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国立西洋美術館、世界遺産に推薦決定

2008年01月08日 01時05分53秒 | フランク・ロイド・ライト
http://www.yomiuri.co.jp/national/culture/news/20080107it05.htm?from=top
国立西洋美術館、世界遺産に推薦決定

ル・コルビュジエ(1887~1965)

とうとう、近代建築物も世界遺産になるのかと思うと感慨深いものがある。上野の西洋美術館は、建築時に東京中の桶作りの職人が集められ、打ちっ放しの円柱の型枠として作られた。そうだよなあ。R型枠なんてなかっただろうから・・・。

この建物の平面は、シェル(貝)だ。美術品の収蔵が増えること前提として増築できるようにと言う配慮からだ。

もう一人の近代建築の巨匠フランク・ロイド・ライトがR・ソロモン・グッゲンハイム美術館を設計している。同じシェル(貝)の発想だが、こちらの方は、より巻貝の構造に近い。中央のエレベーターから上がって、ぐるぐると回転しながらおりていく構造になっている。これは、鑑賞するための美術館として床が斜めになっているのでまっすぐには鑑賞することが出来ない。

ライトがR・S・グッゲンハイム美術館の収蔵品が、自分の趣味と合わないためにこのような設計をしたのだというエピソードが残っている。こちらも、世界遺産になれば、収蔵品以上の価値が出てくるかもしれない。

ちなみにライトは、この構造の設計は、以前から下地があった。没となった駐車場の建物と同じアイデアだ。駐車場だったら納得がいく構造だ。

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