新・空と鷹と鉄の間に

ヒコーキ、ホークス、鉄道好きのブログです。

小田急ロマンスカー乗り鉄〜2

2023-06-20 19:03:07 | 鉄道

小田原から乗る4本目のロマンスカーは1059発地下鉄千代田線直通のメトロはこね20号地下鉄北千住ゆき。フリー乗車券で乗ってもいいのですが、代々木上原からの地下鉄乗り越し分を精算できるのか心配だったのでPASMOで乗車します。

使用車両はマルチな活躍をする60000形MSEです。乗車するとすぐに発車。早いですが小田原駅で買ってきたお弁当でお昼ご飯にします。

雲に少し覆われていますが、箱根外輪山の向こうに夏姿の富士山が見えました。地下鉄直通で新宿へ行かないので、乗車する人はいるのだろうかと思っていましたが、停車駅ごとに乗客が増えて行きそれなりに乗車しています。地下鉄線内は表参道・霞ヶ関・大手町の停車ですが、地下鉄線へゆく需要をつかんでいるようです。町田を出てからちょっと寝てしまったらしく、気がつくと下北沢周辺のトンネルを走っていました。

代々木上原から地下鉄に入り表参道に1217着。表参道で降りる人が意外にも多かったです。表参道では地下鉄銀座線と半蔵門線に乗り換えられるので、渋谷に行く人や外苑前、青山一丁目などにいく人が降りたのかもしれません。いったん改札を出て再度PASMOで乗車。地下鉄銀座線で渋谷、渋谷から地下鉄副都心線で新宿三丁目へ行き、丸ノ内線に乗り換えて新宿へ戻ります。

本日3度目の新宿駅に戻ってきました。5本目のロマンスカーは1320発のはこね7号箱根湯本ゆき。

小田急ロマンスカーのフラッグシップになった70000形GSEです。

いまや展望席のあるロマンスカーはGSEのみとなってしまい、展望席はほとんどの列車で満席となっています。湯本特急の上7両編成なので、この列車も混雑しており、初めて隣の席が埋まりました。

最新のロマンスカーなので車内の案内表示も液晶画面になっています。ほぼ満席で新宿を発車。小田原から乗ってきたメトロはこね号と同じD席なので、先ほど見た景色が逆回しで過ぎて行きます。今度のはこね号は途中新百合ヶ丘・相模大野・本厚木・秦野に停車するタイプなので、小田原まで73分かかります。新宿で珍しくコカ・コーラを買ったので喉を潤します。
ちなみに土休日ダイヤですが、はこね号の20番台の列車は停車駅は同じですが、相模大野で江ノ島線特急えのしま号を分割併合するタイプ、50番台は町田・海老名・伊勢原に停車するタイプとなっています。
小田原には1433に到着。本日2度目の小田原では20分ほどの折り返し。トイレに行くぐらいしか時間はなく、いよいよもって何をやっているのかわからなくなります。

6本目のロマンスカーは1452発はこね56号新宿ゆき。MSEですが,小田原回転の車両を箱根湯本からの車両に連結をして10両編成になります。小田原から乗車なので、小田原回転の7号車が指定されていました。席に座っていると後ろからの衝撃があって連結されました。座席はD席なので、またまた同じ景色が再生されて行きます。

本厚木を発車して相模川を渡るときに車窓左でに見えるのは、いきものがかりの名曲SAKURAの中に出てくる春の大橋こと、相模大橋です。海老名と厚木にゆかりのあるいきものがかりにもお馴染みの橋だそうです。相模川を渡り海老名に1526着。ここで下車して駅そばにあるロマンスカーミュージアムへと向かいます。ロマンスカーミュージュアムは別記事にてご案内いたします。

ロマンスカーミュージアムの見学を終えて駅へ戻り、新宿へと戻ることにします。本厚木まで行って本厚木から特急ロマンスカーに乗ろうかと考えますが、時刻表を見ると海老名停車のロマンスカーが近い時間にあったので特急券を購入。先ほどのちょうど1時間後の1626発はこね58号新宿ゆきに乗車します。

