新・空と鷹と鉄の間に

ヒコーキ、ホークス、鉄道好きのブログです。

三連休・函館パスの旅〜6

2020-07-31 20:59:00 | 旅行
駅前の観光案内所でマンホールカードをいただいた後に、駅からほど近いホテルにチェックイン。汗を流してからちょっと休憩をして再び出かけます。

再び青森駅へ向かい、青森駅から津軽新城行き普通電車に乗って新青森駅へ。

夕刻迫る新青森駅はほとんど人がいません。

1845発新函館北斗行きはやぶさ33号に特定特急券を買って乗ります。夕ご飯を食べていませんが、駅構内のNEWDAYSでラグノオささきのりんごスティックを買って新幹線の中で食べて小腹を満たしておきます。

やって来たのは新幹線の秘境駅の声名高い奥津軽いまべつ駅。2年連続3回目の訪問で、秘境感は私の中ではゼロです。それでも降りたのはわずか3人でした。私以外の二人はみどりの窓口へ吸い込まれるように入ってゆきました。降りる前からトイレに行きたかった私はすぐにトイレへ。

トイレに行ってから駅前へ出て夕闇迫る中駅舎を撮影。その後、指定券券売機で帰りの特定特急券を買い、みどりの窓口で目的のものを購入します。

みどりの窓口で購入したのはこちら。7/18から発売が始まったばかりのJR北海道「北の大地の入場券」です。本州では唯一発売している奥津軽いまべつ駅。なかなか訪れるのは難しい駅ですが、時刻表を駆使して一番効率の良い方法で訪れることができました。先ほどの2人もこの入場券を買っていた様子。ふと気づくと、待合室にいました。こちらは目的を達成したので早々にホームへ。

27分の滞在ののち、はやぶさ48号で新青森へ戻ります。このはやぶさに乗れば東京に23時過ぎには到着します。が1942着の新青森で下車。

新青森駅にあるりんごジュースオンリー自動販売機は健在。なんだかラインナップが増えている気がします。ちなみにラインナップは王林、ジョナゴールド、つがる、トキ、ふじ、きおう、青森りんごブレンドの7種類です。東京でもこの中からいくつかが販売されています。つがるりんごジュースを買って1951発青森行きに乗り青森駅へ。駅近くのコンビニで夕ご飯を買ってホテルへと戻りました。

三連休・函館パスの旅〜5

2020-07-31 19:24:00 | 旅行
千畳敷駅では15分停車するので途中下車して、駅前の千畳敷海岸を散策することができます。

千畳敷海岸は1792年の地震により隆起したと伝えられる海岸段丘面で、津軽の殿様がかつて千畳の畳を敷いて宴会を催したことからこの名がついたと言われています。

岩肌を見せる海岸のほか奇岩や巨岩もあり、見どころの一つとなっています。

すっかり青空も広がり晴れた海岸をぶらぶらします。青空なんて見たのいつぶりでしょうか。

海岸も見どころですが、駅の裏に広がる段丘面も見どころで、段丘崖からは地下水が染み出して流れています。この染み出した地下水が冬になると凍りつき、崖いっぱいに氷のカーテンが広がるそうです。残念ながらその頃にはリゾートしらかみ号は運転されていないので、数少ない普通列車でしか見られません。15分の停車の後発車。次の北金ケ沢で普通列車も行き違い、鰺ヶ沢の手前で日本海ともお別れです。

鰺ヶ沢に1436に到着。本来であればここから津軽三味線の演奏が始まるのですが、時節柄中止となっていました。2分の停車で発車。

鰺ヶ沢といえば先日亡くなり、青森県から"犬"民栄誉賞授与が決定しているブサカワ犬わさお。駅前では今でもその姿を見ることができます。いつまでも残しておいてほしい看板です。
鰺ヶ沢からは座席に横になりちょっと昼寝をすることに。朝が早かったせいか、それとも列車の揺れが心地よかったのか、気がつけば20分ほど経過して列車は木造駅に到着するところでした。立佞武多の街五所川原でリゾートしらかみ5号と行き違いのため8分停車。

五所川原を発車すると沿線に目立ってくるのがりんご畑。特に板柳から藤崎にかけてはりんご畑の中を列車が通る感じになって降り、まだまだ青いりんごの実の中赤く色づいている木もありました。

