5/5日は日曜日。四季島が1泊2日に行程で会津にやってくる日です。早朝4時前に起きて支度をして、まだ真っ暗な中猪苗代を出発。勝手知ったる道を走って喜多方市山都を目指します。走っていくうちに夜が明けて、会津盆地へと下ってゆくと、遠くに雪をかぶった飯豊連峰の姿がきれいに見えました。1時間ほどで喜多方市山都の一ノ戸川橋梁に到着。5時過ぎですがすでに撮り鉄の姿がいました。いつもの場所に車を止めてしばし休憩していると、会津若松から野沢へ向けて回送列車が通過してゆきます。
回送列車の後に新潟行きの始発列車が通過します。この列車が山都駅で四季島と交換してくる列車なので、この列車の通過前に車から出て撮影ポイントを決めます。遠くに見える飯豊連峰もフレームに収めるポイントで撮影。
ほどなくして四季島がゆっくりと姿を現しました。日の出を迎えたばかりの青空のもと、ゆっくりと四季島が通過してゆきます。
カメラをふって飯豊連峰との絡みも。喜多方で朝のお散歩タイムがあるようなので、乗客の皆さんは起きておられるのでしょうか。きれいな景色を楽しまれたことでしょう。
四季島の撮影を終えて猪苗代へ戻り、帰る支度をして9時半ごろにチェックアウト。とりあえずお昼前に猪苗代を通過する四季島を撮影してから帰ることにします。そうは言いながらもしばらく時間があるので、車を走らせて翁島駅へ。
翁島駅は無人駅ですが、駅から磐梯山の姿が望めるのでお気に入りの駅です。駅前には桜の花も咲いていました。
ちょうど郡山行きの普通電車がやってきたので、磐梯山とともに。ちなみにこの辺りの県道には磐梯山眺望スポットがあり、同じような磐梯山を見ることができます。
四季島は翁島ー猪苗代間で。磐越自動車道の脇の道の邪魔にならないところに車を止めて撮ります。田んぼはまだ代掻きをしたばかりですが、磐梯山をバックに通過してゆく四季島を撮影しました。秋になれば稲穂の海の中を通過してゆく姿を撮ることができるのですが。
振り向いて通過してゆくところを後追い。10両編成はやっぱり長いです。
猪苗代駅で停車している四季島を追い越して、川桁駅方面へ。すっかり走り慣れた県道から川桁カーブを見ると、笑ってしまうぐらいの撮影者が並んでいたので通過して、県道を下り一つ先の関都駅へ。関都駅でも四季島を狙う寸法ですが、会津若松行き普通列車に時刻変更と着線変更がかけられ、四季島と関都駅で交換するようです。
普通電車の影になってタイミングを計るのが難しいですが、走行音と勘を頼りにシャッターを切りました。
そして四季島は軽やかに通過してゆきました。
会津若松行きの発車を見送ってから車に戻り、帰路へと着きます。
連休も終盤になりUターンラッシュが予想されたので、猪苗代からはひたすら一般道を走る作戦に出ます。猪苗代湖を半周して郡山市湖南町から国道294号線を南下。天栄村の道の駅季の里天栄でトイレ休憩をしてから白河市へ向けてさらに南下してゆきます。白河市へ入りJR白河駅近くの白河小峰城の駐車場へ車を止めて再び休憩。白河小峰城は以前見たことがあるので、トイレだけ借りて出発します。
白河市からは旧国鉄白棚線沿いに磐城棚倉まで行き、水郡線に沿って走る国道119号線で水戸へ出ることに。白河を出発したのは14時半ごろだったので水戸市には17時ごろ到着すると予想して車を走らせます。白河から棚倉へ向かう国道289号線を走ります。旧国鉄白棚線の線路跡はJRバス専用道に転用されている区間もあるので、廃線跡が比較的残っており、国道から見える部分もあります。そんな景色を見ながら走ると棚倉町で国道119号線に入り南下します。今度は水郡線の線路が国道に沿って見えます。道の駅はなわ天領の郷でトイレ休憩。
道の駅を出発してからもひたすら国道119号線を南下。久慈川、水郡線、国道の三点セットが絡み合いながら走り、水郡線からも見た風景の中を走ります。矢祭町を過ぎると県境を越えて茨城県大子町へ。茨城県に入るとなんだか帰ってきた感じですが、水戸まではまだまだ。山間を抜けて常陸大宮市へ出ると水戸は間近。那珂川を渡って水戸市街地にほぼ17時過ぎに到着。自分でもびっくりするぐらいの時間感覚です。