やってきたのは未更新の30000形EXEの編成。乗れるとは思っていなかったのですが、これで現状定期的に乗車できるロマンスカーの車形全種に乗車することができました。夕方の新宿へ向かう特急列車ともありそこそこの乗車率。町田で下車する人もいますが、それよりも多く乗車してくる人もあります。さすがに7本目ともあると疲れも出てきて、EXEのどっしりとした座り心地の座席に身を委ねて新宿まで過ごします。

1705に新宿に到着。この後列車は片瀬江ノ島ゆきの特急ホームウェイ81号になり、新百合ヶ丘あたりまで乗ってもいいのですが、さすがに疲れたので本日のロマンスカー乗車はこれまでとします。小田急新宿駅から地下鉄丸ノ内線新宿駅に行き、地下鉄で帰路につきます。赤坂見附で丸ノ内線から銀座線に乗り換え、銀座で寄り道します。銀座からは地下鉄銀座線と東西線を乗り継いで帰宅しました。

小田急ロマンスカー乗り鉄〜1

2023-06-19 20:41:29 | 鉄道
常人には理解できないとは思いますが、鉄道馬鹿のバカな乗り鉄の記録と思いご覧いただければ幸いです。
6/17にふと思い立って小田急ロマンスカーに乗りまくるというなんとも馬鹿げたことをしてきました。早朝4時半に地下鉄東西線浦安駅まで自転車を走らせて、地下鉄東西線の始発電車に乗ります。始発電車とはいえ地下鉄東西線は混雑しており、大手町までほぼ立ちっぱなしでした。大手町で地下鉄千代田線に乗り換えて小田急線との接続駅の代々木上原駅へ。

代々木上原駅で小田急線全線フリー乗車券を購入。新宿から小田原まで片道910円なので単純往復では元は取れませんが、何度か乗車するのでフリー乗車券のお世話になります。代々木上原から各駅停車で新宿へ。

最初のロマンスカーは新宿0640発の特急ふじさん1号御殿場ゆき。JR御殿場線乗り入れ特急ですが、途中の本厚木まで乗車します。

60000形MSEでの運転です。MSEは"Multi Super Express"の略で、その名の通り箱根特急、江ノ島特急のほか御殿場線直通や地下鉄千代田線直通特急にも運用されマルチな活躍をしている特急です。6両編成と4両編成があり、ふじさん号は6両編成での運転です。

60000形MSEも登場から15年が経過しているようで、ヘッドマークがついていました。朝ごはんを買って乗り込みます。車内はなかなか騒々しく、御殿場方面へゴルフへ向かうグループや、秦野乗り換えでバーベーキューやハイキングなどのレジャーへ向かうグループなどで賑わっていました。
新宿を定刻に発車したのですが、豪徳寺手前で列車は停車してしまいました。どうやらその先の経堂駅で線路に人が転落したとかで安全確認を行い発車。10分遅れでの運転となりました。そういえば代々木上原駅でも酔いつぶれて寝ていた若者がちらほらいたので、流行病開けで羽目を外してしまったのでしょう。先行列車の影響もあり10分遅れのまま0730ごろに本厚木駅に到着。土曜日なので通学の高校生などで混雑していました。

次の列車まで時間があまりなくなってしまいましたが、先の列車の特急券を購入してすぐにホームへ戻ります。先発の快速急行新宿ゆきを後追い撮影。そろそろ引退も近づいていますが、小田急通勤車伝統のカラーを残す8000形でした。

2本目のロマンスカーは本厚木0751発のモーニングウェイ76号新宿ゆき。30000形EXEαの10両編成での運転です。この時間帯の上り特急は、通勤通学用に運転されている列車で、秦野や本厚木など途中駅始発の列車で設定されており、モーニングウェイ76号も本厚木始発です。土曜日なのでそこまで混んでいませんが、停車駅ごとに乗客があるのは特急ロマンスカーが生活に溶け込んでいるということでしょう。本厚木から40分ほどの乗車で新宿に0835に到着。

