今年後半はずいぶん考え方が変化したなぁ。「淡々として生きる」をモットーとしてからである。
若い人たちと話をしていると、まったく話にならないと感じる一年だった。
迷っている若い方々が多いからだ。もっとも、ボキだってヒトのこたぁ言えない。若かったときに、いろんなトラブルを抱えていたからだ。ケンカもずいぶんした。粋がっていた。粋でないのに粋がっていた。第一歩き方が悪かった(^_^)。
柔道マン気取りでがに股で歩いていた。腕も脇腹にくっついていなかった。両手を横に出して肩をゆすって歩いていた。完全な逆三角形であった。マッチョであった。それでサングラスをかけていたら、まるっきり暴力団である。笑ってしまう。
なにを勘違いしていたのであろうか。
アホな若かりし時であった。
ま、生きるパワーだけはあったけどねぇ。
要するに元気でアホだったのである。それが一人前に社会人のようなつもりでいたのだから、アホの三重苦であった。
それで若い方々を見ていると、まるっきりボキのたどってきた半生をそのまま歩んでいるような気がしてしまうのだから人生は繰り返しだと思うのである。世間を知らないからだ。世間を知ってしまうと全部がくだらなくなるから、それも中途半端に知った方が良い場合もあるけど。
あまり世間ずれをしてしまったら、なんでもかんでもくだらなくなってしまう。結婚だってする気にならないだろう。家庭だって持つ気持ちにならないだろう。会社だって、どうやって動いているのかと知ったらやる気にならないだろう。会社のトップがカネを持ち逃げしたりして、犯罪の材料はいくらでもあるし。某自動車会社の前会長なんかますますやってきたことがバレテくるであろう。これこそ若い方々の夢を壊してしまうであろうなぁ。
それで、今年一年いろんな社会的現象を見させていただいて感謝しているのである。
世間を知ることができたからである。悪党がいっぺぇいると知ることができた。
でも腹は立たない。ボキだって、他人のことは言えないと知ったからである。
世間知らずだったなぁと思う。こんなんで良かったのかとも思う。
しかし、確実に言えることがある。
成長できただけありがたかったということである。世間に感謝である。どんなに悪いことをしてきても、反面教師という役割があるからだ。
ああなりたくないということを教えてくださっているのだ。こんなありがたいことはない。しかも無料である。授業料なし。学費がないからだ。
今年の後半からボキは「淡々として生きる」をモットーとしている。これでずいぶん変わった。考え方が。家人もそう言っている。なんだかずいぶん変化したねぇって(^_^)。
変化しないのは髪型だけだ。もともと髪の毛がないからだ。
ヾ(*´∀`*)ノ