海杉ブログ 木材を中心に書き残したいことを投稿します

日々、気づいた事、エクステリアウッドのテクニックを書き綴ります。やりたい時、書きたい時だけ、疲れるので笑笑

山の仕事

2007年08月08日 06時12分07秒 | 森林
山で働く人たちに何とか経済的な支援は、できないものだろうかといつも考えている。もちろん、補助金を出すという考えではなく、もっと、現金収入が得られる方法があるはずなのだが…。

傘地蔵の話でおじさんが町に傘を売りに行って売れずに帰る途中、お地蔵様が雪をかぶっている姿を見て傘をお地蔵様の頭にかけるという話。

現金を得るためには、付加価値を付けたモノを売らなければならない。しかし、よく考えてみれば、まとまった現金を必要な時期があるはずだ。傘地蔵の話も正月の御餅が欲しいということだった。

付加価値を付けるアイデアを生み出す手法は、山にはもない。情報と洗練されたセンスが、山から失われているのだ。

子どもが大きくなると山を離れ、大学に行く、嫁に行く。素晴らしい才能があればあるほど、都会へと行ってしまい、ますます、困難になってしまう。大学や結婚はまとまったお金が必要で山から更に貴重な資金が町へ都会へ流れていく。現実は、厳しいものがある。

現状を嘆いても仕方がない。大切なことは、せめて、資金が都市へ流れないで山に留まってくれる方法を考えるべきだろう。特に教育費は、山を守り、山を育てる人へは、国立大学の費用を免除するのはどうだろうか。何人でも兄弟がいても構わない。山に住んでいるという付加価値が、高騰教育費を国民がシェアしても払う価値があると思うのだが…。

子どもたちに「お前たちの教育費は、この山を守る価値と同じなんだ」と言える父親になってほしい。

日本の中央集権国家は、山のプライドまでも奪い去っていった。山のプライドを取り戻すために何を興さなければならないのか、もう一度みんなで考えてみたい。ふるさと納税は、事後の対策で、決して前向きになることはない。未来に託すには未来の子どもたちなのだから・・。


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