国鉄フライヤーズ

目指せカネ、ヒマ、若さ

恐ろしや、FRBの資産内容

2010-06-21 01:00:00 | 経済投資
ウォールストリート・ジャーナルのグラフ。

大変なことになってますね。

リーマン・ショックと言われている2008年秋の株価暴落以来、FRBの資産は倍増。
そして増加分の殆ど全てが不動産証券でその額約1兆ドル。
800兆円のアブナイ証券を飲みこんで危機を先延ばししている。

こんなものダダの紙くず。
GSEと言われる住宅公社のフレディー・マックやファニー・メイは救済にもかかわらず
赤字は続き。
第一4半期も80億ドルの損。

政府の追加資金投入止むなしというアフガン戦争並みの泥沼。
そしてこれらの債権は米政府が保証しているので日本や中国が買い入れている。
つまり米国債の別列車。

そんな公社たち。
株価は1ドル以下を彷徨い回復の兆しも見えない。
ついにNYSEの上場を止めるそうだ。

税控除で一息ついていた住宅市場、控除終了の5月の着工は1年振りの大幅減。
ここでも問題の先送り以外に何も見えてこない。

そして世界中の政府が救済資金を投入するたびに安心感が訪れ株価が回復する。
この幸福感はいつまで続くのだろうか。

膨れっぱなしのマネーの世界と違って実生活は厳しい。
アメリカではフードスタンプを給付されている人が4000万人。
日本だって1500万人の近い人が生活保護を受けた。

出口戦略の話は全く出なくなり、思考停止した世界経済は漂流する。
中小国危機、地方政府危機がメガ・バンクや大国の破綻につながる....
ハイパー・インフレや戦争だってあり得ない事ではないでしょ。

そんな悪夢をどうやったら避けられるのでしょうか。

個人ベースではマネー・ゲームなどやめて自分を磨いたり、野菜を作って自己防衛
しかないか。