と~ま君の部屋

楽しい老後を送りたいとやっています。所詮人生回り道。修士(人間学、仏教学)。ぼけ防止・脳のリハビリでやってるブログです。

晴耕雨読

2008年06月30日 08時06分29秒 | 先公ごっこ2008年から2012年
 今日は文化祭の代休日ですから在校生諸君は、それぞれ思い思いのスタイルで時間を過ごしておると思います。
 文化祭ご苦労様でした。
 大きな評価をいただきました。中学校の校長先生からも、他の高校の校長先生からもいろいろなご声援をいただいています。ありがたい限りです。

 学校は、先生方の教育的営為と計画、保護者の方々の願い、設置者である県教育委員会の願い等々多くの方々の「願い」から構築されております。それを統合化するのが、わたくしの仕事であるわけですが、おおいに期待に応えたいと欲張っております。

 わたくしは、今までも何度か言ってきましたように、本物の実力ある学校に県銚をしたいと考えています。自称**とかいうものにしたくはないのです。

 本当の実力ある人は、自分で声高に主張しなくても、本物と認めてくれます。声がでかくてもナカミのない存在にはなりたくありません。

 シビアな話ですが、先日、このブログにも書き込みをしましたとおり、本物の進学高というのは、数値で表すと大変に厳しい状況になります。地域的に殆ど存在しなくなる可能性もあります。わたくしの言っているのはそういうことではなく、つまり数値を競うということではなく、全人的発達を遂げて欲しいと考えておるということなのです。

 論語の主人公の孔子も、音楽を愛好しました。平素の学習についても、孔子様ですら、努力の虫であったわけです。

 そうした努力の一方に、これまた何度か言ってきましたように「社会人基礎力」も身につけていただきたいと願っています。要するにバランスのとれた、心技体に調和ある人間になっていただきたいということなのです。何度も何度もこのことは繰り返し在校生諸君にはお伝えしていこうと思っています。

 ★

 今日は、朝から雨です。
 こういうときこそ、晴耕雨読です。
 
 愛読書を片手に、ノートでも取りながら、しみじみとした時間を過ごす。一杯のコーヒーでも入れながらです。至福の時が流れます。
 そして夕方からスポーツジムで体を鍛える。

 時間を無駄に使わず、鍛えましょう。
 
 明日のためにも。
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文化祭、ご来場ありがとうございました

2008年06月29日 23時10分05秒 | 先公ごっこ2008年から2012年
 文化祭へ、たくさんのご来場をいただきありがとうございました。こころより感謝申し上げます。

 楽しんでいただけでしょうか。
 
 携帯の研究をしたクラスなどあり、たいへん面白い文化祭になりました。お菓子の家はまったく美味しそうでした。

 リアルタイムに学校の紹介をしてみたいということで、簡単な動画を意図的にやってみました。いかがでしたか。

 学校からの情報発信をリアルタイムに行うというのは、海外から日本の姉妹校に訪問をして来られた豪州の高校の先生が、実際にやられていたのを見ていたものですから、是非ともわたくしもやってみたいと思いまして。

