新・空と鷹と鉄の間に

ヒコーキ、ホークス、鉄道好きのブログです。

福が満開、福島へ~8

2015-06-26 19:01:31 | 旅行

快速あいづライナーは春の改正で廃止になり、719系の快速電車に置き換えられてしまいましたが、ふくしまディスティネーションキャンペーン期間中の土日を中心に485系により、あいづライナーの名前を引っさげて走っています。いまやわずかな存在となったかつての国鉄特急電車の代名詞を撮ります。ホームをつなぐ踏切あたりで撮影することにしました。

踏切が鳴動すると程なくゆっくりと電車はやってきました。この駅のポイント通過制限速度は45km/hなのでゆっくりとした速度で通過してゆきます。

通過したあと、後追いも。この485系もどうやら活躍の時期は残り少ないようで、夏休みの臨時列車の運転も決まっていますが、それ以降は未定となっているようです。6両編成で収容力も大きいので秋の紅葉シーズンに再登板するかもしれません。

その快速あいづライナーと隣の更科信号場で交換してきたのが快速フルーティア号。郡山方2両は719系電車改造のフルーティア号で、郡山方先頭車は食堂車形式であるクシ719を名乗っています。この列車では福島県のおいしいフルーツを使ったスイーツを楽しむことができます。一般販売されておらず、びゅう旅行商品として販売されています。郡山~会津若松間2往復が週末に設定され、定期の快速列車、普通列車に連結されて走っています。ちなみに6月までは福島県産さくらんぼを使用したタルトとショートケーキ、7~9月は福島県産桃を使用したタルトとショートケーキを楽しめるようです。


後ろにつながる普通車は719系の原型車両。磐越西線専用に赤べこのキャラクターをあしらった特別バージョンとなっています。ちなみに真ん中の2両はふくしまディスティネーションキャンペーンラッピング車で6両編成に3種類の塗装が施されている編成となっています。
翁島駅で撮り鉄をしたあとは国道49号線にでて帰路につきます。猪苗代湖畔を走り中山峠へと入り、ちょっと横道にそれます。そしてやってきたのはこちら。

旧中山宿駅です。ここはかつては勾配型のスイッチバックの停車場でしたが、1995年の50系客車列車廃止以降は、走る列車が電車ばかりとなりスイッチバックの必要性がなくなったので1997年に中山トンネル手前の本線上に駅は移設され、旧駅は廃止となり放置されていました。しかしふくしまディスティネーションキャンペーンに合わせてホーム跡が整備されて公開されています。駅名標を模した看板や、案内文なども整備されています。

ちょうどやってきた会津若松行き電車をスイッチバックの駅跡から手前の線路は平坦ですが、電車の走る線路は1000分の25という勾配です。電車の通過を撮影してから車に戻り帰路につきます。
磐梯熱海インターから磐越道に乗り、磐越道、常磐道を経由して帰路につきます。途中阿武隈高原SAで昼食と給油。磐越道は走行する車も少なく走りやすかったです。常磐道に入るとさすがに交通量も増え、追い越しなどをかけて走ります。中郷SAでトイレ休憩を挟んで常磐道を走っていると友部を過ぎたあたりから激しい雨に。桜土浦インターから先は50km/hの速度規制。間の悪いことに斜め前方に覆面パトカーが赤色灯を回しながらやってきました。しかしパトカーも80km/h程度で巡航しているので、それについていく形で走ります。この覆面パトカー。いつの間にか赤色灯を仕舞っており、覆面パトカーと知っている前後の車はそのままですが、知らない後続車両はどんどん速度を上げて追い越して行きます。一応50km/hの速度規制中なので、他者に倣ってスピードを上げることはせずに走りました。激しい雨の中慎重に走り、谷田部東PAでトイレと情報収集をしてから、カーラジオを地元千葉のFMラジオ局bayfmに合わせて出発。bayfmは千葉・茨城の交通情報の他首都高速や周辺の高速道路情報も詳しいので、カーラジオの定番となっています。つくばJCTから圏央道に進路を向けます。
圏央道はつい数日前に東関東道とつながったので、首都高速を走るよりかはいいかと思い少し遠回りになりますが選択した次第。さすがに新規開業区間は交通量も少なく快調に走ることができました。大栄JCTで東関東道に入ると、成田空港RWY16L/Rへの最終進入経路の下を通ります。運がいいとか悪いとか人は時々いいますが、B滑走路進入ルートに差し掛かるとジェットスターのA320、さらにA滑走路の進入ルート下ではJALのB767が目の前を横切りました。飛行機好きにはちょっとたまりませんが、よそ見は事故の元。見たい気持ちを振り切って運転に集中します。佐倉あたりでまたも激しい雨に見舞われ、さらに湾岸千葉付近、習志野本線料金所先、湾岸市川インター付近で渋滞に巻き込まれてしまいます。湾岸市川で高速を降りて国道357号線で浦安へと帰着しました。 