弘前まで乗車する予定でしたが、さすがに4時間以上も列車に揺られ続けて疲れてきたので、五能線の終着駅の川部でリゾートしらかみ号を下車します。この川部で乗り換えると青森到着が早くなります。

川部は田舎館村にあるJRの駅。田舎館村といえば田んぼアートで有名です。駅名標にも田んぼアートが描かれていました。田んぼアートは2017年の夏休みの旅でゆかりんとともに訪れて見学しています。川部1543発の青森行き普通電車に乗り換えて宿泊地の青森へと向かいます。

青森には1625に到着。ちょっと早いですがお宿へと向かうことにします。

この青森駅には、青森ならではのものが。跨線橋の手前には昔からりんごがあります。ご当地らしい飾りに見えますが、業務上必要なものでもあります。このりんごはポストのようになっており、ノリホと呼ばれる乗車人員報告書を車掌が記入して提出するための箱になっています。ノリホ入れとも言われてます。今はワンマン運転になってしまい優等列車もなくなってしまったので使われていないのかもしれませんが、かつては青森駅にも上野や大阪から寝台特急や夜行急行列車、「はつかり」や「白鳥」などの昼行特急列車が発着していて。その列車に乗務していた車掌が記入したノリホを入れていました。昔の鉄道の名残ですが、りんごを模しているのはご当地らしいです。ちなみにこのりんごは青森駅に3本あるホーム全て、1〜6番線の線路ごとについています。

三連休・函館パスの旅〜4

2020-07-30 19:57:00 | 旅行
大間越付近の景色をゆっくりと走った列車は速度を上げて次の十二湖駅を目指します。十二湖は前回下車して青池までバスと徒歩で行きました。その時に十二湖から鯵ヶ沢まで3号に乗っているので、十二湖で乗って来るかと思いましたが、乗ってこず。相変わらずのボックス独り占め状態です。

まだまだどんよりと空は曇っていますが、少しずつ晴れ間も見えて来たようです。

今年の10月で閉館が決まっているウェスパ椿山に1319に到着。ここで家族連れなどが下車してゆきます。空席もできたのでこれで弘前までは相席はなさそうです。保存されている8620型蒸気機関車を見て発車。

車窓には相変わらず日本海が。列車の揺れに身を任せ、海を見ながらボーッと過ごすのもいいものです。

五能線の中心駅である深浦に1333着。通常ならばここからの乗客も多いのですが、今回は非常に少なかったです。2分の停車ですぐに発車。


深浦を発車すると五能線随一の眺め。古来より鉄道写真の定番スポットとしても名高い深浦ー広戸間ではこの景色を見るために速度を落として走ってくれます。この先も追良瀬・風合瀬・驫木と難読駅名や興味をそそられる駅が並んでいますが、それよりも海岸ギリギリに走ってゆくので、そちらも見逃せません。深浦を境に青空が広がって来たので尚更です。

海岸の景色を眺めていると列車は千畳敷駅に1400に到着。千畳敷はすっかり晴れて青空も見えていました。ここで15分停車します。
 

三連休・函館パスの旅〜3

2020-07-29 21:00:32 | 旅行
能代駅で青池編成のリゾートしらかみ2号と待ち合わせをして1216に発車。能代を発車してから秋田駅で買って来たお弁当でお昼ご飯にします。

お昼ご飯は大館駅名物駅弁、花善の鶏めしですが、今回は比内地鶏の鶏めしにしました。

通常の鶏めしに比べると鶏肉の量が違い、またおかずもちょっと多めとなっております。塩味の鶏肉はしっかりとしたお味と噛み応えでした。またナスの田楽もお味噌の味が効いていて思わず唸ってしまうほどの美味しさでした。美味しゅうございました。

田園風景を眺めながら食べる駅弁もまた格別です。やはり駅弁は車窓を楽しみながら食べるのが一番です。

八森を過ぎると列車はいよいよ日本海を眺めながら走ります。あいにくの曇り空ですが、日本海には曇り空が似合っているような気がします。

岩館駅を発車すると次の大間越駅までの間で絶景ポイントを通過します。その区間では車掌の案内放送とともに列車は減速して運転します。
やはり曇り空ですが、日本海を見下ろして走る光景はなかなかのものです。下を走る国道にも車を止めて景色を眺めるところがあるようです。絶景を見ているうちに秋田と青森の県境を通過し、列車はいつの間にか青森県へと入っていました。