 大学でも学長ブログがかなり浸透しているようです。三重大学の学長先生がやられている学長ブログが著名ですよね。校長ブログも検索エンジンで相当数ヒットします。

 また、教育ブログ活用の書籍も教育図書専門の出版社から出ています。

 イノベーションは、リアルタイムで迫ってきていると実感しております。

 旧態依然の意識では、時代に取り残されてしまいます。

 県銚は、本当に熱心な先生方で、右肩上がりのイノベーションを行っています。心の底から誇りに思っております。


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文化祭速報4

2008年06月28日 10時57分01秒 | 先公ごっこ2008年から2012年

PTAのみなさまによるバザーです。

朝早くから、ありがとうございます。
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文化祭速報3

2008年06月28日 10時38分05秒 | 先公ごっこ2008年から2012年

お菓子の家です。

素敵ですね。

ちっちゃいですが、おいしそうです。

残念ながら食べてはいけません。

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文化祭速報2

2008年06月28日 10時28分19秒 | 先公ごっこ2008年から2012年

文化祭のポスターで、全部いいなと
思ったのですが、その中でひとつ
ご紹介をさせていただきます。

携帯電話の使い方を研究した
クラスのポスターです。

なかなか凝っていますね。


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文化祭速報

2008年06月28日 09時59分01秒 | 先公ごっこ2008年から2012年

10:00です。公開、始まりました。

↑の動画は、
正門アーチで小学生をお迎えしている本校生徒です。

携帯電話の使用について、研究したクラスもあり
興味深いデータが発表してあります。
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文化祭準備速報

2008年06月27日 11時23分10秒 | 先公ごっこ2008年から2012年

 文化祭速報です。
 準備を急ピッチで行っています。
 ↑は、27日(金)の11:20ごろの動画です。書道部の準備です。

 明日、公開しますが、楽しみにしていてください。
 本校進学を考えておられる中学生のみなさん、ぜひともおいでください。

 本日は、朝に開会式、つまり文化祭の開祭式なのですが、体育館で行いました。音楽選択生徒の発表、吹奏楽部による新校歌、英語の先生と生徒たちが、バイオリンと楽器を演奏しました。感動の幕開けでした。

 県銚パワー無限大!
 
 しおりにはこう書いてあります。
 気に入りました。
 無限大!
 いい言葉です。
 
 こころに限定を強いたら、たちまち有限の存在になってしまいます。県銚よ!伸びよ、伸びよ、大いに伸びよとお話させていただきました。

 校内発表だけですので、本日は来校を禁じますが、食品販売ばかりの文化祭の多い昨今、なかなか内容のある文化祭です。

 がんばります。 
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中学校の卒業生たちと会って

2008年06月26日 19時09分49秒 | 先公ごっこ2008年から2012年
 昨日、わたくしの茅屋に、素敵な封筒に入ったお手紙が配達されてきました。中学校で担任をさせていただいたときの生徒からでありました。

 わたくしは、23歳のころ、この地域の中学校に在職していたのです。
 8年間でありました。

 実は、4月に同級会を行って、担任だったわたくしは呼ばれたわけです。かつての若々しい少年少女だった生徒諸君は、すっかり貫禄がついていました。わたくしの学校、つまり県銚のPTAをやってくださっている男性も複数おられて、わたくしは非常に感動いたしました。全面的な学校支援をいただけると言っていただき、ありがたい限りでありました。

 で、その手紙をくださった彼女、久しぶりに出席したのです。曰く、「昔の外山先生と変わっていなかった」と書いてくださったわけです。(※頭髪以外は=笑)
 彼女は、現在歯医者。最初、ある大学の理学部を卒業して、それから学士入学で超難関大学の歯学部に入学して、アメリカ留学もしたのです。勉強熱心でした。姉上は、医学博士。現在わたくしの居住地で開業医をしています。こちらも大秀才。妹と同じ大学の医学部に現役で入学。
 ところが、この姉妹、まったくできるところを見せません。
 雰囲気。
 そういうものが、人間の幅を決めるのではないかと思います。
 出来る人は、表に出さない。
 偉いものだと思います。

 柔道でもそうです。
 本当に強い人は、まったく表に出さない。
 耳がつぶれていたりするから、だいたいわかるのです。ただし、耳は、強いからつぶれているとは必ずしも言えません。弱いからつぶれてしまったことも考えられます。しかし、つぶれるほど稽古をしたことは間違いないですから、それはそれであまり近寄りたくないですが。

 柔道10段に初めてなった山下義韶先生という方が、柔道の草創期におられました。この先生は、学者みたいな方で、パワーはさほどではないとわたくしは思い込んでいました。実際、かなりの教養人であった方です。

 ところが、嘉納治五郎大系の第12巻を見ていたら、山下先生の写真があって、なんとそれには鉄アレイの30キロはありそうなのを、片手で振り回しておられる。昨日でした。仰天いたしました。わたくしなぞ、昨日のスポーツジムでやったのが、せいぜい片手でその半分。ベンチプレスなら、三桁を上げていたんですけど。ダンベルではきつい。ついでに言えば、わたくしは、ウエイトトレーニングでも一家言あります。もうこれで10年以上スポーツジムに通っていますので。

