昨日、最後の授業だった。富岳百景のようにさやうならをしてきた。
「行っちゃダメ」と言われた。びっくりした。最後の授業が終わって、「さやうなら、お世話になりました」と去ろうとした。しかし、教室の入り口を閉められて通せんぼしている。なんとまぁ50歳以上違っている生徒たちである。ありがたい限りであった。
こんな妙ちくりんなジジイと同じ時間を共有させていただいた。たった半年であったが、神妙にして授業を聞いてくださったのである。古典だった。自分なりに、工夫した。ありとあらゆる資料を駆使して授業した。当然、今はやりのアクティブラーニングというのもやった。古典なのに、黒板も目一杯活用した。生徒をドンドン前に出していくから、寝ている暇もない(^0^)。
しかし、良い体験になった。普通科には転勤したことがなかったからである。40代からずっと長い長い管理職生活であったからだ。
もう思い残すことはない。冥土の土産になった。
で、今日からは、やはりバイトをしている某大学の講義資料を作成し始める。この半年の体験が活きる。大学生たちに語るのには、ボキ自身に体験がなくてはならない。でないと、薄っぺらなものにしかならないからだ。4月から始まる。毎年改善点を見つけては、改めているのだ。
しかし、バイトだと所属感というのがまったくない。同僚たちとのふれあいもなかった。つまり、のみゅにケーション。ふれあいも可能性はあったのだろうけど、こんなジジイでは致し方なし。校長さんだって、ボキよりずいぶん年下だったし。
組織に所属していたら、安心なんだろうなぁ。精神安定にはなる。
もうひとつやっている通信制高校の方は、来期の再雇用契約についての打診がきた。仙台キャンパスでも授業をやった学校である。有名女子スケート選手が所属している学校である。細かな契約条件が今日あたり来るらしいから、検討してから返事をする。ゼニは関係ない。時間的にできるかどうかである。
どうも、ボキは家に閉じこもっていることができないようである。老人フリーターなのにである。
ま、これで良いか。これで。
他人のジジイ生活には全く興味がないから。
ゴーイング・マイ・ウエイである。
だって、ボキの前にはたった一つのウエイしかないのだから。そして、それが終わったらDeathしかないのだから、今を精一杯生きるだけである。
(´∀｀*)ノ
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