灯篭のイベントが行われて、通りがライトアップされ、とてもきれいだったそうです。

山鹿市内には灯篭師が専門職人として今も、灯篭を手づくりしています。歩道と車道の間に置かれている石柱や街灯などいろいろなところに灯篭のモチーフが見つけられます。そしてなんと、ポストまで灯篭が頭にのっていました!