福が満開、福島へ~7

2015-06-26 18:37:18 | 旅行

9時半頃にホテルを出発。すぐの五色沼ビジターセンター駐車場に車を止めて、五色沼入口バス停に。

しばらく待っているとやってきたのはボンネットバス。このバスは裏磐梯高原・檜原湖一周をする周遊バスで「森のくまさん」という名前がついています。1967年式のいすゞ製ボンネットバスで、廃油を利用したバイオディーゼル燃料を使用しています。塗装もくまをイメージしたものになっており、方向幕の脇に耳がついています。

宿泊した裏磐梯ロイヤルホテルで折り返してきたところを、五色沼入口バス停で。乗車客がいなかったので停車せずに通過して行きました。
ちなみにこの裏磐梯高原、本物のクマもいるそうで、ホテルの観光案内カウンターにクマ目撃情報もアップされていました。

さて、この五色沼入口バス停。かつては会津乗合自動車の自動車駅だったようで、かつての出札口の跡などが残っていました。そして驚いたのがこの案内図。一体いつのだよって突っ込みたくなるぐらいの古さです。会津若松から会津坂下方面に伸びる現在の只見線が会津線と表記されています。この区間が只見線になったのが1971年。また磐越西線の磐梯町駅が大寺駅と表記されています。大寺駅から磐梯町駅に変わったのが1965年なので、50年以上前のものだと思われます。もちろん新幹線なんてない時代のバス路線図。この路線図を50年以上前の観光客も見ていたのでしょう。
車に乗り込み、磐梯高原をあとにします。磐梯山ゴールドラインを走って山を降りることに。

途中磐梯山の噴火口の跡などが見られるポイントがあったのですが、木に隠れてしまって迫力に欠けているのが残念でした。

こちらも磐梯山ゴールドラインの途中にある幻の滝。普通の滝ですが、地元の人にもあまり知られていなかった滝だそうです。水が涼しげに流れていました。
磐梯山ゴールドラインを降り、磐梯町にでます。そして昨日通った県道を通り翁島駅へ。ちょうど快速あいづライナーと快速フルーティアがやってくる時間なので、駅で撮り鉄をしようという魂胆です。
 


たま駅長死す

2015-06-24 21:03:11 | 鉄道

和歌山県の和歌山電鐵貴志川線の社長代行、ウルトラ駅長の「たま」が6/22になくなっていたことがわかりました。
たま駅長はもともと南海時代の貴志駅脇の商店で飼われていた猫ですが、2006年の和歌山電鐵移管により住む場所がなくなってしまい、困った飼い主が和歌山電鐵社長に相談したところ、2007年に貴志駅駅長として辞令を交付され、貴志駅構内に駅長室まで設けられました。その後珍しい猫の駅長が話題を呼び、スーパー駅長、ウルトラ駅長と昇進。2010年には同社執行役員、2013年には社長代行に就任し、和歌山電鐵ナンバー2の座にありました。
同線を走る電車のうち1編成には水戸岡鋭治氏デザインによる「たま電車」も運転され、その人気から和歌山電鐵の親会社である両備ホールディングス傘下の岡山電気軌道の路面電車や、バスなどにも登場し、両備グループのマスコットキャラとしても活躍していました。
しかしたま駅長も2015年4月で16歳。人間でいえば80歳の高齢猫です。大往生と言ってもいいのではないでしょうか。
和歌山電鐵ではたま駅長の社葬を28日に和歌山電鐵貴志駅にて執り行うそうです。

ご冥福をお祈りいたします。

 

…って猫でもそういっていいのかな? 


