海杉ブログ 木材を中心に書き残したいことを投稿します

日々、気づいた事、エクステリアウッドのテクニックを書き綴ります。やりたい時、書きたい時だけ、疲れるので笑笑

300年の歴史を閉じる福島邸

2011年06月28日 08時06分16秒 | 古民家
電話が、鳴りやまない!

でも出れない!

もう一度に何百人も押し寄せると説明もうまく出来ませんでした。

お昼頃には、少し気持ちの余裕ができ、説明が終わると拍手までいただき開催して本当に良かったと感じました。

現場の説明では、少しわかりにくかった点もあったと思います。

見学者からの質問がいくつかありましたので答えようと思います。

なぜ?この建物が貴重なのか?

存在自体が、奇跡に近いものなのです。宮崎市の市街化されたど真ん中に現存していたことが・・・。

確かに改築や改装などをしてその不備から保存容態は良くないのは確かですが、人が住んでいるということは、ある意味仕方がないことです。現に見学会の日でも福島さんは、畳の部屋で寝ていました。(10時に前に見せることができなかったのは、そのためです。お約束ですから・・・)

記録がしっかり、残っていなくても形式や様式で江戸時代のモノであることは、はっきりわかります。それが、建物の半分しかないとしても、しっかりしたものが建てられた当時のものであることは、間違いないのです。オリジナルがあることに価値があるのです。

この建物は、近くの工業高校生が、実習として使っていました。江戸の様式、明治の様式が残る建物を一度に学べる場所は、全国捜しても宮崎の福島邸だけだったと思います。文化財としての価値だけでなく、建築業界の未来の業界人としての育成にも大きな貢献を果たしていると思います。

コメント
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