三連休・函館パスの旅〜2

2020-07-28 20:03:00 | 旅行

秋田駅から乗車するのは五能線経由弘前行き快速リゾートしらかみ3号です。3年前の海の日連休の時に青森から乗り換えながら秋田まで乗りましたが、今回は弘前まで乗り通してみようと思っています。発車は1051なので東京0632発のこまち1号でも間に合うのですが、ゆっくり乗り換えたかったので臨時のこまち49号でやって来ました。

乗車編成はリゾートしらかみくまげら編成。キハ48形気動車を改造した編成です。前回は青森から十二湖まで乗車しました。

1号車と4号車はキハ40系改造のリゾート車両と同様に前面展望できるような形に改造されています。

が、2号車と3号車の中間部にある運転台は種車そのままとなって連結されています。運転台の機能は残っているので切り離して運転できますが、実質4両固定編成になっています。ちなみにリゾートしらかみ号は全車指定席で1・3・4号車はリクライニングシートですがシートピッチがかなり広くゆったりとしています。2号車は4人ボックスシート車となっています。

えきねっと予約で指定されたのはその2号車のボックス席。ボックス席とはいえども混雑時には相席になるので、どうかと思いましたが、意を決してボックス席で過ごすことにします。とりあえず東京を32分後に出て来ているこまち1号の到着を待ってみますが、相席は来ないようです。

1051に定刻に秋田を発車。秋田駅発車時に駅員さんが数人お見送りをしていました。指定されている席が東能代までは進行方向なので、とりあえずそちらに座り車窓を眺めます。

土崎駅手前では秋田車両センターの脇を通過。土崎工場といったほうがわかる世代もあるかもしれませんね。秋田車両センターでは首都圏で活躍する車両の改造も行われているので、当地では見られない黄色の帯の通勤電車や武田菱を纏った特急電車の姿が。

このボックス席は五能線で海側に来る方にボックス席が作られており、片通路式になっています。その姿はかつての開放式B寝台のよう。座席自体も広げることができるようになっており、4人グループで座面をフラットにすればくつろいで車窓を楽しむことができます。八郎潟を発車してから横になってみました。やや狭いですが気分は寝台車。乗りごごちも寝台特急のようです。床下からはエンジン音がするのはちょっと違いますが。寝っ転がって見る車窓もいいものです。青空も見えてきました。

1145に東能代に到着。列車はここで進行方向を変えて五能線に入る為、9分間停車します。ホームに降りて写真を撮ります。他の乗客も降りてきて写真を撮っていました。その間に元カシオペアカラーのEF510型電気機関車に牽引された貨物列車が発車して行きました。

五能線起点駅の表示とリゾートしらかみくまげら編成を模した待合室。待合室の中には能代市の特産品などが紹介されていました。1154に東能代を発車。この先は乗ってこないと判断してボックス席を独り占めすることにします。もちろん進行方向の席に座ります。

発車してすぐですが次の能代駅に1159に到着。ここでは17分停車し、上りのリゾートしらかみ2号との交換待ち合わせをします。

能代といえば高校バスケットの名門校能代工業高校のある街。残念ながら能代工業高校は2021年に能代西高校と合併の上閉校となってしまう予定です。ホームにもバスケットに関連する展示がある他、

ホームにはバスケットゴールがあります。このリゾートしらかみ3号の17分間の停車時間を使ってスローイング体験ができることになっていますが、時節柄中止になっていました。

能代駅の駅名標にもバスケットボールが書かれているほど、バスケット推しの能代駅です。17分間の停車中に駅の外へ出ても良いみたいなので、イベントがなく手持ち無沙汰な乗客も三々五々改札を出て駅前に出ていました。こちらは駅の外へ出てマンホール探し。

駅を出てすぐそばにありました。しかもカラーマンホールです。能代の夏の風物詩ねぶ流しの城郭型灯篭のシャチがデザインされているそうです。駅前を少し歩いてから列車へ戻ります。