水戸からは国道51号線を下っていくのですが、初見の道でどう行ったほうが良いのかよくわからないので、とりあえずJR水戸駅を目指すことにします。結果的には遠回りになったようですが、ナビの地図と勘を頼りに車を走らせると水戸駅前へと出ました。駅前で51号線方面へ進路を向け、無事に国道51号線に入り南下。途中で給油をしてからひたすら走ります。大洗からはつい先日通った道。次第に暗くなっていくと同時に渋滞もあちこちで発生。しかしなんとか19時前に鹿島神宮駅付近を通過。この先にある道の駅いたこで夕ご飯でも…と思い、道の駅へ寄るとなんと19時で閉館。トイレだけ借りて東関東道潮来インターから高速に乗ります。連休終盤で東関東道も湾岸市川を先頭に宮野木JCTまで渋滞している様子。そこで大栄PAによってコンビニで夕ご飯を買って再び走ります。走っているうちに渋滞も短くなってきたようで、湾岸千葉までほぼ順調。習志野本線料金所付近から渋滞が始まり、湾岸市川インターまで渋滞の中の走行。それでも他の高速道路とは違い距離も短いし、勝手知ったる千葉の道なのでなんとなく違った感じがあります。湾岸市川インターで高速を降りて国道357号線を走って家にたどり着いたのは20時半ごろ。ようやく帰ってきました。
仙台駅に着いてから、駅前のバス乗り場から仙台市営バスに乗り、メディアテーク前で下車。せんだいメディアテークに寄り道します。せんだいメディアテークは仙台市の複合施設で、仙台市民図書館をはじめギャラリー、ミニシアターなどがある、仙台市のアート発信基地となっています。
せんだいメディアテークの前の通りは有名な定禅寺通り。杜の都仙台を象徴する通りとしても有名です。また仙台市で開催される主なイベント(仙台青葉まつり、仙台七夕まつり、みちのくYOSAKOIまつり、定禅寺ストリートジャズフェス、SENDAI光のページェント)の会場ともなっています。仙台駅へ戻るバスの時間まで少しケヤキ並木の道を散歩しました。
仙台駅へ戻り1430発白石行き普通電車に乗ります。1457着の槻木で下車。
槻木からは阿武隈急行線に乗車。阿武隈急行線は旧国鉄丸森線転換路線と未成線を引き継いだ路線で、槻木ー丸森間は旧国鉄丸森線、丸森ー福島間は新規開業路線です。転換時にはキハ22型気動車での運転でしたが、全線開通の際に交流電化され8100系電車により運転されています。
列車はその名の通り阿武隈川沿いを走ってゆき、車窓にも阿武隈川の景色が広がります。槻木で乗り換え時間が少なく阿武隈急行線の切符を買わないで乗車しましたが、梁川から車掌さんが乗ってきたので車掌さんから乗車券を購入します。IC乗車券化やワンマン運転で車掌さんからきっぷを買うこともあまりなくなりました。
列車は1時間ほどで福島盆地へ。1618に福島駅に到着。朝方福島交通飯坂線に乗ったホームの反対側に電車は到着しました。
福島駅ビルで夕ご飯を買ってから車に戻り、福島市を後にします。帰りも国道115号線で土湯峠を超えて猪苗代へと戻ります。あまり意識していませんでしたが、前日とほぼ同じぐらいの時間でした。峠を越えて猪苗代町に入り、吾妻地区で県道に入ってホテルへと戻ります。このあたりはすっかり慣れてしまったようです。
18時ごろに部屋へ戻ると窓から見える夕焼け空がきれいでした。木々に隠れていますが、猪苗代湖の湖面も見えます。夕焼け空をみて、福島駅で買ってきた夕食を食べて温泉に入り、早めに寝ました。
福島0840発郡山行き普通電車に乗ります。仙台方面から到着した5両編成の701系電車の前3両が郡山行き、後ろ2両が折り返し藤田行きとなっていました。郡山行きに乗り0904着の二本松で下車。マンホールを探しつつ二本松市内をぶらぶら歩きます。さすがに二本松城まで行く時間はなく、二本松城大手門跡まで行って駅へ戻ります。二本松0948発の福島行きで戻りますが、郡山駅で乗り継ぎ列車遅れのため遅れて運転しており、5分ほどの遅れで到着しました。このあたりの情報はJR東日本アプリ内のどこトレで確認できます。福島にも遅れて1015ごろに到着。乗り換えは1040発仙台行き快速仙台シティラビット3号ですが、GWでなんとなく混んでいそうな予感がしたので、自然に新幹線乗り場へ足が向いていました。
