海杉ブログ 木材を中心に書き残したいことを投稿します

日々、気づいた事、エクステリアウッドのテクニックを書き綴ります。やりたい時、書きたい時だけ、疲れるので笑笑

木材の需要拡大

2005年08月26日 06時19分20秒 | 木材
「木材の需要拡大」と木材業者は、口々に唱えるが、何をしているのだろう??木工教室、パンフレット、木はやさしいという意味の標語、環境にいい、どれも、やっていることは、すばらしいことだが、ターゲットが曖昧で戦略をなしていない。木材を売り込むには、「住宅を木造に」そのためには主婦にと此処までは、考えるのだが、では主婦にどうやって売り込むのかアイデアが、生まれない。「木造は安いですよ」「木は体に良いですよ」だけでは、主婦は、振り向いてくれないのだ。
そこで私は、宮崎県の勉強会のときに、「ファーストトーイ」の制度を県がはじめたらどうですかと進言した。母親の一番大切な赤ちゃんと木を接点に木について興味を抱いてもらう趣向だ。赤ちゃんの初めて触れるおもちゃは、木製のおもちゃをと呼びかけることで孫や友人も波及できるし、まずは、安心を得ることからはじめる。鉄やコンクリートのおもちゃが赤ちゃんにプレゼントできますか?
主婦や母親は、理屈ではない。直感なのだ。
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上崎地区の人々

2005年08月26日 00時22分33秒 | まちづくり・ボランティア
宮崎県の北方町に上崎地区という世帯数20数戸の小さな集落がある。この上崎地区に林道橋が建設されるという。完全な孤立地区だった上崎地区が橋によってつながるわけだ。その想いは、他人である私にもひしひしと感じる。この橋を通じて、何かをしたいと言う想いが、募る一方、アイデアや資金と言う現実の壁に今戸惑いながらも住民が動き出した。とうとう答えを見つけたのだ。それは「地元の杉」を使うこと。新しい公共事業のスタイルが誕生する予感がした。
それは、先進的な都会の発想ではなく、孤立した地区ならではの相互扶助の精神からだった。地区の悲願の橋ができるその橋のために住民自分たちが何をしなければならないのか、激論に激論を重ね、出てきた答えだ。「自分たちでできることは、じぶんたちで協力して行う」今までと同じ行動だ。何も特別なことではない。私は、日本の公共工事の原型に近いこのスタイルが、新しい公共工事のスタイルのような気がしてならない。
このスタイルだったら、多くの方に共感していただき、なおかつ、地方と呼ばれる過疎の村でもできるはずだ。
上崎地区の人たちにひとつだけアドバイスをした。「できれば、橋を渡って来る人たちにも一緒になってできるものを・・・」
今上崎の人たちは、地区外の人たちと何ができるか思案中だ。
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