大工さんの技量が此処まで落ちたと言う実例がある。
屋外用のウッドデッキを日本の伝統技術でつくりました。と謳っている。どこかのHPにあるから探してみてください。
屋外の木材に仕口、継ぎ手を使ってしまう。アホな…。
仕口、継ぎ手は、日本の建築の誇る技術だが、屋外の木造、露天での木材仕様には適さない。
「防腐処理をして加工すれば、大丈夫など」と言うだけ何も知らないのだ。
こんなデタラメなことが、堂々とHPに掲載され、販売されている自体に憤りを感じる。
写真は、「束」と言った方が、良いかもしれない。左の束と右の束を比べて欲しい。若干、左の束の方が勾配があり、水に触れない。「水を溜めない」という原則はコレだけでも分かるはずだ。
反対に右の束は、勾配も低い方だし、近くに雨どいもあるため、木口から腐り始めている。
同じことで、仕口や継ぎ手は、どうしても水を溜めてしまうつくりになる。結局、この部分から腐ってしまう。どんな伝統技術も使い方を誤れば、失敗の原因になることを一般に人にも理解してもらいたい。
転じて、プロの大工さんにもこの技術を知ってもらいたし、お客さんにきちんと説明してもらいたいのだ。
もうひとつ、メンテナンスの問題だ。メンテナンスをイコール塗装と考えている人は、コレも間違いだと知ってもらいたい。この話は、長くなりそうなのでまた、別の機会にする。
屋外用のウッドデッキを日本の伝統技術でつくりました。と謳っている。どこかのHPにあるから探してみてください。
屋外の木材に仕口、継ぎ手を使ってしまう。アホな…。
仕口、継ぎ手は、日本の建築の誇る技術だが、屋外の木造、露天での木材仕様には適さない。
「防腐処理をして加工すれば、大丈夫など」と言うだけ何も知らないのだ。
こんなデタラメなことが、堂々とHPに掲載され、販売されている自体に憤りを感じる。
写真は、「束」と言った方が、良いかもしれない。左の束と右の束を比べて欲しい。若干、左の束の方が勾配があり、水に触れない。「水を溜めない」という原則はコレだけでも分かるはずだ。
反対に右の束は、勾配も低い方だし、近くに雨どいもあるため、木口から腐り始めている。
同じことで、仕口や継ぎ手は、どうしても水を溜めてしまうつくりになる。結局、この部分から腐ってしまう。どんな伝統技術も使い方を誤れば、失敗の原因になることを一般に人にも理解してもらいたい。
転じて、プロの大工さんにもこの技術を知ってもらいたし、お客さんにきちんと説明してもらいたいのだ。
もうひとつ、メンテナンスの問題だ。メンテナンスをイコール塗装と考えている人は、コレも間違いだと知ってもらいたい。この話は、長くなりそうなのでまた、別の機会にする。