博士の異常な模型愛

異常な模型愛やら異常なクルマ愛やら。

月はどっちにでている

2009-07-27 17:43:05 | 模型愛
 ハンガリーGPはHDDに録画、こないだ買っておいたDVD-RW(ようやく地デジ対応買いましたよ)に書き出して出先のパソコンで見ようと思ったら見れない。アタシのパソコンDVD-Rまでしか見れない様子。むう。どうやっても出先で前日のF1が見れない。こうなったらDVD-RW対応プレーヤーを持ち運ぶか。
 しょうがないので先日とある筋からもらったザ・ムーンというベターいタイトルのDVDをパソコンのDVD機能チェックも兼ねてカバンの中から引っ張り出して見ました。
 すません10回くらいポロポロと泣きました。
 前評判で「いいよ」というのは結構いろんな筋から流れてきていたのですが(MGにも載ってたね)、ちょっとやっぱり2時間画面前にいるということが最近出来なくなってきて、宇宙ねー、見とかないとねーとは思っていたのがなかなか手がつかなかったのでした。いやー、感動した。泣きの映画とは思ってなかった。出だしサターンVローンチでいきなり号泣した。どのカットもカッコイイ。音と声と音楽が完璧。アストロノーツしゃべりがうまい!みんなすべらない話。またこれがイワユル男前フィルムで撮影してるのも相まって俳優さんよりカッコイイ。あと年がミンナ70代後半位のはずですが、頭冴え渡っている。すげえ。さすがライトスタッフ。
 ドキュメンタリーなんで演出もへったくれもないんだろうなーと思ってましたがぎっちょん、淡々と控えめですが的確です。カットインと音楽と語りでもう号泣。第1ロケット切り離しのくだりでも号泣。子供からの手紙とか、息子への言葉とかそういうお約束のところでも当然号泣するわけですが(すんなよ)、それよりもなによりも事実という圧倒的な説得力で迫る詳細な、美麗な映像で号泣。感情移入というよりもお寺さんとかでっかい仏像とか雪渓とかそういう物を見たときの感情が増幅された感じでした。
 しかし「ザ・ムーン」ちゅーのはどういうセンスなんでしょう(原題 In the shadow of the moon 派手派手なアポロ計画の舞台裏的な意味?あとは着陸間近にでてくる話と少しシンクロ。いやカッコイイ題よね)。「奇跡の宇宙体験」とか、こういうコピー考えた人って多分本編みてないんでしょうな。売る気あんのかしら。少なくともアタシはなんの予備知識もない状態だったらこの映画見てないと思う。つまんない人生になるところだった有り難う皆さん。
「月」後、の人生がみんなちょっと宗教がかってくるのはしょうがないんでしょうか。アメリカ人しか解らん感情なのか、それとも宇宙体験後のひとはみんなそうなるのか。あとエンドロール近辺の付け足ししゃべりはなんであったんだろう。ちょっと醒めた。無視すればいいのにカッコワリイ。アメリカ人には避けて通れない話題なの?
 だからってレベルの宇宙モノ再販を買うかというと、いや、別に。あれはあの大きさだから良いんであって、ミニチュアに対する所有欲はなし。モノ自体はやっぱりあんまりかっこよくないとアタシはおもふ。機能美、というより即物さの極みといった感じでどうも実にアメリカ的。馬鹿デザインもしくはデザインレス(後者だな)。エンジニアにピニンファリーナ入れとかんとイカンわね。
コメント
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