3本目の列車は新宿0900発スーパーはこね1号箱根湯本ゆき。今やJRでは絶滅愛称のスーパーがついている通り、箱根湯本までの停車駅は小田原のみ。そして新宿から小田原までの所要時間は59分と、小田急悲願の60分切りをしている列車です。

使用される30000形EXEは1996年に登場した車両で"Excellent Express"の略称です。EXEはロマンスカーがはこね特急中心から通勤通学輸送にもシフトしていく過程で登場し、その当時のロマンスカーの象徴でもあった展望席と連接構造の車両から普通のボギー台車構造へ変革、分割併合もできるように6両編成と4両編成で構成されています。10両編成での運用はもちろん、途中駅で分割併合して輸送需要の変化にも応えられるようになっています。これまでのロマンスカーとは一線を画す車両であるが故、小田急の特急ロマンスカー車両で唯一鉄道友の会のブルーリボン賞受賞を逃しています。2017年からはリニューアル工事が行われており、リニューアル車はEXEαとなっています。
満席の表示になっていますが、箱根湯本へ向かう前6両が満席で、小田原止まりの後ろ4両は空席があるようです。朝のいい時間で、箱根は紫陽花の季節になっているので箱根湯本は満席になるのは当たり前ですね。乗車するのは小田原までなので後ろ4両の車両が指定されています。ちなみに列車は先ほど乗ってきたモーニングウェイ76号の折り返しで、同じ編成に乗車します。

新宿を出ると小田原まで止まらないのでのんびりと過ごします。小田原切り離しの編成なので空席もあり、隣も空席なのでゆっくりと過ごせます。小田原までは59分。0959に小田原に到着。切り離しのために貫通幌がしまわれるのを見てから一度改札口を出ます。
小田原で手持ちが心もとなかったので銀行へ行って軍資金を調達。小田原駅近くに三井住友銀行があったはずだと思い記憶を頼りに歩きますが、どうも銀行の看板が見当たりません。駅周辺をぐるっと一周してみると看板のない旧店舗があり、どうやら駅前に新しくできたミナカ小田原に移転したようです。

ミナカ小田原まで行ってATMで軍資金を調達します。ちょうど季節なので七夕の飾り付けがされていました。
 

日光・鬼怒川の休日〜5

2023-06-12 20:21:08 | 旅行
10時ごろまで宿でのんびりとして出発します。鬼怒川温泉駅へ向けて歩いているとSL大樹が東武ワールドスクウェア駅を発車する汽笛が聞こえました。SLの到着と同じぐらいに鬼怒川温泉駅へ。

転車台広場で待っていると本日のSL大樹牽引機のC11 123号機がやってきました。このC11 123号機は1947年に国鉄同型機として江若鉄道(現江若交通)が発注したC11 1号機として日本車輌で製造され、1957年に北海道・釧路の雄別炭礦鉄道に譲渡、1970年に釧路開発埠頭に再譲渡されたのち1975年に廃車。廃車後は北海道江別市で保存されていましたが2019年に東武鉄道が動態復元を目的に取得し、2021年に動態復元されました。その際に東武鉄道123周年、また東武鉄道3両目のC11型蒸気機関車であることからC11 123号機に改番されています。

SLの向きを変えるための転写作業も一つのイベントとして成立しており、ここ鬼怒川温泉駅では駅前に転車台が設けられているので、たくさんのギャラリーが見学をしています。

たくさんのギャラリーの前でC11は転車台上で回転。回転中は汽笛吹鳴もありました。

方向を変えて客車へと戻るC11の後ろに連結されるのは車掌ヨ8000。蒸気機関車には入りきらない東武ATSを搭載している車掌車ヨ8000型の窓には金太郎さんがいました。