福が満開、福島へ~6

2015-06-24 19:18:23 | 旅行

6月21日は早朝に早起きをします。朝食を食べてからホテル前を0645に出発する喜多方駅行きの路線バスに乗ります。路線バスに揺られ0652着の磐梯高原駅バス停でバスを降ります。ここから五色沼自然観察路を歩いてホテルへと戻ります。五色沼はやはり磐梯山の噴火によりできた沼で、それぞれの水質、土壌によって異なる水の色を見せる沼です。

まずは磐梯高原駅バス停近くの柳沼。こちらは緑色をした沼で、魚も生息している沼です。

続いて青沼。その名の通り青色をした沼です。写真に撮るとそうでもないですが、実際に見ると綺麗な青色をしています。

そして瑠璃沼。水晶のような神秘的な青色をした沼で、背後に晴れていれば磐梯山の雄姿が見られます。残念ながら雲に隠れてしまっていますが、うっすらと山体が見えるでしょうか。そしてこの沼にたどり着いた瞬間に記憶が蘇ってきました。ここまで歩いてきても本当に中学生の時に歩いたのかいささか疑問でしたが、この景色を見た瞬間に「あ、見たことある」と思いました。

続いて弁天沼。こちらも青色の美しい沼です。この写真とほぼ同じ構図の写真が中学の卒業アルバムにありました。四半世紀経っても景色は全く変わりませんが、こちらは年を重ねて変わってしまいました。時の流れを実感した瞬間です。

青い色をしていますが赤沼です。水面自体は青いですが岸辺の草の根元に鉄分が付着して赤く見えることからそう呼ばれているようです。

最後は毘沙門沼。五色沼最大の沼でコバルトブルーの美しい水面が木々の間に映えています。この沼ではボートで水面を行くことができます。

毘沙門沼から五色沼ビジターセンターへ行く途中にはこんな碑が立っています。1888年の磐梯山噴火の際に、前年に設立されたばかりの日本赤十字社が初めて災害救護を行いました。そしてそれは世界で初めての平時救護(それまでは戦時救護のみ)となり、 その記念に碑が建てられています。
五色沼散策は予定どおり1時間ほどで歩き、8時過ぎにホテルへ戻って汗を流しに温泉に入ります。そのあとのんびりと支度をして9時半頃にチェックアウトをしました。 


福が満開、福島へ~5

2015-06-24 18:49:58 | 旅行

ホテルの部屋に入りのんびりと休憩をしていると、急に激しい雨が降ってきました。しばらく様子をみようと思い、部屋でごろごろします。16時ごろになると雨が止んだみたいなので、檜原湖一周ドライブに出かけることにします。

裏磐梯最大の湖、檜原湖は、明治の磐梯山大噴火による山体崩壊で川がせき止められてできた湖で、ワカサギ釣りやカヌーなどを楽しむことができます。湖畔を走る県道64号線と2号線を使えばぐるっと一周することができます。途中にある道の駅裏磐梯からは檜原湖の姿も見ることができます。

檜原湖を見ながら走っていると、磐梯山が檜原湖越しに見えるポイントがありました。裏磐梯から見る磐梯山は、猪苗代湖側から見るのと違い雄々しい姿をしています。

山の真ん中あたりが明治の大噴火で山体崩壊を起こしたところで、荒々しい姿を見せています。山には噴火口の跡などが残っています。山のちょっと下の方にある緑色の筋は裏磐梯スキー場で、磐梯山の登山口にもなっています。ちなみにこの磐梯山。現在も火山活動があり、2014年には火山性微動も観測されています。そして噴火警戒レベルは1の火山です。
檜原湖をぐるっと一周してからセブンイレブンで夕食と明日の朝食などを仕入れてからホテルに帰還。あとは温泉にゆっくりとつかりのんびりと過ごしました。