新・空と鷹と鉄の間に

ヒコーキ、ホークス、鉄道好きのブログです。

関西へ〜7

2020-03-29 20:20:44 | 旅行
京都駅から地下鉄烏丸線と東西線を烏丸御池で乗り継いで蹴上駅へ。インクライン沿いの道を歩きます。インクラインの桜はまだまだ蕾でした。南禅寺の入り口を通り過ぎて琵琶湖疏水記念館に寄り道をして白川通を歩きます。永観堂の前を通り冷泉通りを歩くと、哲学の道の入り口の到着します。

哲学の道は琵琶湖疏水分線に沿って整備された道で、京都で最も人気のある散歩道です。この琵琶湖疏水分線は南禅寺水路閣を通っている水路の延長線上にあたっています。春は桜が美しいそうですが、まだまだ桜並木は蕾でした。

哲学の道の入り口にある熊野若王子神社にお参りをして哲学の道散策をします。

道すがらお寺の甍が見えるのは京都らしい光景です。

大豊神社の参道入口では花を咲かせている桜の木がありました。

水の流れを見ながらブラブラと歩くのもまた気持ちのいいものです。京都市電の敷石を活用した歩道を景色を見ながら歩きます。時節柄観光客の姿は少ないですが、地元の方々が掃除や草刈りなどをしていました。

法然院橋たもとの銀意匠さんの前の桜はみごとなまでの満開。新型コロナウイルスで人間がワタワタしていてもちゃんと桜は花を咲かせています。

こちらはユキヤナギの花。道沿いにユキヤナギが植えられているところが何箇所かあり、どれも花を咲かせていました。花を愛でながら哲学の道をブラブラと歩くと銀閣寺道へと出ます。すると銀閣寺へつながる道は大変な賑わい。どうやら「すみっこぐらし」のグッズを販売する店があるらしく、それがお目当のようでした。
すぐ近くの銀閣寺バス停は行列ができていたので、ちょっと先の白川通今出川へでて銀閣寺道から出町柳方面へバスで出ようと思います。すぐに出町柳駅を経由する急行102系統北大路バスターミナルゆきがやってきたのですが、混雑しているようだったので見送り、バス停の案内をじっくりと見て5系統国際会館経由岩倉操車場行きに乗ります。白川通を北上して宝ヶ池で下車。道路の向こう側に見える叡山電車宝ヶ池駅へ。

ほどなくして八瀬比叡山口ゆき電車がやってきましたが、目的の電車でした。
 

関西へ〜6

2020-03-29 19:43:33 | 日記

 

 

3/21はユビスステーションからはるか4号に乗って京都へ行きます。ハローキティはるかori-tsuruでした。

乗車するとドアでキティちゃんがお出迎え。

洗面所の鏡にもキティちゃんが。一緒に写真を撮ってね。って感じですが、本来の使い方をしたい人にはちょっと邪魔ですね。

京都までなのでグリーン車に乗りました。乗ったら誰もいなく、たのしいかしきり状態でした。
グリーン車の座席に座って車窓を見ているとなんだか眠たくなってきます。天王寺からもグリーン車に乗ってくる人はいないようなので京都まで貸し切りのようです。大阪環状線を走り、大阪新駅をつくっている梅田貨物駅跡を通過して新大阪へ。新大阪駅のホームがリニューアルされてから運転線路が変わったらしく、発車後すぐに東海道本線の複々線の外側線に入ります。
ちょっとウトウトしたりしますが、摂津富田の明治の工場の巨大チョコレート看板はしっかりと窓越しにチェック。結構前からある気がしますが、撤去しようにも目立つんでできなくなってしまったんでしょうか。京都駅手前で東海道新幹線N700系と並走して0902に京都に到着。結局京都まで誰も乗ってきませんでした。

京都駅で下車してハローキティはるかの写真を撮り、改札へ向かおうとすると、絵柄の中になにか違和感を感じました。

ん?ちょっと待て!?なんだこれは?!
 
あまりの小ささにスルーしてしまうところでしたが、隠れキャラがいました。調べるとハローキティはるかには、各編成ひとつづつ隠れキャラが存在しており、基本編成にマイメロディ、キキララ、ポムポムプリンが。そして増結の271系にもシナモロールがいるらしいです。絵柄の中に小さくいるので探してみてください。


写真だとわかりづらいですが、この中にいます。
お手洗いに行ってから改札を出て、京都市営地下鉄の駅へ。地下鉄烏丸線と東西線を乗り継いで蹴上へと向かいます。
 

関西へ〜5

2020-03-26 20:36:56 | 旅行

青の交響曲(あおのシンフォニー)は2016年に運行を開始した観光特急で、南大阪線・吉野線の大阪阿部野橋ー吉野間で水曜日以外の日に2往復運転されています。紺色を基調としたメタリック塗装に金色の装飾という独特の色と風合いを醸し出しています。

車両は通勤電車の6200系6221編成3両編成を改造しています。4つの乗降用ドアは車端部の一つを除いて埋められており、そこにドア幅と同じ大きさの窓が設置されています。1号車と3号車はデラックスシート車となっており2-1列のデラックスシートが配置されています。