乗車までは早いですが、駅に入って改札口を通過します。ちょうど新宿行きのきぬがわ号が発車してゆくところでした。

まだ機関車は連結していませんでしたが、客車はホームに留め置かれたままだったので、2号車の客車についてる大樹のエンブレムを見たりします。

そうこうしているうちに会津高原尾瀬口駅から鬼怒川温泉止まりの列車が到着。かつては日光・鬼怒川へ料金不要の快速列車として活躍していた6050系で、東武鉄道から撤退した後、野岩鉄道に残る3編成が最後の活躍をしています。現在、普通列車は新藤原で系統分離されており、特急リバティ会津のみが野岩鉄道・会津鉄道に直通していますが、1往復のみ鬼怒川温泉へ乗り入れています。

SLが連結されたので、SLを絡めて色々ととります。SL大樹の走る下今市ー鬼怒川温泉間の駅では昭和レトロ風な駅名標が再現されており、SLの走っていた頃を演出しています。国鉄書体のすみ丸ゴシックを模した文字を使っていますが、東武ワールドスクウェア駅をひらがなで表現されるとどうも違和感というか、なんとなく可愛く見えるのは気のせいでしょうか。

鳥居型駅名標だけではなくホーロー板の駅名標もありますが、今時らしく駅ナンバリングと3ヶ国語の表記が入っているのは致し方ないでしょうか。

色々とSLを撮影してから指定された席に座って発車を待つことにします。

SL大樹の旅のお供に鬼怒川温泉駅前のバームクーヘン工房はちやさんで、バームクーヘンラスクを買いました。バームクーヘン製造の過程でどうしても出てしまう切れ端などを焼き上げてラスクにしたものです。元が美味しいものなので間違いはありません。が、朝ごはんを食べて時間も経っていないので、コーヒーのアテに軽くつまむ程度になってしまいました。

ところで14系座席車に乗った経験のある方はご存知かもしれませんが、この座席。一応リクライニングはします。肘掛のボタンを引くと座面と背面が動き倒れる仕組みになっているのですが、ロック機能がついていません。そうするとどうなるかと言うと、ちょっと気をぬくと「バタン!」と大きな音を立てて戻ってしまう困った座席です。30年ほど前はこの14系客車が上野発の夜行急行列車に使われており、深夜に寝ているときにバタンと言う音と衝撃、そしてリクライニングを維持するにはある程度力を入れていないといけないので、あまり寝れないという思い出があります。
14系の他に183系特急電車や485系・381系特急電車の一部にも搭載されていたので、座った経験のある方もおられるかもしれません。さすがにロック機構はのちにつけられたようですが。

1114に鬼怒川温泉駅を発車。わずか5分の東武ワールドスクウェア駅で下車する人もいてちょっとびっくりです。1駅ですがきちんとSL指定料金はかかり、その上すぐ前には普通列車も走っていてそちらに乗っていけばいいので、どうしてもSL大樹に乗りたかったのでしょう。
力行するときの前後に軽く揺さぶられる衝撃や、時折車窓に流れる煙がSL列車に乗っていることを思わせてくれます。SL大樹でもアテンダントさんの放送が入り楽しませてくれます。ただし、機関車から遠い車両であることと、床下のディーゼル発電機の騒音がややうるさく、音の面ではあまり楽しめませんが。

36分のSL旅を楽しみ1151に下今市駅に到着。浅草行き特急はすぐの接続なのですが、一度東武日光へ戻ってから特急スペーシアに乗って浅草に帰ることにします。1217発特急リバティけごん17号に乗って東武日光へ向かいます。この辺りの普通列車は毎時2本程度なので、わずか1駅ですが特急に躊躇なく乗ることも時間を生み出す方策です。

東武日光では1時間ほどあり、ちょうど昼食タイムですが、あまり食べようという気にもならないのでお昼ご飯はパスします。駅から少し行ったところにあるリオンドールに行って、帰ってからの夕ご飯を仕入れておきます。気温は低いとはいえ日差しがあるのでちょっと歩くと汗が出ます。

