新・空と鷹と鉄の間に

ヒコーキ、ホークス、鉄道好きのブログです。

行くぜ!東北。2019〜13

2019-08-28 19:17:04 | 旅行


7/15は5時前に目を覚まし、いつものようにめざましテレビをつけてうとうとします。6時過ぎに起き出して朝食を食べて支度をして8時半ごろにホテルをチェックアウトして弘前駅へ。

ホームに降りるとリゾートしらかみ2号が、くまげら編成で到着したところでした。発車を見送ってからこちらも列車に乗り込みます。

乗車するのは0902発大館行き普通列車。時刻表では8646Mと臨時列車の扱いになっていますが、毎日運転の臨時列車で、0753 発の後の普通列車は1123発までないので、その合間を埋めるように走る列車です。もっとも0940には秋田行きの特急つがる2号があるので、秋田方面へ行く人はこちらをご利用くださいということなのでしょう。一応大館駅到着後1時間弱の待ち時間で秋田行き普通列車に乗り継げます。


大館行きは2両編成ですが、ワンマン列車ではなく車掌も乗務していました。ガラガラのまま弘前を発車。列車に揺られながら本を読んで過ごします。

大館には0944着。花輪線に乗り換えますが、少し時間があるので駅の外へ出てみます。

大館はきりたんぽと忠犬ハチ公で有名な秋田犬の里として知られています。

そのため駅前には秋田犬の像もしっかりとあります。この前には渋谷駅ハチ公口前にあるハチ公の銅像と同じ銅像がありましたが、

2019年5月にオープンしたての大館市観光交流施設「秋田犬の里」の入り口前に移転していました。こちらのハチ公像は渋谷駅のとは違い、両耳がピッと立っています。後ろの秋田犬の里はハチ公の生きていた時代の渋谷駅舎をモチーフとしており、館内は秋田犬のことがわかる展示や秋田犬をモチーフにしたグッズの販売、さらには秋田犬を見ることができるスペースもあるようです。あまり時間がないのでグッズ売り場を見る程度にとどめました。

もちろん、大館市のマンホールにも秋田犬が描かれています。

そして走っているバスもハチ公号。秋田犬とハチ公推しの大館です。そろそろ時間になったので駅へ戻り、NEWDAYSでお昼のお弁当を買ってホームへと入ります。


行くぜ!東北。2019〜12

2019-08-27 20:41:53 | 旅行


新青森で乗り換えたのは1358発五能線経由秋田行きの快速リゾートしらかみ4号。HB-E300系橅編成でした。


奥津軽いまべつ駅へ向かう車中、えきねっと予約で指定券を押さえておいたのですが、奥津軽いまべつ駅で指定券を発行すると2号車のコンパートメント席が指定されていました。弘前までなのでそのまま乗ってみると、コンパートメント独り占めでした。4人定員のボックス席ですが、かつての寝台客車のように片通路式なのでかなり広々しています。その気になれば寝っ転がっていけそうです。もっとも弘前までは30分ほどなのでそんなことはできませんが、一度秋田までのんびりと過ごしてみたいものです。弘前には1426着。
弘前駅前のバス乗り場から土手町100円循環バスに乗って弘前城を目指します。この循環バスは弘前駅から弘前市中心部の繁華街土手町や市役所・弘前城周辺を周回して走っているので、観光に非常に便利なバスです。NHK弘前放送局前の文化センターバス停で下車し、東門から弘前城へ入城します。 


お堀越しに東門を。表玄関の追手門から入るのが筋でしょうが、東門から入って三ノ丸へ行き、三ノ丸にある緑の相談所へまずは向かいます。

その目的がこちら。緑の相談所の脇にだけある弘前市の御当地マンホール。マンホールを撮影してから弘前城内をぶらぶら歩きます。歩くと流石に暑く、扇子をパタパタさせながら歩きます。

弘前城は津軽藩十万石の藩庁として1611年に完成した城で、津軽氏の居城として明治の世まで続きました。現在は弘前公園として公開されており、春にはソメイヨシノが満開となり、GWのスポットとしても有名です。本丸に存在する1810年築の御三階櫓が天守とされており、現存12天守の一つに数えられています。夏なので緑の中に佇む櫓を見ながらぶらぶらと歩きます。
天守のある北の郭と本丸は有料ゾーンなので入場料を払って本丸の天守を見に行きます。


弘前城天守は現在石垣の改修工事により、曳家方式により本丸の広場内に移設されています。もちろん内部も見学できるようになっています。天守というには非常に質素なつくりですが、

正面側から見ると飾り破風もあり、天守らしい雰囲気。見えない側を質素にするのが津軽人らしいと思うか、財政難でこうなったと思うかはあなた次第ですが、裏と表でこうも印象の違う天守は珍しいです。天守内部も見学しておきます。

本丸から二の丸へ向かう道すがら振り返ると、今しか見られない風景。本来の天守は写真右側の画面外にあるので、この場所に天守があるのは今だけです。

帰りは追手門から。小一時間の滞在でしたが歩くと暑く汗をかいていました。追手門をでて市役所前バス停から土手町100円循環バスに乗って弘前駅へ。バスの冷房で汗を引かせます。弘前駅へ到着してから荷物をコインロッカーから出して、駅前のホテルルートイン弘前駅前にチェックイン。

