波田駅1435発の新島々行きに乗って終点新島々駅へ。
上高地の観光シーズンも終わっているので、閑散としている新島々駅です。すぐに折り返すのもなんなので、島々駅まで通じていた廃線跡でも確認しようかと、歩いてみますが、途中踏切の跡らしき小道まで行ったところで廃線跡は国道に飲み込まれたようなので、来た道を戻ります。
新島々駅前には廃駅となった島々駅の駅舎が移築されて観光案内所となっているようですが、長いこと空いている様子もなく、このまま朽ち果てて行きそうです。
新島々駅へ来たのは今から25年以上前。まだ高校生の頃にやってきました。その頃には元東急5000系が走っていました。25年過ぎてもこの駅の景色はほとんど変わっていません。1555発の松本行きに乗って戻ります。
松本からの帰りは1658発のスーパーあずさ28号。E351系での運転です。時間があったのでアルクマそば他を買ったり、帰りの夕ご飯を買ったりします。
早めにホームに出て新宿からの折り返し電車を待ち受けます。新型電車も登場し、3月での引退も決まっているE351系電車。中央東線では振り子式電車の効果もあまりなかったとみえ、当車限りとなってしまいました。
車内清掃も済んで乗車。1658に松本駅を発車。土曜日ですが空席の多い状態で発車しました。停車駅の少ないあずさ号だからでしょうか。隣が来ないうちに夕ご飯を食べてしまいます。
松本の駅弁業者イイダヤ軒調製の櫓膳弁当です。信州の食材が入り、松本城月見櫓で食べるようなお弁当をイメージしているそうです。美味しくいただきました。
上諏訪を出ると小淵沢、甲府にしか止まらないので本を読みながら振り子式電車の走りを楽しみます。カーブに入ると車体が傾斜する様は振り子式電車独特の挙動。塩山を通過して勝沼ぶどう郷への甲府盆地を見ながらの登り勾配は、車体の傾斜も相まって離陸旋回をする飛行機のようです。
暗い中でも車窓を楽しんだり本を読んだりしていると、2時間38分はあっという間。終点新宿には1936に到着しました。
このあと松本までもう一走りする電車をみて、新宿から地下鉄を乗り継いで帰りました。