毎日、毎晩オリンピックのニュースに一喜一憂している。おかげで寝不足である。悪いことに、テレビを見ながら作業をするのもいいなぁと思いついてから、余計その傾向が募ったのだ。橋本治先生ばりに、セーターを編みながら仕事をするなんてことは、不器用な愚生には不可能であるが。あ、もっともその仕事そのものが、愚生にはもう存在しないか(^0^)/ウフフ
それにつけても、難しいもんである。特に柔道である。素人だが、ルールくらいはわかるのでなんとか観戦できている。しかし、またまたルールの改正が行われて、審判がイヤホンかなにかをつけていて言わば第4の審判がいるのだという。ビデオで試合をチェックしているんだそうだ。昨日の海老沼選手のゴールデンスコアでの旗判定が、ひっくり返ったというのを聞いて、それこそのけぞったのである。そんなことがあり得るのかということであった。だったら副審はなんのためにいるのか。主審もである。こんなあふぉ~な愚生でも審判をさせていただいたこともあったからだ。
唖然とした。日曜日のあるテレビで、女子柔道のオンナ三四郎と言われる山口香先生が、このことを批判なさっていたが、さもありなん。もう、柔道はカタカナのあるいは英字のジュ~ド~、JUDOになっちまっただなぁと思ったのである。神秘性というものは無くなったのかと思う。最初から無かったのかと言われる方もいるだろう。素人にはレベルの高い話で、たった4段の愚生ごときがなんのかんのと言う話では無い。これ以上は発言を控えましょう。叱られてしまいますから、ね。(^0^)
素人と言えば、オレのやっている国文学もそうだなぁ。何十年やっているのだろうかと慨嘆している。なんにもモノになっていない。努力がすべてだという甘い期待をする立場にはいないが、されど努力は大切であると「も」思っているからである。だから、なんとかやってきたのであるが、こうまで自分自身の思いとかけ離れているとがっくりくる。
あたしゃ、教えるために学んでいるのではないのだ。はっきりいえば、ロンブンという名の駄文を書きたいのである。あるいは謄写版印刷でもいいから、限定十部程度の自費(慈悲)出版でも良いから活字を遺して死んでいきたいのである。(謄写版印刷だって・・・・・・誰も知らないだろうなぁソンナノ)
だから、進学させていただいたのである。セカンドステージとか、そういう話ではない。柔道の平岡のことが今朝の新聞に出ていた。大学院を休学して五輪に出たのだそうである。新聞にはっきり書いてあった。セカンドステージのために大学院に進学したと。((;゚Д゚))フン!?
そうなんかねぇって程度の感想しか持たなかったが、それはそれで良いんでしょう。それでも大学院を出ても就職が厳しいのは愚生だってよく知っている。特に理工系が厳しいのもよく知っている。辛いだろうなぁと思う。若い世代は特にそうだろう。家族を抱え、親や、親族の期待もあるだろう。だから余計にそう思う。何かにならなければならないという宿命を背負っておられるからである。本当に大変である。もう仕事の面すべてにおいておしめぇだと宣告されたオレとしては、同情申し上げる。
嫌みで言っているのではない。こころからそう思うのである。そして、そういう真剣に学んでおられる方々を正当に評価してあげてくださいと、周囲の方々にお願いばかりしているのである。
何かになろうとされている方々の存在は大きいのである。だから、愚生は協力をさせていただいている。これだけ加齢を重ねると、茅屋の書庫には、いろいろな資料がある。雑学めいたものばかりだが。さらに、つまらん経験もある。
そういうことをこれからの方々へ贈与したいというのが、正直な気持ちなのである。
そう、「贈与」なんである。「指導」するんではないのだ。あるいは、「教える」のではないんである。ど~も、このつまらないブログで勉強のことばかり書いているから、それって自慢しているんでしょ?と言われたことがあったが、違うんですぜ。オレに自慢できるモンなんぞ、これっぽっちもありゃしません。マジに。(^0^)/ウフフ
「贈与」なんでっせ。つまり、要らなきゃ拒否できるんでっせということである。自慢なんて、オレのようなあふぉ~にできるワケがねぇです。まったく、まったく。ましてや、他者を指導するなんてそんな恥さらし(能力があるヒトは除くですよ、自称でも他称でも)がオレにできるワケがない。自慢する前に、指導する前に、それができるだけのロンブンとか、著書があるのか?と聞かれたら、ぎゃふんでありますからねぇ。あんにもナインだもの。まったく情け無いですわなぁ。
さ、今日も大学に行こう。しかし、夏休みも無く、多くの学生達が勉強に来ている。こういう大学は初めてである。クラブとか、部活だけだと思ったが、違っているのだ。手話を学んでいる学生も多い。また車いすの実習をしている学生も多い。さらに、修士課程や博士課程の院生はずっとこもりっきりで図書館や院生室にいる。まだ前期の修了試験もやっている。こりゃぁ凄いことだ。この間、研究書を部分コピーしてたら、隣のテーブルでブツブツと言っている若い学生がいた。ふっと見たら、薬学部の学部生だった。暗記をしているのだ。たまらんほどの、知的刺激だなぁ。
オレもがんばろうっと!