13階のお部屋からは弘前駅と弘前市街、さらに奥には十和田の山々が見えました。汗を流してしばらく部屋で休憩をしてから夕ご飯を調達に出かけますが、出かけるときに限って雨が降ってきます。フロントで傘を借りて出かけます。

弘前駅から弘南鉄道弘南線にちょっとだけ乗り鉄。弘前から途中の平賀まで往復して戻り、駅近くのイトーヨーカドーで夕ご飯などを買ってホテルへ戻り、部屋で夕食を食べて、弘前駅の夜景を見ながらのんびりと過ごしました。


行くぜ!東北。2019〜11

2019-08-26 20:17:59 | 旅行


津軽中里駅前のバス停から奥津軽いまべつ駅行きのバスに乗ります。やってきたのは弘南バスのマイクロバス。弘南バスでは弘前市内でもマイクロバスがやってくるので、特に驚きませんが、バスに乗り込むと乗ったのは一人。もうちょっと利用客がいるかと思いましたが、1人では存続も危うい感じでしょうか。1210に津軽今別駅前を発車。バスは国道339号線を走ってゆきます。途中で旧道に入るのは集落を通るためでしょうが、乗客は乗ってきません。県道12号線で津軽半島を横断。外ヶ浜町大平で県道14号線に入ります。この県道は2年ほど前に車を運転して走ったことのある道なので、見覚えのある景色です。40分ほどの乗車で奥津軽いまべつ駅前に到着。

まさか、この駅から新幹線に乗る日が来るとは2年前には思いもよりませんでした。JR北海道の本州側唯一の駅、新幹線一乗降客数の少ない奥津軽いまべつ駅。

駅名標も本州にありながら北海道仕様。JR東日本エリアですぐそばにはJR東日本津軽二股駅があるので、非常に違和感を感じます。

ホームから線路全体が屋根で覆われているのは雪国の新幹線らしい装備。しかし新幹線の駅とは思えないほどホームは狭く、ホームにベンチもほとんどありません。まあ冬場は寒いので待合室で列車が来るのを待つのが普通でしょう。乗車するのは1335発の東京行きはやぶさ24号。こんな駅からも東京につながっているというのは、感慨深いものがあります。

青函トンネル区間は新幹線と在来線の海峡線との共用区間。この奥津軽いまべつ駅と北海道側の知内信号所には、貨物列車の退避ように新幹線と在来線の線路が別になっています。ホームの端からは1435mmの新幹線軌道と1067mmの在来線軌道の違いがわかります。よく見ると架線の支持方法も違っているようです。

はやぶさ号は全車指定席ですが、盛岡ー新函館北斗間の各駅で相互に利用する場合には、新幹線立席特急券が発売されており、普通車の空席に座ることができますが、指定券を持った人が現れたら席を移動または立つ条件で自由席特急料金と同額で乗れるようになっています。さらにこの区間は隣接駅の特定区間になっているので、特定特急券の扱いになっています。
はやぶさ24号は朝に新青森まで乗った、はやぶさ95号の折り返し。ということでまたまたH5系でした。特定特急券なので、1号車の端の3人がけ席に座ります。

発車してから在来線との分岐点までは130km/hと特急列車なみですが、新幹線単独区間に入ると新幹線らしい走りを見せてくれます。津軽北部は曇り空でしたが、青森が近づいて来ると青空も見られるようになりました。1350に2度目の新青森駅に到着。在来線に乗り換えます。


行くぜ!東北。2019〜10

2019-08-19 20:12:08 | 旅行


弘前を発車すると、津軽富士こと岩木山が見えてくるはずですが、残念ながら雲に隠れていました。弘前から川部まで奥羽線を走り、川部で進行方向が変わって五能線へと入ります。

五能線といえば日本海沿いを走るイメージですが、五所川原あたりまでは津軽平野を走り、車窓にはりんご畑が広がっています。りんごの収穫前はまだといった感じでりんごの実も小さい感じでした。りんご畑を眺めながら五所川原に1109に到着。乗り換えの津軽鉄道は1113とあまり時間がないので急いで乗り換えます。跨線橋を渡って津軽鉄道乗り場へ行くと駅員さんが待ち構えていましたが、そのままご乗車くださいとのことなので、待っていた気動車に乗車します。

乗車したのは津軽21形気動車。新潟鐵工所製のNDCシリーズの18m級車両で、セミクロスシート仕様車となっています。太宰治の作品にちなみ、走れメロスの愛称がつけられています。1113に津軽五所川原駅を発車。車掌さんから津軽中里までの片道乗車券を買います。乗車しているほとんどの人が途中の金木までらしく、同乗しているアテンダントさんから金木の案内をもらっていました。

その金木で上り列車と交換。車内はすっかり閑散としてしまいました。ここでふと思いついてiPhoneで時刻表を検索。すると津軽中里から北海道新幹線奥津軽いまべつ駅へ行くバスに乗れることがわかり、さらに奥津軽いまべつからの新幹線、新青森からの弘前行きの列車がうまくつながり、当初の予定より1時間ほど早く弘前へ戻れることがわかりました。

そんなことをしていると列車はあっという間に津軽中里駅に1158に到着。

この津軽中里駅は日本最北の私鉄の駅だそうで、そう言われてみれば北海道には公営鉄道(札幌市交通局・函館市企業局交通部)か第三セクター鉄道(道南いさりび鉄道)しかなく、純粋な私鉄は津軽鉄道が最北になるようです。列車を降りて出札窓口で硬券入場券を買い、バスの割引券をもらいます。