博士の異常な模型愛

異常な模型愛やら異常なクルマ愛やら。

俊作のHospitality

2012-08-02 06:08:42 | 模型愛
昔はタミヤの工具やらマテリアルはどうも好きじゃありませんでした。自社製品じゃないくせに星付けてえばりくさって売るなと。自社製品を作る上で使うマテリアルや工具はどんなものでも星付けて売る姿勢にがめつい大阪商人をイメージしておりました。タミヤは模型屋さんであってカッター屋さんやエアブラシ屋さんじゃないだろうと。
だがしかしそれは違うのです。まず、星付けて売っても付けなくて売っても値段はほとんど変わらず、多分大して儲からないのです(例えばタミヤだろうがオルファだろうが。ヘッドルーペもタミヤとテラサキで実売価格はアンマリ変わらん)。激しい数の在庫管理になるしね。じゃあ何で売るのか。多分、タミヤは自社商品を製作する上での「何使っていいかわかんない、どうやっていいかわかんない」というユーザーの疑問に真摯に答えているんじゃないかと思います。このナイフどうですか。ダイキャストの下地にはこのプラサフでいきましょう。エアブラシはこんなのいかが、ラジコンのバッテリーがあれば外でも塗装できるからママに怒られないよ、と。だから模型はオモシロイ、だからラジコンは楽しいよと。
そうタミヤの工具は模型屋さんでいつも買える、完全にユーザー目線の良質工具なのです。シャーペンをガ○○○シャーペンと言い張って売るのとは訳が違う。もう、タミヤは模型(あるいはラジコン、ミニ四駆など)の製作に関わる楽しさを一から十まですべて提供しているのです。ある意味においてコングロマリットなのです。
そういう目で見てみると、どの工具も質が高く、値段も適切です。タミヤのかっときゃ間違いない、うーむ、これはセレクトショップだ。田舎モンが都会で洋服買うときにunited arrowsに行くようなもんだ(俺か?)。で、最近はタミヤセンスに完全に寄っかかることも多くなり、このヘッドルーペを買ったのが確か半年くらい前(実兄の家で試着)。双眼なので立体視可能、目線をはずせば通常視野なので慣れればテレビ見ながら作れます、軽くかつホールド感抜群、ヤミツキです。ヘッドルーペ前時代と後でエッジ薄薄や表面処理の解像度が違うので全部やり直しなのが諸行無常ですが(泣)、模型に初めてエアブラシを使ったときのような衝撃がありました。百均で買ったLEDクリップライトを装着すると無敵感倍増です。左に付ければ影が出来ないかと思ったら意外と影になるモンで、今度は左右と真ん中にライト付けようかと思っていますが、気をつけないとarrowsはおろか犬神家っぽくなるのでたまに客観的視点に立ち戻りつつ頑張ります。
コメント
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