2号車は売店を設置したラウンジ車になっており、この車両も元ドアの位置の窓はドア幅と同じですが、こちらの窓は天地方向が小さくなっています。売店のある場所は窓も埋められており、そこには大きくロゴマークが入っています。

残されて乗降用ドアは既存のドアをそのまま使っており、両開きドアになっていますが、通勤電車時代と違う形状のドアとなって降り、特急用の雰囲気が漂っています。床下機器や走り装置、クーラー、パンタグラフは種車のものを流用しており、知っている人が見れば通勤電車時代の面影が残っていますが、普通の人にはわからないでしょう。

こちらは車内の様子。2-1列配置ですが、元ドアの部分は4人用または2人用のボックスシートになっておりサロン席として発売されています。デラックス席はもともとロングシートのあった場所で一つの窓に対して2列が確保されています。個人客、グループ客、カップルとあらゆる客層に答えられるうまい座席配置だと思います。

こちらは2号車のラウンジ。フリースペースとなっており、このラウンいで売店て購入した食べ物や飲み物を楽しむことができます。この車両だけ窓の天地方向が狭いのは座って景色が見られるようにしているようです。

ちょうどお昼時だったので私もラウンジで食事を購入。大和肉鶏カレーです。チキンカレーにオリジナルラベルのごろごろ水がセットになっていました。カレーは鶏の味もしっかりとしており、辛すぎず美味しくいただけました。水の方は手持ちのお茶があったのでお持ち帰りしました。

吉野川を渡る吉野川橋りょうは吉野線の有名な撮影地で、パンフレットなどにも出ていました。吉野川沿いを走る車窓を眺めながらのんびりと過ごします。

カレーを食べてしまいましたが、吉野駅前で柿の葉寿司を買っていました。お持ち帰りしても良かったのですが、ついつい手を出してしまいます。

柿の葉に包まれたサバとサーモンのお寿司です。柿の葉の殺菌作用を利用して、柿の葉で包むことによって数日間保存が効くことから、特に奈良県や和歌山県の山間部(五條・吉野・大峯)で広まっていきました。近鉄沿線では主要駅で販売されているようです。サバとサーモンは寿司ネタの中でも大好物なので、気がつけば平らげていました。
列車は吉野の山の中から奈良盆地へと降りてきて、橿原神宮前から南大阪線へ。南大阪線へ入ると特急らしい走りでモーターの音も高鳴ります。古市付近で南大阪線は古市古墳群の古墳を避けるように走っており、その様子も地図アプリを見ながら楽しみました。次第に街並みが広がり河堀口駅付近で阪和線を乗り越えると大阪阿部野橋駅に到着。

大阪阿部野橋駅に到着してから改めて写真を撮ります。すでに列車折り返し吉野ゆきとしての準備が始まっており、吉野ゆきの乗る人が写真を撮っていました。大阪阿部野橋駅の道向こうにあるJR天王寺駅へゆき、特急くろしお号でユビスステーションへ向かいます。

ちょっと早めにホームへ降りると、初お目見えのハローキティはるかとご対面。

最初に登場したハローキティはるかバタフライ編成でした。着物をお召しになられているキティちゃんとはるかのロゴマークを。この後に京都行きのはるかもやってきたのですが、残念ながらホームを挟んでいるので通行する乗客が写り込んでしまいます。
関空・紀州路快速を挟んでやってきた特急くろしお号に乗ってユビスステーションへ。駅近くのお宿に旅装を解いてしばし休憩した後、ゆかりんと束の間の逢瀬を楽しみました。
 
 

関西へ〜4

2020-03-25 20:23:00 | 旅行
橿原神宮前1058発吉野ゆき急行に乗ります。急行とは言っても橿原神宮前からは各駅停車となり、橿原神宮前ー吉野間は種別上は急行と特急だけになります。

乗車したのは4両編成の6020系電車。近鉄の標準的な通勤電車で、狭軌の南大阪線用の電車です。橿原神宮前で乗った時にはそこそこ乗っていましたが、飛鳥駅で明日香村へ観光へ向かう乗客が降りてしまった後は数える程度になってしまいました。その後もほとんど動きのないまま電車は走ってゆきます。

JR和歌山線との接続駅の吉野口駅の駅名標はJR西日本標準仕様に近鉄の駅ナンバリングがでかでかと入っている仕様。吉野口駅はJR管理の駅なのでこのようになっています。吉野線は単線なので行き違いもあるせいかのんびりと走り、終点の吉野には1152に到着。

ホームに降りると目的の列車がすでに停車しています。はやる気持ちを抑えてとりあえず駅の外へと出てみます。

吉野駅は世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」を構成し、桜で有名な吉野山の玄関口で、駅前の道を少し歩くと吉野ロープウェイの乗り場があり、吉野山の下千本まで登ることができます。駅前には何軒か土産店が並んでいましたが、時節柄閑散としておりお店の人が手持ち無沙汰に座っていました。ここで柿の葉寿司を買っておきます。

