海杉ブログ 木材を中心に書き残したいことを投稿します

日々、気づいた事、エクステリアウッドのテクニックを書き綴ります。やりたい時、書きたい時だけ、疲れるので笑笑

姉歯物件と林業

2005年12月16日 08時44分42秒 | 経済・社会
構造計算書偽造問題

責任のなすりつけをしている醜い事件になっています。

検査機関が偽装を発見していたらこんな被害はなかったはずで「何のために検査機関が存在しているのか」と言われても仕方がないはずです。

しかし、このような問題(国交省に災い)が起こると必ず、法の改正があります。阪神淡路震災、秋田欠陥住宅問題でも大幅な建築基準法の改正がありました。多分、数年後には、今までと違った法律ができるでしょう。よ~く見てみないと国交省に都合の良い法改正になってしまいます。事件の重大さに託けた法改正であってはならないのです。

今回の問題が、RC造建築物で木造には関係ないと思っていたら間違いです。木造の高層ビルが構造計算上可能なのに余計現実化が難しくなるのではと危惧しています。

建築の構造計算は、制度がされてぎちぎちな計算式通りの硬直化していると思われていますが、実は、柔軟な発想が新技術を生み構造計算によって裏付けられる重要なファクターなのです。

私の想像ですが、今回の事件で多分、構造計算の検査を集約した組織に一元化してくるように思えます。そうなると新技術の開発で生み出されたものが日の目を見にくくなる可能性がでてくるのではと言う危惧をしています。

特にこれからの木材の分野は、建築の構造計算が重要な位置を占めています。未来を見据えた話を法改正の中でしてほしいと切に願います。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする