新・空と鷹と鉄の間に

ヒコーキ、ホークス、鉄道好きのブログです。

北の国から2022初秋〜19

2022-11-29 20:26:08 | 旅行

釧路駅に到着してから、たんちょう釧路空港への連絡バスまでの時間を釧路市内の郵便局巡りにあてます。荷物をコインロッカーに預けて、まずは実家から頼まれたいくらの醤油漬けを買いに和商市場へ。いくらの値段も高くなっており、値段にちょっとびっくりしますが、じっくりと品定めをして実家と妹の家族用に買い求めてから郵便局巡り。すぐ横の釧路中央郵便局からスタートです。

幣舞橋そばの釧路フィッシャーマンズワーフまでゆき、郵便局に行った後、釧路川河畔から幣舞橋を眺めます。その後は幣舞橋を渡り釧路川の景色を眺めます。

幣舞橋を渡った先の旧日本銀行釧路支店の建物を見て戻ります。地図上では近場に郵便局があったようなのですが、目の前に立ちはだかる坂道に回れ右して駅の方向へ戻りました。

対岸にはKUSHIROのモニュメントがあったので撮影。最近はこのようなモニュメントを置いてある町が増え、訪れた記念にもなるので、見つけると撮影してしまいます。

幣舞橋の釧路川を渡った先の交差点はロータリーになっているので、道路標識も独特のものになっています。なかなか近隣では見かけないので思わず撮ってしまいました。

釧路駅へ戻って荷物を回収して釧路駅前バスターミナルへ。ちょうど釧路湿原夕日ノロッコ号が発車するところだったので線路端で見送ります。

バスターミナルのちょっと先には、タンチョウをデザインした阿寒バスのエアロクーインが止まっていたので、釧路空港行きバスはあれかと思っていましたが、さにあらず。

時間になってやって着たのはこちらのバスでした。前面にでかでかと空港連絡バスの看板を表示したバスに乗りたんちょう釧路空港へ。市内を走り40分ほどでたんちょう釧路空港に到着しました。

その名の通りたんちょう釧路空港の入り口にはたんちょうのモニュメントが。そのほかにも牛がいたりフクロウがいたりして北海道の空港らしさが出ていました。

温度計を見ると16時過ぎで気温は17度ほど。北海道はやはり涼しく、なんだ帰るのが嫌になります。とはいえ帰らなければ次の旅に出る資金を調達できません。後ろ髪を引かれながら空港ターミナルビルに入ります。
ここたんちょう釧路空港から札幌千歳乗り継ぎで東京羽田へ向かうので、釧路で荷物を預けてしまいます。カウンターでて荷物を預けて身軽になります。

荷物を預けてからお昼を食べていないのでちょっとお腹がすき、何か食べようと思いレストランへ。釧路名物のスパカツを注文してからふと気づくと、保安検査締め切りまで20分余り。時間を見間違えていました。間の悪いことに熱々のスパカツをハフハフいいながらなんとか食べて保安検査場へと向かいます。

帰りの便は札幌千歳行きのANA4876便。もちろんこれだけではなく、千歳で東京ゆきに乗り継ぎます。釧路からも東京直行便がありますが、予約時点で直行便よりも千歳乗り継ぎの方が安かったので予約した次第。飛行機で乗り継ぐのは初めてなので楽しみでもあります。

搭乗便はターボプロップ機のボンバルディアDHC-8-Q400型。ダッシュ8と呼ばれる機材でANAでは唯一のプロペラ機です。登場するとエンジンの真横で視界はあまり望めません。それでもエンジンが回り出すとプロペラの動きが楽しいのでそれはそれでいいのですが。
ほぼ満席で定刻にたんちょう釧路空港を出発。6日間の北海道を離れる時がやって来ました。いや、まだ、北海道内の移動ですが。