 しかしです。人をどういう基準で評価しているかと反省させられてしまいました。まさかダンベルやベンチプレスのキログラムで評価しているわけではありません。

 雰囲気です。人品です。言葉の使い方です。

 その雰囲気を作るのが学校時代です。
 中学校で、「県銚」で、作っていくのです。

 どうか、中学生のみなさん、精一杯勉強して、いい雰囲気を作ってくださいね。
 そして、あなたの恩師の先生とどこかで一緒になったら、いい学校に学べたからいい雰囲気を作れましたと言える様に努力してくださいね。

 来年、待っております。

  

 
 











 
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文化祭の準備急ピッチ

2008年06月26日 15時50分21秒 | 先公ごっこ2008年から2012年
 文化祭に向けて在校生は一生懸命です。
 県銚は学校行事も一生懸命に取り組んでいます。楽しいかどうかは、その人の心のあり方次第ですが。公開は平成20年6月28日(土)です。中学生のみなさん、楽しみにしてください。待ってます。なお、このブログで文化祭の様子は、速報をします。

 ☆

 中学校での進路指導の経験から、わたくしは多くのことを学びました。
 中学生にとって、高校進学がどれだけ重い意味を持っているかも十分知っております。ですから、高校を大いに研究していただきたいと心から思っておるのです。学校を知っていただきたいと思っていますから、こうやっていろいろな手段、ツールを用いて学校を紹介しているわけです。
 実際来てみてください。
 イメージで高校を見ているより、あなたの目で見れば違います。

 待っていますね。
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古典の授業から考えたこと

2008年06月25日 19時34分55秒 | 先公ごっこ2008年から2012年

 本校は、現在の3年生が女子のみです。(この写真が現3年生です)
 彼女たちの努力があったからこそ共学化も成功したのだと、こころから感謝しています。

 ところで、源氏物語の帚木の巻には、有名な「雨夜の品定め」というのがあって、女性論が展開されていますが、在校生はご存じでしたでしょうか。興味があれば現代訳でもいいですから、読んでください。特に、3年生の女子にお勧めします。来年から社会に出る人もおられるでしょうから。
 内容については、源氏物語の主人公光源氏と、頭中将など4人が、女性論をたたかわせるというものです。作者紫式部が何を考えていたのか、実に興味の尽きない部分です。内容については、ここではふれないようにしましょう。現代にはちょっと通用しない部分があるからです。

 実は、一昨日、国語の授業を見させていただいた時に、(写真のクラスです)更級日記が古典の授業で展開されていました。いい授業でした。3年生のクラスでしたから、古典にはいろいろな女性論があるなぁと、そんなことをふと思ったのです。更級日記の作者菅原孝標の娘は、10歳から13歳までを父の任地である上総の国(千葉県)で過ごし、京都に帰ってからは、源氏物語を耽読したのです。33歳で橘俊通と結婚してからの悔恨の気持ちなどが書いてあって、キャラクター的に大変面白い女性です。なお、当時の人にわが千葉県がどういうふうに受け止められていたかもわかって大変に面白いですよ。

 古典を読むというのは、そういう観点を別にして、発展学習をするということにもつながります。

 ☆

 読書には、ざっと読む本と、耽読する本と2種類あります。
 自分の専門とする分野が何かによって、その範囲は分かれるでしょう。

 ざっと読む本で、その読み方というのは、いろいろあるのでしょうけども、わたくしの場合、最初に目次をコピーしてしまいます。いわゆるビジネス書といわれる書籍が多いのです。ドラッカーとか、大前研一とかです。
 そして、一気に、マーカーを使ったり、ページの端を折り曲げたりして、読み進めます。書き込みもどんどんやっていきます。付箋もつけます。したがって、古本店には売れない代物になってしまいます。

