外国人労働者に門戸が開かれていないのが、運輸関係だ。研修生とかのシステムができて、農業関係などには相当の数が来ている。なぜ日本が良いのかということはさておいて、これからどうするのかという課題はデカイ。政治家がどんなふうに判断していくのかということである。
しかし、ひとつだけ手がつけられていないと感じるのが教育問題である。外国人子弟の生徒が日本で進学して行く場合にとりわけ課題が多い。語学もそうだろうし、経済問題もそうだ。経済問題ではとりわけボキも実際に苦労してきたから(新聞配達して苦学したから)、余計に心配しているのだ。
そういう経験が、最近まで不登校専門の高校でのバイトに役立った。しかし、現場の中高教員たちはそんなことはなんも考えていないのだった。今年の7月にそれもクビになったが、あいかわらずボキは社会の中で悩んでいる生徒諸君になんとかせんとアカンと思っているのだ。
ボキの居住地にも外国人労働者はたくさんいる。3年前に女房と一緒にタイに行ったときも、飛行機の同乗者にすぐ近くに住んでいるタイの女性がいた。いろいろしゃべったが、予想どおり飲食店関係だった。
今は、定年後10年たっているので、飲食店関係には行かない。もっともコロナでもっと怖い時代が来てしまったが。
いろいろなことで、外国人と教育という問題に興味を持っている。来月の末まである教育雑誌に原稿を書かなくてはならないから余計にそう思っている。しかも四本だ。
相変わらずである。
BYE-BYE!
>少子高齢化、人口減少に伴い、日本の労働人口も減ってきています。その中で、日本が受け入れてきたのが外国人の労働力です。2007年に外国人雇用の届け出が義務付けされて以降、日本で働く外国人労働者は過去最高を記録し続け、過去10年で約3倍に。外国人労働者は短期的な「出稼ぎ」ではなく、日本で仕事を続けることを選び「定住化」する傾向も強くなっています。さらに、大人たちとともに忘れてはならないのが、子どもたちの存在です。日本の将来を支える一員になり得る「外国籍の子どもたち」。しかし、言葉や文化の面で学習に苦労することも多く、日本語を勉強できる場所が必要といいます。そして、新たな課題が指摘されています。 愛知県の小さな学びやに通う外国籍の受験生の姿からは、日本語教育だけでなく母語に対する学習支援の必要性がみえてきました。
■日本で生まれた外国人 日本語は話せても厳しい現実
森川ナオミさん(当時・中学3年生)
中京テレビより
https://news.yahoo.co.jp/articles/ba6b3f6750b250a550c173482a36d4d442098a80?page=4
愛知県犬山市の中学3年生・森川ナオミは、日本で生まれ育ったペルー人です。 母のパトリシアは母国ペルーから短期間の出稼ぎのため、1991年に日本を訪れました。その後、仕事を転々とする中で、ブラジル人の父と出会い結婚。ナオミを出産しました。 ナオミは生まれてからここまで、他の日本人の子どもたちと変わりなく過ごしました。 クラスでは周りを明るくする人気者です。そして昨年度の冬、高校受験を控えていました。目標は全日制の高校に合格することです。しかし、受験間近になっても学習に向き合えていない様子でした。 ナオミ「(合格する自信?)ない!漢字とか本当無理!日本で生まれたからって完璧に日本語話せるし、大丈夫だなって見られるのが嫌だ」 あっけらかんと話すナオミ。 「風習」を「ザンシュウ」、「由来」を「ユキ」と読んでしまい、問題文の漢字を読むことすらままならない様子でした。 外国籍の子どもたちにとって、高校受験は日本人よりもハードルが高いというデータがあります。 外国人の高校進学率(全日制)は62%。全体の94%と比較して大きく下回っているのです。(出典:外国人集住都市会議うえだ2019 文部科学省「令和2年度 学校基本調査」) また、文部科学省によると、日本語指導の必要な児童生徒が全国で最も多いのが愛知県。 ナオミが住む愛知県犬山市では人口7万3000人のうち2500人を外国人の住民が占めていて、その数は増え続けているのです。