離陸するとちょうど夕焼けの時間帯。夕日のオレンジ色の光が雲とプロペラに当たってなんとも幻想的な風景が広がっています。

帯広上空を通過して、新千歳空港には定刻の1755に到着。飛行機は3番スポットに入りました。降機後、乗り継ぎ口へ。乗り継ぎ口で名前と行き先を告げて出発ロビーへと出ます。同じ飛行機からは名古屋へ乗り継ぐ人もいましたが、東京はさすがにいなかったようです。

乗り継ぎの東京羽田ゆきANA076便は8番搭乗口からの出発。歩いて搭乗口へ向かうと間も無く搭乗のご案内の様子。ベンチに座って休憩する間も無く、東京羽田ゆきのB787-8型に搭乗します。
帰りの飛行機もほぼ満席。3列席の窓側ですが、隣も前後も人がいる状態でした。離陸してから疲れているのと、真っ暗な中のフライトなので、羽田空港へのアプローチまでほとんど寝ていました。

羽田空港には定刻の2005の定刻に到着。後方窓側で荷物を預けているので皆が降りた後にのんびりと降機します。降機すると、隣のスポットには鬼滅の刃ジェットが駐機していました。釧路で預けて荷物を受け取って帰路につきます。すでに夢の国行きのバスは終了しているので電車で帰ることに。
小腹が空いたのでターミナル地下のマクドで軽く食べてから、東京モノレールに乗ります。

ちょうど空港快速があったのでそれに乗って浜松町まで行ってJRで帰ることにします。停車していたのはキキラララッピングの車両でした。空港快速に乗って浜松町までゆき、浜松町からはJR山手線、京葉線を乗り継いで舞浜駅へ戻り帰宅しました。


これが、この秋の、北海道での、出来事だ…。
 
 

北の国から2022初秋〜18

2022-11-15 20:09:10 | 旅行
ホテルをチェックアウトしてすぐそばにある網走駅前郵便局へ。

オホーツク振興局管内はカーリングチーム、ロコ・ソラーレの地元なので、あちこちで彼女たちの姿を見ます。どうやら各市町村ごとに顔はめパネルがあるようで、どこに置いてあるのかはわかりませんが、地元の盛り上げに一役買っているようです。

郵便局から駅へと戻ります。網走からは1024発釧路ゆき快速しれとこ摩周号に乗車して釧路へと向かいます。改札口には乗客が並んでいたので、飲み物だけを買って並びます。

並んでいる間に壁に貼られたヘッドマークを。網走駅開業110周年と、石北線全通90周年と何かと周年の多い年です。
発車10分前になり改札が始まります。我先にと列車に向かうのはいい年をした中高年。その領域に差し掛かっていますが、あまり急がずに列車へ向かいます。


車両はキハ54型ですが、ルパン三世ラッピング車両でした。釧網本線と車両が共通運用されている花咲線(根室本線)の走る浜中町は、先ごろお亡くなりになられたモンキー・パンチ先生の出身地で、そこを走る列車に代表作のルパン三世のラッピングがされています。そのため遠く網走の地にもやってくるようです。進行方向とは反対側の向きの座席ですが、なんとかオホーツク海側に座ることができました。
座席がほぼ埋まった状態で網走駅を定刻に発車。ほとんどが釧路まで乗り通すものと思われます。

オホーツク海側の席なので、網走を出るとオホーツク海を見ながら走ります。知床連山の姿も朝から比べるとはっきりしてきたようです。

知床への玄関口、知床斜里に1108に到着。ここで2分停車して釧路からやってきた快速しれとこ摩周号と行き違い。こちらもあちらも快速となっていますが、通過するのは1駅だけのほぼ普通列車のようなものです。1111に知床斜里を発車。

知床斜里を出ると斜里岳が車窓に現れます。駅間はほぼ畑と原野という北海道らしい景色の中を列車は走ってゆきます。さすがに6日目の疲れも出たのか、あるいは昨年も乗っているからか、はたまたディーゼルカーに乗っているのか何かはわかりませんが眠たくなってしまいついついうとうとしてしまいます。摩周までは記憶があるのですが、その先標茶まであまり記憶がありません。