帰りの列車は1335発特急けごん30号浅草ゆき。早めにホームに入って涼んでいると、折り返しの電車でやってきたのは金色の日光詣スペーシア編成でした。車内清掃ののち乗車をして、スペーシアのどっしりとした座席に座り浅草までの2時間を過ごします。本を読んだりうとうとして過ごしました。浅草には1525着。浅草から地下鉄銀座線と地下鉄東西線を乗り継いで帰宅しました。

日光・鬼怒川の休日〜4

2023-06-09 20:50:11 | 旅行

鬼怒川温泉でのお宿は、鬼怒楯岩大吊橋のすぐ脇にある鬼怒川ロイヤルホテル。鬼怒川温泉駅からバスに乗ってチェックイン時間の前に着いたのですが、チェックインだけ行ってお部屋へ入るのは少し待たされました。

お部屋からは鬼怒楯岩の景色が見えます。素泊まりプランなので、ちょっと休憩してから食料の買い出しに行きます。ちょっと離れていますが歩ける範囲に会津のスーパーであるリオンドールがあるのでそちらへ買い出し。

買い出しに行く途中、東武鬼怒川線の踏切を超えると電車がやってきたので撮影。かなり近すぎですが柵の外です。
リオンドールで買い物を済ませて宿へ戻る途中、線路沿いに花畑のある場所があり、ここで電車を撮るといい絵が撮れそうだと思っているとタイミングよく、浅草行きのスペーシアがやってくる時間。

花畑の向こうをゆくスペーシア。東武特急といえば100系スペーシアですが、いまではすっかり500系リバティに押され、特急きぬ号として鬼怒川線にやってくるのはわずか2往復となってしまいました。ここでSL大樹を撮ったらいい絵になりそうです。

振り向きざまに後追いも。花畑の手前のビニールハウスの骨組みがややうるさい感じもしますが、風景として捉えます。iPhoneでの撮影ですが、なかなかいい写真が撮れますね。
電車の撮影をしてから宿へ戻り、ひとっ風呂浴びてから夕食。夕食の後はのんびりと過ごし、日頃の疲れを癒しました。

翌朝。5時前に目が覚めてしまったので、朝の散歩に出かけます。宿から鬼怒川温泉駅へ向かい、鬼怒川温泉街を歩いて鬼怒川公園駅方面へと向かいます。

ふれあい橋で鬼怒川を渡ります。鬼怒川温泉は鬼怒川の渓谷沿いに旅館が立ち並んでいます。ふれあい橋あたりは鬼怒川温泉駅に近いのでごく普通の温泉街といった感じですが、

上流に向かい滝見吊橋から見る風景は先ほどまでとは一転、廃墟となったホテル群が目につきます。以前は団体客などで賑わっていた鬼怒川温泉。バブル期以後は急速に宿泊客が落ち込み次々と閉館、倒産に追い込まれたホテルが廃墟となって残っています。その傾向は鬼怒川温泉駅から離れているところほど顕著です。東武鉄道の特急きぬ号も鬼怒川温泉止まりが多く、徒歩の個人客は駅に近いところを選ぶので、駅から遠く不便であると集客もうまくいかなかったのでしょう。

上流の方を見ても廃墟となったホテルが目につきます。これらの廃墟群は解体するのにもお金がかかるということでこのままになっているそうです。そんな景色を見ながら再度鬼怒川を渡って東武鬼怒川線沿いへと出ます。

およそ3km近く歩いて鬼怒川公園駅に到着。駅前で休憩して涼んでから宿へ戻ります。フリーきっぷがあるので一駅だけ電車に乗って戻ることにします。

鬼怒川公園0556発の南栗橋ゆき普通電車に乗って鬼怒川温泉駅へ。お隣の新藤原駅始発で鬼怒川公園駅では初電となります。乗り込むと当たり前ですが誰も乗っていません。電車は歩いてきた道をあっという間に走り、鬼怒川温泉駅へ戻りました。駅から宿まで歩いて戻り、温泉で汗を流してから朝食を食べて支度をします。