 耽読・味読する本は大切にします。
 吉田松陰撰集、近思録、孟子、荻生徂徠が、今、わたくしの茅屋で机の上に鎮座ましましています。大切な大切な書物です。書き込みや、付箋すらつけません。なんという態度の違いだろうと笑ってしまいます。で、心に残った文章を二行詩形式でノートに写していきます。あとで引っ張り出してまたノートを読みます。繰り返し読みます。体得するまで。

 さらに環境にも気を配ります。
 わたくしの茅屋和室には、吉田松陰の掛け軸が掛けてあります。また、母校の創立者である上杉鷹山の肖像画を額に入れてあります。
 いついかなる場合でも、「おおやけ」の立場で、生徒諸君に教えさせていただいているのだ、そういう立場で行動を律していかなくてはならないのだと自覚するためであります。

 ハマトンの「知的生活」という書籍は、上智大学の渡辺昇一先生が激賞したものですが、渡辺先生への評価は分かれるものの、ハマトンの「知的生活」はいいものだと思っています。この書籍によって、京大式情報カードのやり方を知りましたし、教養主義のあり方を教えていただいたような気がします。

 いろいろ書いておりますが、自分なりに努力してみてください。

 わたくしには、残された時間がありません。長く続いたとして3年ちょっと。不祥事があったら、雲のように消えなければなりません。このブログだって永遠に続くわけは絶対にないのですから。
 
 お伝えしたいこと、書き込みたいことは山ほどあるのですが。

 ここまで読んでいただいて、深謝いたします。


 
 
 
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記憶法

2008年06月24日 19時55分41秒 | 先公ごっこ2008年から2012年
 記憶法というか、暗記法というか、そういうことに最近は興味を抱いています。

 「薔薇」という漢字を記憶する方法をテレビで紹介していて、それを偶然スポーツジムのランニングマシーンで走りながら見てしまったのがとっかかりでした。

 つがわ式とかいうのだそうです。学習塾の先生で、いろいろと書籍も出しておられるのでいくつか購入してみました。

 目から鱗とはこのことで、手法的には実に簡単でした。薔薇の「薔」という字の、真ん中の土と人の組み合わせに注目して、○をつけるだけ。「薇」の方は、微の山という部分と兀の部分に○をつけるというものです。

 ここまではテレビでも紹介されたので、許容範囲でしょうか。あとは、つがわ先生の著書を読んでくれというしかないのでしょう。しかし、これは参考になりました。

 英単語の覚え方も独特のものでした。簡単で実にいい。

 それと地歴公民の年号、地理の暗記。これまた面白い手法でした。

 ここではこれだけしか書けません。興味があれば、わたくしのところまで来てくださいね。

 しかし、共通しているのは復習の重要性でした。
 
 在校生諸君も暗記というか、記憶というかそういうことで苦労している人もいると思います。まったく関係ないという人もいるでしょうけれども。授業を受ければ片っ端から、全部頭の中に入っていくという人もいるかもしれません。

 たいていの人は、努力家ならば量をこなしてノートを作ったり、カードを作ったりしているわけです。そして、どんどん忘れていくことも多い。ノートも作っただけで満足してしまう。

 わたくしもそうです。ノートを作って、それで手に満足感を与えてそれで終わりでした。

 だから復習が重要なのですね。

 ☆

 高校の同級生で、T女子大学で教育学の教授をやっているのがいます。彼の勉強法はまったく凄かった。一浪してある大学に行ったのですが、浪人時代一日13時間勉強したと豪語していました。
 ただひたすら尊敬申し上げるしかありませんでした。

 米沢の農家の長男で、何度も泊まりに行きました。
 わたくしの育ったところは温泉町でしたので、同級生君のところで生まれて初めて五右衛門風呂に入って妙に感動したのを覚えています。結婚式も呼ばれて、来客が日本を代表するような偉い学者さんばかり。その中で友人代表でスピーチをせよとのたもう。まったく何をやらせるのかなぁと、笑ってしまいましたが。
 世の中というものは、わからないものです。