吉野駅には反転フラップ式の発車案内表示が残っており、パタパタと表示が変わる様子が見られますが、種別と行き先は一体となっており昔からある急行や特急は「あべの橋」になっていますが、青の交響曲は「大阪阿部野橋」の表示になっていました。一見すると違う駅に行きそうですが、行き先は同じです。
ここでも硬券入場券を買ってからホームに入ります。

青の交響曲をご紹介する前に、レアな列車が入線してきました。オレンジバーミリオンに白帯のラビットカーカラーを復刻した6020系電車です。

ラビットカーとは1957年に南大阪線用として登場した6800系電車につけられた愛称で、南大阪線としては初めての構成の車両で、日本で初めての高加減速車両です。高加減速車両といえば阪神電鉄の各駅停車用のジェットカーが有名ですが、そのジェットカー登場の1年前にラビットカーは登場しています。登場当時は旧型車で運転される急行や準急のダイヤを縫って、各駅停車で高加速で運転する姿がうさぎをイメージさせるためにつけられたのがラビットカーの愛称です。そしてこのオレンジバーミリオンと白帯塗装を纏っていたためラビットカーカラーとなっています。
6020系の復刻ラビットカーは2012年の吉野線100周年記念として塗装されたもので、その後に全般検査を受けても塗装は維持されています。1編成だけの存在なのでレアな編成であるのですが、もっとレアの車両が隣にいるので、注目している人は皆無でした。

車端部にはラビットカーのマークがついています。6800系ではステンレス製のマークがついていましたが、復刻版では転写式となっています。このラビットカーマークをデザインしたのは岡本太郎氏です。
ラビットカーを紹介したところでいよいよ本命の青の交響曲へとまいります。
 

関西へ〜3

2020-03-24 20:09:51 | 旅行
0830発の大阪難波行きはアーバンライナーで運転です。

発車時間間際になって回送で到着した電車は2編成のみの21020系「アーバンライナーnext」でした。なんとなくイルカにも似ているような、先ごろ引退した700系新幹線にも似ているような、そんな愛嬌のある電車です。

21020系アーバンライナーnextは1988年に登場した21000系アーバンライナーが更新時期を迎えたことから、工場入場時の代替車として2002年に登場しました。社会情勢の変化に対応するために全車禁煙、喫煙コーナーの設置、またトイレの男女別化や車椅子対応トイレの形状を円弧化するなど、のちの新幹線・JR特急・私鉄特急にも影響を与えました。この車両をベースにして21000系の更新工事がおこなわれ、アーバンライナーplusとなっています。
2003年に鉄道友の会ブルーリボン賞を受賞しており、そのプレートが運転席後方についていました。

乗車したのはデラックス車両。2-1列配置のシートで近鉄特急のグリーン車とでもいいましょうか。1人がけの席に座って大和八木までの時間を過ごします。ちなみに近鉄特急でデラックス車両を連結しているのはアーバンライナーの他に伊勢志摩ライナー、さくらライナー、ひのとり、そして全車デラックス車のしまかぜと青の交響曲です。

今回は大和八木、橿原神宮前で乗り換えて吉野へ向かうので、近鉄名古屋から橿原神宮前まで通しで特急券を買っています。橿原神宮前から吉野までも特急に連絡しているのですが、連絡の特急は「青の交響曲」で運転の列車で、残念ながら満席だったので橿原神宮前までにしてあります。
0830に近鉄名古屋を発車。乗車したのは途中駅停車タイプの列車ですが、それでも大和八木までは1時間47分。近鉄特急もなかなか速いです。木曽三川を渡り三重県に入り桑名・近鉄四日市で乗車がありましたが、それ以降は乗車もなく落ち着いた雰囲気。窓から入る陽射しを物ともせずに車窓を眺めて過ごします。伊勢中川構内で短絡線に入り名古屋線から大阪線へ。このあたりは覚えているのですが記憶がなくなり気がつくと列車は名張についていました。近鉄大阪線のハイライト青山峠越えを寝て過ごしていました。名張を出ると列車は山道を下り奈良盆地へ。目的地の大和八木に1017に到着。ここで乗り換えとなります。

乗り換え時間がちょっとあったので駅前に出て見たり、大手私鉄では珍しく発売している硬券入場券を窓口で買い求めたりします。1035発橿原神宮前行き特急は吉野連絡の副標を掲げた12200系「新スナックカー」でした。引退の決まっている車両ですが、わずか5分の乗車では席をあたためる暇もありません。1040に橿原神宮前駅に到着します。

橿原神宮前駅は橿原神宮や神武天皇陵への最寄駅として有名で、先年の天皇陛下代替わりの際には上皇・上皇后両陛下、天皇・皇后両陛下も神武天皇陵参拝の折にお召し列車の「しまかぜ」に乗って来訪されている駅です。中央口駅舎は村野藤吾氏の設計によるもので、橿原神宮の拝殿を模したものだとされており、近畿の駅百選にも選ばれています。

橿原神宮前駅前にあった黄色の郵便ポスト。橿原市と宮崎市の姉妹都市50周年を記念して、神武天皇ゆかりの地である宮崎県青島神社や高千穂に設置されている「幸せの黄色いポスト」を設置しているようです。