国鉄フライヤーズ

目指せカネ、ヒマ、若さ

変わっていく中国、立ちすくむ日本

2012-01-11 23:06:50 | 備忘録

(日付変更線に引越してもらって今年からアジアになったサモア)

偽物・犯罪天国、目的のためには手段を選ばない「何でもあり」の国と思われてきた中国。
国が豊かになれば変わるべきところは変わっていく。

ニセモノ天国の中国が激変し始めた
日本アニメの正規版登場で駆逐される海賊版


アメリカ向け輸出で発展してきた中国。
代金の多くが米国債購入という形でアメリカに還流していくところは日本と同じだ。
しかし対米従属の日本と違い、大国として自分の道を突き進んでいる。
戦勝国の一員として国連の常任理事国になったのが1945年。
アメリカの準植民地となった日本と政治・外交面での差が付き始めた。
ポジションが人を作る、の喩えと同じ道理だ。

多くのアフリカ諸国を援助して恩を売り途上国の盟主になると同時に豊富な資源を買い進めた。
バブル時の日本は浮かれてロックフェラー・センターのような勲章に大金を投じたが中国は実を取った。

今またイランの核疑惑という「とんでも」話で、軍産複合体に頭が上がらない日韓が無理矢理に輸入量を絞らされる気配となってきた。
軍事費を削減され商売上がったりの彼らが得意技の危機創造だ。
根も葉もない疑惑で戦争を起こしたイラクの大量破壊兵器シナリオと同じ。
しかしイスラエルが暴発してくれない限り、イランとの戦争をおっぱじめる国力はもアメリカにはない。
ブラフだろう。

そして日韓欧が減らした石油は中国が持って行く。
利権も一緒に。
日本が円の国際化をアメリカの脅しでやらなかった間に中国は人民元での取引をアジアを中心に増やして来た。
アメリカがイラン石油のドル決済を制限すれば日韓はお手上げだ。
しかし中国はイランとの間で人民元、イランリアルによる取引を増やして来た。

自分の足で立ちたがらない国には得るものは少ない。
不退転の決意で増税をするという泥鰌。
国民(選挙民)に辛苦を強いるのは厭わないが、アメリカや官僚組織には全面服従。
やっぱり首相は直接選挙で選んだほうがいいかもしれない。

英米覇権は終わっている。
覇権が中国に移るということでもない。
多極化或いは無極化の時代に入っている。

経済の中心は既にアジアに移っているしいるし今後もその傾向は益々強まる。
インドの人口が中国を抜き世界一になる10年後には世界中のGNPの50%以上がアジアだ。
今年から太平洋のサモアは日付変更線の西側、つまりアジア・太平洋州の方に時間的に引っ越してきた。
なんと英米覇権が明らかになる前(120年前)に戻した。
つまりそういうことだ。

アメリカが韓国を引っ張りこんだ米韓FTA、日本に押し付けようとしているTPP。
ミエミエじゃないか。
俺たちにアジアの果実のおこぼれを食わせろというジャイアンの脅しだ。
アメリカが可哀相だから助けてやるって、ジャイアンはお願いしていない。
ましてや日本の硬直化したシステムを壊すためにTPPという外圧を使うとは何と言う敗北主義、倒錯だろうか。

それを工業品輸出貿易と農業問題、或いは自由貿易と保護貿易というステレオタイプに矮小化し、無知な国民を騙そうとする政官報。
そうじゃない。
21分野でアメリカ流の制度変更を押し付けたいということだ。

英米覇権、経済成長、自由貿易、自由競争、大量生産・大量消費。
戦後の世界をひっぱて来たグローバル主義が大きく変わろうとしている。
いち早くバブルとその崩壊を体験した日本。
世界に先駆けての少子高齢化社会。
今世界中で株、商品、債券のバブルが弾けようとしている。
中国もアメリカも少子高齢化の入り口に入っている。

何も卑下することはない。
自分の脚で立ってビジョンを語ろう。


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