学生時代の旅行でこの先の塘路駅から歩いてこの茅沼駅までやってきて列車に乗った懐かしい駅。タンチョウのくる駅として有名な駅です。この茅沼駅から先、列車は釧路湿原の中を走ってゆきます。

釧路湿原の車窓は釧路行きでは進行方向右側に広がるのですが、茅沼ー塘路間では釧路湿原の中に築堤が通って線路が走っているので一部左側の車窓にも広がります。車窓を見ながら思うに、列車に乗っていても茅沼と塘路の間の距離は結構あり、若いとはいえよく歩いたなあと思います。

そんな若かりし頃に想いを馳せていると、釧路湿原観光の中心地的存在の塘路駅に1303に到着。釧路湿原観光をしてきたと思われる乗客も何人か乗車しました。塘路からは釧路湿原の風景は完全に反対側の車窓となります。

駅から少し行ったところに釧路湿原展望台のある釧路湿原駅を発車しても、列車は釧路湿原の中を走ってゆきますが、この辺りで釧路湿原の眺望がいいのは反対側の車窓。緑の木々を眺めながら過ごし、やがて町が見えてくると終点の釧路。釧路には1334に到着します。
 
 

北の国から2022初秋〜17

2022-11-09 18:56:19 | 旅行
だいぶ間が空きましたが、構わず続けてゆきます。
9/22。北海道最終日の朝。6時前にホテルを出て網走バスセンターまで歩きます。早朝で冷え込んでいて吐く息が白いのには驚きました。
網走バスセンター0615発小清水ゆきの路線バスに乗ります。路線バスですが、やってきたのは女満別空港連絡バスに使われる高速タイプのバス。乗り込んだのは1人。市内で一人乗ってきましたが、丘の上の住宅地で下車してゆき終始乗客は一人っきりでした。この路線は小清水町から網走市内や網走駅への足となっている路線。早朝のこの便は網走駅前発ではなく、車庫のある網走バスセンター始発なので回送がわりの営業便なのでしょう。

0636着の北浜駅前で下車。昨年もやってきた駅ですが、今年もまたやってきました。

網走バスセンターからの路線バスに乗ると、網走0641発の釧網本線の列車より早く着くというのが、北海道時刻表で読み取れたので乗って見た次第。バスに乗ったのが一人だったので、誰もいないかと思いきやレンタカーが止まり1人いました。列車の到着までしばらく時間があるので駅の中をぶらぶらします。昨年も見た駅ノートを眺めてしばし時間つぶし。


バスでやって来たのは北浜0657着の釧路行き列車を展望台の上から撮影しようという魂胆。オホーツク海をバックに走るディーゼルカーの写真は結構有名です。冬になると背景の海に流氷が押し寄せそれはそれは大騒ぎになるようで。釧路行きからも数人が下車。昨年は私一人だけが下車したので、やはり人の流れが戻ってきているということでしょうか。

釧路行きの姿を見送ればあとはすることもなく、網走へ戻る列車を待ちます。列車で来た人たちは写真を撮ったりお忙しそうです。こちらはうっすらと見える知床連山の姿を見つつ波の音を聞きながらぼーっとします。

北浜0715発の知床斜里発北見行きに乗って網走へ戻ります。平日なので網走へ通学する高校生が乗っていました。網走へ戻りホテルへと戻ってから朝食を食べてのんびりとします。当初は9時前に出発して網走市内の郵便局でも巡ろうかと思っていましたが、さすがに北海道滞在6日目の旅の疲れが出たようで、時間までのんびりすることにします。

部屋からはかろうじて網走駅が見え、到着したキハ40が入れ替え作業をしているのが見えました。支度をして9時半過ぎにホテルをチェックアウトして出発します。