仙台までの自由席特急券と乗車券を買って1025発盛岡行きやまびこ43号に乗車。E5系+E6系の17両編成で、E6系の普通車は自由席なので、E6系の空いている自由席号車に入ります。乗ってしまえば新幹線。白石蔵王を通過する列車なので席を温める暇もなくあっという間に仙台。1047に仙台に到着。仙台からは再びフリー切符に戻り1056発仙台空港行きに乗り名取へ。2両編成の電車は途中にあるショッピングモールへ向かう人や仙台空港へ向かう人で混雑していました。
名取駅前でマンホールを撮ってから1134発の快速仙台行きに乗ります。この電車は仙台空港からくる電車ですが、2両編成に航空旅客やレジャー客などが混じり大混雑。車両運用の都合でしょうが、休日は増結するとかもう少し柔軟な運用ができないものでしょうか。と、JRに求めても致し方ないことかもしれません。仙台に1144に到着。
仙台からは仙石線に乗ります。地下の仙石線ホームへおりてゆき、1151発高城町行きに乗ります。仙石線は元山手線の205系電車が走っており、4ドアの通勤電車になんだか急に旅先から戻って着た感覚があります。
1213に高架駅の多賀城に到着。多賀城は古代の城柵の多賀城跡や多賀城政庁跡など古代の史跡が残っているのですが、多賀城駅からは遠く、むしろ東北本線の国府多賀城駅の方が近そうです。そこで多賀城駅から国府多賀城駅まで歩いてみることに。しかしこの日は5月にしては珍しく暑い日で、歩いているうちに汗が噴き出してきます。しかし日陰で風が吹けば涼しいので無理せずにブラブラと歩きます。20分ほどの歩きで国府多賀城駅に到着。ここでお腹が減ったので駅近くにある東北歴史博物館にお邪魔して見学をせずに、休憩所のようなところでお昼ご飯を食べます。お腹を満たしてから国府多賀城駅へ。
国府多賀城1319発の仙台行きになんとか間に合い乗車。東北歴史博物館は多賀城政庁跡とともにいつか訪れたいと思います。1334に仙台に到着。
5/4は早朝5時前に起きて温泉で朝風呂を楽しんでから、6時前に宿を出発。前日も越えた土湯峠を越えて福島駅へ。
前日にさくらんぼ東根駅で買ったのは小さな旅ホリデーパス南東北版。福島・宮城・山形の東日本会社線の普通列車に一日乗れるきっぷですが、東北新幹線は範囲外になっています。宿近くの磐越西線川桁駅もエリア内ですが、通過する電車もあるのと、郡山を経由して時間のロスになりそうなので、峠を越えて福島駅から乗ろうと思った次第です。
国道115号で土湯峠を越えて福島駅東口には7時前に到着。駅近くの駐車場に車を止めて、まずは福島交通飯坂線に乗ります。
福島交通飯坂線は福島駅と飯坂温泉を結ぶ鉄道で、この春に元東急1000形の車両に置き換えられました。ちなみに置き換えられた先代は元東急7000形、先先代は元東急5000型と東急からの譲渡が続いています。先頭車改造されていますが、8両編成から2両編成をいくつか作るので致し方ないこと。「いい電」のヘッドマークがアクセントになっています。個人的にはパンタグラフが先頭についている「前パン」がいい感じです。
福島0712発の電車に乗り、元東急1000形のVVVF音を聞きながら過ごし0734に終点の飯坂温泉に到着。つい2時間ほど前に朝風呂を浴びてきているので、足湯でもと思い早朝の温泉街を歩きます。
こちらは飯坂温泉の公衆浴場で、飯坂温泉発祥の地である鯖湖湯。早朝ですが建物の中からは朝風呂を浴びている音がします。足湯はこの辺りにあるはずですが、ぐるっと回っても見当たりません。どうやらなくなってしまったようです。仕方がないので駅へと戻ります。
飯坂温泉のホームからは吾妻小富士の姿が。富士山を思わせるこの山の姿は、福島盆地からよく見られ、東北新幹線の車窓からも見られます。
飯坂線の電車の貫通路や運転席後ろには暖簾がかかっていました。電車に乗ってきた道を戻り福島駅へ。福島へ近づくにつれて乗客も増えて、混雑していました。福島駅からはJRに乗ります。