 彼氏に教わったのが、京大式情報カードの作り方でした。
 世にも有名なB6カードです。

 これも、実物を常に持ち歩いていますので、知りたい在校生はどうぞわたくしのところへ。

 ☆

 学習法とか勉強について迷った時は、先生方に是非とも相談をしてください。

 先生方は、本当に心から相談にのってくださいます。

 がんばってください。


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中学生のみなさん、学校見学においでください

2008年06月23日 19時47分25秒 | 先公ごっこ2008年から2012年
 先日、教育に関する書籍を拝読しておりましたら、教育論というのは誰でもできる、なぜなら日本という国はまことに幸せな国で、国民皆教育国家であるからというものでした。
 誰でも教育を体験しているから、一応の議論の組み立てはできるというわけです。

 その正否についてはふれませんが、体験からものを考え、論理を組み立てていくというのは首肯できました。

 ☆

 世の中に進学校といわれる高校がたくさんあります。

 最近は数値で成果を表すのが流行していますので、そういう進学校の進路成果をインターネットで簡単に知ることができます。

 しかし、わたくしは、進学校というのを数値的にどういう風に概念規定をするのかということに慎重でありたいと思っています。つまり、国立大学に、現役で***人以上合格したから進学高だとか、そうではないとかという議論を避けたいと考えているからです。

 国立大学現役合格を数値的にどう評価するかということになると、これは難しいと感じます。

 国立大学現役合格数が4クラス程度の160名くらいすんなり進学していく高校が全国にはざらにあります。
 学年6クラス規模で、です。体験しているのですから間違いありません。

 そしてまた、そういう学校では運動部も強いのです。
 文武一貫して、「適当主義」を排して徹底して勉強も、運動も展開しているのです。

 そういう本物の進学校は、受験のテクニックだけを教えません。
 「社会人基礎力」を養っているのです。
 ペーパーレベルの知識はあって当たり前。
 だから、毎日最低でも5時間は家庭学習をします。
 大学も、実社会に出てからのために受験するという明確な目的を持った生徒がたくさんいるのです。

 社会人としてどう生きるかということが、最も大切だということなのです。

 そのために、「あいさつ」や「正邪を判断する能力」や「礼法」、「基礎学力」が必要なのであって、いかに勉強が出来ても、社会に迷惑をかけているようでは話にもなにもならないというわけです。

 ☆

 中学生のみなさん、これから志望校を決定する時期にさしかかりますね。

 このブログを読んでいただいて、なにかの参考にしていただければ幸いです。

 さらに申し上げたいことは、中学生のみなさん、県立銚子に学校見学にきてください。

 中学校がお休みのときに、県立銚子まで電話かメールをいただければ、あるいは、このブログから来られたことを言っていただければ、校長のわたくしが、または担当の職員が説明します。
 日程さえあえばですが。

 そして、体験したことを基盤に、高校について、教育について、大学進学について、その他いろいろなことをお話したいと思います。

 お気軽にどうぞ。
 ただし、中学校の先生に連絡して、中学校の許可をいただいてから来てくださいね。服装もしっかりしてですよ。
 
 




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本校同窓会総会に参加して

2008年06月22日 06時44分39秒 | 先公ごっこ2008年から2012年

 平成20年6月21日(土)

 本校の同窓会総会が開催されました。
 銚子市の読売ホールです。

 たくさんの本校卒業生の方が参加されました

 学校からは、教頭先生、総務部長のI先生、同窓会担当のY先生、それにわたくしであります。

 わたくしの自己紹介からはじめて、学校の近況報告をさせていただきました。

 このブログもそうですが、学校からの情報発信を、学校だより、ブログ、HOME PAGE、CD、Calendar等々、また大衆日報様のご協力など、ありとあらゆる手段、ツールを用いて積極的に行っていることを報告させていただきました。