日光・鬼怒川の休日〜3

2023-06-08 19:24:04 | 旅行

東武日光駅の売店でお昼ご飯にお弁当を買って電車に乗ります。当初の予定では駅前の金谷ベーカリーの売店でパンでも買っていこうかと思ったのですが、売り切れだったのでお弁当にしました。1230発の南栗橋ゆき普通電車に乗って下今市駅へ。下今市駅のSL広場にある休憩所でお弁当を食べることにします。

東武日光駅で買ったのはこちらのお弁当「けっこうづくめ」。日光高原牛を使用した牛肉のお弁当です。味もしっかりとしみていて美味しくいただきました。お昼ご飯を食べてしばらく休憩をしてから列車に乗ります。

乗車するのは下今市1330発の鬼怒川温泉ゆきDL大樹5号。本来であればC11型蒸気機関車が牽引するSL大樹号なのですが、この日はDE10型ディーゼル機関車の牽引する列車になっています。

SLではないとはいえいまやディーゼル機関車牽引の客車列車も貴重なものとなっており、本家JRでももはや絶滅危惧種のDE10の牽引とあれば文句をつける理由もありません。朱色のディーゼル機関車にもしっかりと大樹のヘッドマークがついています。

牽かれる客車は14系特急型座席客車と、

12系急行型座席客車の乗降デッキ部と客席の窓2つ分を展望室に改造した車両です。
1・3号車の14系客車は簡易リクライニングのクロスシート、2号車の12系客車はテーブル付きのボックスシートになっています。いずれも国鉄時代からの客車で、JR四国に残っていた車両を譲り受けて整備しています。特に14系客車はそれぞれ1番のトップナンバー車でこちらも貴重な車両となっています。

DL大樹の指定券は浅草駅で購入しておいたのですが、大樹のロゴが入っている特別仕様になっています。運行開始当初は入っていなかったので、プログラムを変更して入れたのでしょう。DL列車なので指定席料金が若干安くなっています。しかし指定されたのは2号車のボックス席で、間の悪いことに相席となってしまいました。こればかりは仕方ありませんね。

1330に機関車牽引列車独特の引き出しの衝撃があってから発車。下今市駅を出てすぐの車窓左の看板に見送られて鬼怒川線へと進みます。

下今市駅を出るとすぐに渡るのが大谷川。中禅寺湖を源とし、華厳滝を下り、神橋の下を来た流れです。この大谷川橋梁は撮影スポットとしても人気の場所です。

大谷向ー大桑間で見えてくるのは日光自動車学校の敷地。敷地には横断幕がかかっており、TX系の某番組名をもじったものなどユーモアに富んだ横断幕が掲げられています。SLが通過するような教習所であったら、私なんぞは教習中に気を取られてエンストを起こしそうですが…。

同じく大谷向ー大桑間では地元の沿線住民が整備したお花畑が広がっています。SL大樹号運転を機に地元住民により整備されたもので、四季折々の花が咲いているそうです。が、この日は残念ながら播種したばかりでお花畑とはいか内容でした。芽が出ているのは蕎麦だそうで、6月ごろには白い花が咲くようです。

鬼怒川を渡るところでは止まりそうなぐらいの徐行。SLではこうはいかないそうで、ディーゼル機関車ならではの徐行だそうです。
アテンダントさんの案内放送が終始かかっていて飽きることなく、あっという間に鬼怒川温泉についた感じ。東武ワールドスクウェアに停車して1406に鬼怒川温泉に到着しました。


鬼怒川温泉駅で下車して改めて写真を撮ってから改札を出ます。この後DE10を転車台に乗せて方向転換をさせるようですが、ディーゼル機関車なので方向転換の必要はないのですが、イベントとなっているのと、ボンネットの長い方を前にすると見栄えがいいということなのでしょう。反対側サイドで牽引する姿もそれはそれで味のある姿であると思うのは鉄だからでしょうか。
ディーゼル機関車の転車風景を見ないで、鬼怒川温泉の宿泊施設を回る日光交通ダイヤルバスに乗って本日のお宿へと向かいます。