新・空と鷹と鉄の間に

ヒコーキ、ホークス、鉄道好きのブログです。

福岡への旅~10

2015-06-05 21:00:28 | 旅行


九州鉄道記念館を出てから門司港レトロ地区ををぶらぶら歩きます。こちらは北九州銀行門司支店。旧山口銀行門司支店の建物で、最近山口銀行から北九州銀行に移管されたようです。重厚な石造りの銀行建築が目を引きます。

門司港駅前にある旧門司三井倶楽部。何度か門司港には来ていますが、入ったことはありません。この建物、駅側から見ると洋館建築ですが、裏側に回ると和風建築が現れる、和洋折衷の建物になっています。

ブルーウイング門司から旧門司税関を望みます。門司税関の横の広場ではクラシックカーのイベントが行われており、古い乗用車を愛するオーナーさんご自慢の車が並んでいました。つい先月、トヨタ博物館で見てきたような車が並んでいました。海風が吹いていて気持ちいいのですが、いかんせん日差しが強く暑いので、ぐるりと門司港レトロ地区を一周して駅へ戻ります。

ホームの横の留置線にはこんな並びが。鉄的には新旧の近郊形電車の並びに非常に萌えてしまいます。

東日本では引退して久しい415系電車もこちらではまだまだ現役。下関ー門司間にデットセクションがあるので、そこを走れる交直両用の電車が登場しないと引退はなかなか難しいのでしょう。懐かしの国鉄形3ドア近郊形電車の姿をじっくりと観察して、1119発荒尾行き快速に乗り小倉へ。

小倉駅で下車。小倉駅近くのマクドで早めの昼食を食べて、荷物を回収してから1221発博多行き特急きらめき11号に乗り博多へ向かいます。

九州で乗る最後の特急列車ということでグリーン車を奮発しました。とはいえ、4枚きっぷに1,030円追加するだけでグリーン車に乗れるので、そう奮発をしたという感覚はないのですが…。指定席料金と520円しか違わないので…。


この短区間でグリーン車に乗る人はいないと見え、小倉発車時点でも貸切状態。一人がけの座席のリクライニングを思いっきり倒して九州の景色を楽しみます。戸畑、黒崎、折尾と停車しますが、乗ってくる人はおらず、最後の停車駅赤間を過ぎて車掌さんがやってきましたが、乗客は誰もおらず、結局博多駅まで貸切でした。博多には1310に到着。博多駅でお土産を買ってから地下鉄で福岡空港へ向かいます。 
 


福岡への旅~9

2015-06-05 19:00:00 | 旅行


門司港駅からまずは九州鉄道記念館へ。元九州鉄道本社であった赤煉瓦の建物を利用し、門司港運転区に沿った線路に、九州ゆかりの車両を保存展示しています。
 
クハ481-603。クロ481として新製されましたが、のちにグリーン車から普通車に格下げ改造された車両です。車内は簡易リクライニングシートが並んでいます。この簡易リクライニングシート。国鉄末期からJR初期にかけて特急に採用されていたシートで、ちょっとでも気を抜くとリクライニングが戻るシートでした。また14系座席車にも使用されていたので、夜行急行などでお世話になった座席でもあります。

クハネ581-8。と、原型の寝台電車581系の形式で保存されていますが、実態は国鉄末期に近郊型化改造された715系の形態で保存されており、寝台電車のボックスシートとロングシートが混在した姿で保存されています。これはある意味で貴重な存在でもあるのですが…。なお、来年開業予定の京都鉄道博物館には原型の583系寝台電車が保存される予定です。

開館後に加わった14系寝台客車。長年九州特急で使用されていた客車で、末期ははやぶさ・富士で使用されていました。車内も現役末期のモケットで保存されています。 このほかにもキハ07形や、関門トンネル用にステンレスで製造されたEF10形電気機関車や、C59形蒸気機関車、9600形蒸気機関車、ED72形交流電気機関車など九州で活躍した車両が保存展示されています。またクハ481形RED EXPRESS、ED76形電気機関車、EF30形電気機関車の先頭部も保存されており、こちらは運転席に座って運転機器を操作できます。

久しぶりの訪れた九州鉄道記念館ですが、暑かったので保存車両をざっと見て、本館の企画展示や常設展示をぐるっと見て回るだけで出てきてしまいました。こんなに暑くなるのであれば、扇子を持って来ればよかったと少し後悔です。 


福岡への旅~8

2015-06-05 18:44:03 | 旅行

5/31は少し遅く起きてのんびりとします。ホテルの部屋からは新幹線の高架橋が見え、新幹線が通過していく音やその脇の在来線電車の音が聞こえます。東京行きのぞみ2号がやって来る音を目覚まし代わりに聞きしばしゴロゴロ。無料朝食が付いているので、7時過ぎにおにぎりと簡単なおかずの朝食をいただきます。


朝の支度をしながら部屋から撮り鉄。ガラス飛散防止用の網目が入ってしまいますが、そこはホテルの部屋からということで妥協します。9時頃にホテルをチェックアウト。とりあえずコインロッカーに荷物を預けて門司港へ向かうことにします。0916発門司港行き普通に乗ることに…。

小倉駅から乗った門司港行きの普通電車は、門司港レトロラッピングの811系電車。あまりの引きの良さにただただびっくりするばかりです。0929に門司港駅に着いてからそのラッピング電車を撮りました。ホームの木製の柱と相まってレトロな雰囲気が出ています。


門司港駅の駅舎は現在解体修理中で見ることはできませんが、頭端式ホームのミニ鉄道公園越しの列車は見ることができます。この光景、門司港駅らしくて好きな景色です。数少ない門司港始発の特急きらめき号を撮ってから駅の外に出ます。