 また、最近の勉強への生徒諸君の取り組みも紹介いたしました。先々の進学可能性がたいへんに大きくなっているということをも、具体的に報告させていただきました。

 大変にお喜びでありました。

 本校に対するご支援、愛校心に心から感謝申し上げますとともに、それにもまして、良い学校にしたい、評価の高い学校にしなければならぬと身の引き締まる思いをいたしました。

 ☆

 総会終了後は、國中住子先生のご講演。
 「私のこれまでの道」という演題で、女性としての生き方、人生観、子育て、食育等々広範囲にわたる内容でありました。

 人間関係の中で生きているわたくしたちにとっていかに円滑に生きていけるかということを学ばせていただきました。

 さらに、先生の父上が、桐生のお寺で苦労されながら慶応大学の学部、大学院と修学せられ、ドイツ語の先生までなられたことの話は、生徒諸君も聞かせてあげたかったなと思いました。

 戦時中の学童疎開では、教科書もなく、全部友人のを写したとのこと。

 写しているうちに全部覚えてしまったので、成績も向上した、今のこどもは、「教わって」しか勉強しようとしない、自ら学びたいという精神がなければならないというあたりは、わたくしも本当にそう思いました。

 このような機会を与えていただいた同窓会の皆様に感謝いたしました。

 わたくしは、ますます学校をよくしていかなくちゃならん!
と思いながら会場を後にしました。

 いい一日でした。
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文武一貫

2008年06月22日 06時14分54秒 | 先公ごっこ2008年から2012年
 修業に終わりはないとはよく言われることです。

 校内スポーツ大会の開会式で、ちょっとだけ生徒諸君には言いましたが、全くそう思います。

 柔道をなめてかかっていたので、昨年7月左手首を骨折してしまって全く恥ずかしいことであります。いかに長く稽古をしていたからと言ってもなめた態度をしていたら、天罰てきめんなのです。というようなことを申し上げたはずです。

 ☆

 わたくしは柔道を高校1年生の時から始めてもう41年。

 昨日も居住する市の柔道教室で稽古にいそしみました。柔道着がびしょびしょになるくらい、気持ちのよい汗をかかせていただきました。手首を折ったので、ずっと寝技しかやっておらず、久しぶりに立ち技の稽古をしたからでした。

 いつも知的理解とか、勉強をとか言っていますので校長は体力的なことに理解がないのだろうかと思っている生徒諸君もおられることでしょう。

 そんなことはありません。

 文武一貫ということは、まさにわたくしの体験から来ていることなのです。

 講道館柔道を創始した嘉納治五郎先生の大系本(全集)がわたくしの茅屋にあります。

 教育者でもあった嘉納先生に最も魅力を感じますから。
 それに東京在住時代、講道館で稽古をするのを何よりの楽しみにしておりましたし。また、オリンピックに出て来るような超一流選手が大道場で稽古をしていましたから、片隅で一緒にできるだけ本当に幸福な時間を過ごすことができたのです。東京五輪で金メダリストの岡野功先生、猪熊功先生、篠巻先生、関根忍先生等のご尊顔を拝み倒しておりました。

※終わった後、講道館の大道場から後楽園球場が見えたので駆けつけて、長島、王、その頃は他球団にいた張本選手を見るのも楽しみでした


 どちらかと言えば、わたくしは柔道に関してもセンスがないので、やや知的理解に偏りがちではありますが、人間形成に「武道」の効用は大きいと考えております。
 だから、嘉納先生の全集を読んでおるのです。

 センスがなければないで、わたくしはセンスを最も必要とされる立ち技よりも、工夫改善がきく寝技を愛好します。
 旧制高等学校(現在の国立大学)や、帝国大学には、寝技から始める高専柔道なるものがありました。最も有名なのが、旧制四高の(現金沢大学)寝技柔道です。作家の井上靖先生の作品に、そのあたりが出て来て、わたくしは大いに憧憬したものでした。(「北の海」井上靖の自伝的小説 主人公の名前は洪作)

 ☆

 総合格闘技でも、寝技の研究がなされて、たいへん面白い試合がされています。ちなみに、わたくしはグレーシー柔術が日本に初めて来たときに、リングサイド席で観戦をしておりました。
 病こうじて、総合格闘技専用のグローブも所有しております。骨折した左手首にはめておりますが。

 武道は、工夫・改善の精神がなければ、いけません。
 勝った負けたは後からくっついてくるもの。
 その努力の過程が重要です。

 その年でよくやっていますなぁとか言われます。

 しかしながら、わたくしの周囲には、先輩たちでまだまだ現役を張っている人がおられる。

 一番年長で64歳。
 この方も高校生と稽古をする。

 わたくしなぞ、まだひよっこですし、先輩たちに言われる。

 老け込むなよ、って。
 おまえさんなんか、まだまだ若い。
 俺より、8つも年下だからな。

 こんな具合です。
 40、50は小僧っ子というわけです。

 苦笑を禁じ得ないですが、一面真実をついています。
 人間、ひとつのことをずっとやっていると、思い上がります。

 高校時代しかやっていないのに専門家面したり、一丁前になった錯覚をするのが、哀しいかな人間の常です。

 どこまでも謙虚でありたいものです。

 もう一丁前になったという錯覚だけはしないように、いつまでも現役で稽古を楽しみたいものです。

 運動部系の諸君!
 がんばってください。

 「文武一貫」として。

 勉強も、運動も、全部欲張って徹底的にやりましょう。適当主義が一番いけないのです。どっちも適当にやっているとしっぺ返しが来るのです。

 昨日の稽古のやり過ぎで、手首がちょっと痛い校長ではありますが。






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思い出に残る先生

2008年06月20日 19時00分14秒 | 先公ごっこ2008年から2012年
 いい師匠を見つけるということについて、在校生の皆さんにお話したいと思います。

 それも高校時代にいい師匠と出会ってほしいと。

 わたくしの一生を決定づけたみちのく米沢の高校時代の恩師に、上谷先生とおっしゃる方がおられて、初めてお会いしたときは、先生もまだ20代。秀才の誉れ高く、東京大学の印度哲学科を意図的に7年もかけてご卒業された方で、倫理社会の先生でありました。

 忘れもしない高校2年生の、まだわたくしも坊主頭の、柔道部員。

 倫理社会などという科目ってなんだ?っていう思いでした。

 ところが、ところが面白いのなんの。
 ウパニシャド哲学がどうのとか、ゾロアスターとか、なんだかまったく知らないことばかり。
 20代の青年教師だったはずなのに、ひげをアゴまでたらして、夏休みには、剃髪までされた。こんな学問があるのかと、初々しい高校生であったわたくしはもえたものでありました。

 以来、先生の研究室に日参して、懸命のノート取り。
 これとこれを読めといわれて、読書三昧。
 しかし哀しいことに凡才のわたくしには、非常に過重な課題ばかりでありました。が、生まれて初めて、自分から求めたすてきな「知りたい」内容でした。

 ずっと一緒に勉強させていただきたかったのですが、時間は厳しい。
 わたくしのようなものでも、単位がとれたから、卒業せよということになってしまったのです。

 そして、卒業。
 の、はずでした。

 ところが、わたくしは、卒業式に出席することができませんでした。働きながら昼間の学校に通学することになっていたからです。呼び出しを受けておりました。

 大雪の中で先生の下宿を訪ね、しんしんと降る雪の音を聞きながら、先生にお別れを申し上げたのを、昨日のように思い出します。

 雪あかりの中を、がに股で、坊主頭の高校生が、なんだか面白くなさそうに顔をくちゃくちゃにしながら歩いて駅まで行ったのを、不審に思った方はたくさんおられたでしょう。
 
 以来、一貫してわたくしはこの道を歩んでおります。

 こころ残りは、あの日以来、先生にお会いしていないということです。

 風のたよりでは、どこかの大学の教授になられた、博士号をとられたということでした。

 在校生のみなさん、勉強をしましょう、学問をしましょう。

 時間は待ってくれません。
 


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光こそ、すべての源という気がするのだが

柔道をやると~ま君

サンスクリット般若心経

高齢\(^_^)/