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鬼について考える

2009-08-29 11:20:32 | 雑学・豆知識・うんちく・小ネタ

鬼について考える

おに【鬼】《「おん(隠)」の音変化で、隠れて見えないものの意とも》

仏教、陰陽道(おんようどう)に基づく想像上の怪物。人間の形をして、頭には角を生やし、口は横に裂けて鋭い牙(きば)をもち、裸で腰にトラの皮の褌(ふんどし)を締める。性質は荒く、手に金棒を握る。地獄には赤鬼・青鬼が住むという。

辞書:【大辞泉】より

Photo 2 3 「おに」の語源について多くの本が判で押したように、源順(みなもとのしたごう)「倭名類聚鈔(わみょうるいじょうしょう)」(937年頃)の「隠(おぬ)が訛ったもの」という説を取っています。

現在「鬼」という字は普通「おに」と読まれていますが、有名な「九鬼文書(くかみもんじょ)」のように「かみ」と読むこともあります。また古代には「もの」と読んだ例もあるようです。「もののけ」の「もの」ですね。

「九鬼文書」は、記紀(古事記・日本書紀)に漏れた神代の記録を書き継いだものとして貴重な資料である。尚、鬼という字は角がない「」が正式である。Photo_6

この文字は中国ではgui()と読み、人間の霊魂あるいは亡霊を意味する文字ですが、日本では初期の段階では霊的な存在一般を表すのに使用されたようです。

Photo_2 Photo_3 現代にみる牛の角を生やし、トラの牙を持ち、虎の皮のパンツをはいた鬼については、いわゆる鬼門が東北の方位で、この方位は十二支でいうと、丑の方位と寅の方位の中間にあたるためである、というのが通説です。つまり「丑寅」の方角鬼門なので、鬼は牛の角を持ちと虎皮のパンツを穿いているというわけです。

日本書紀720年〈養老4〉に成立したわが国最初の正史。)」では斉明天皇の葬儀の時(661)に、「朝倉山に鬼が出て大笠を着て葬儀をのぞいていた」という記述があります。

「日本書紀」の欽明天皇の巻に描かれた「鬼」は実際問題として外国人のようです。民俗学者の一部には、「鬼」というのは通常暮らしている共同体の範囲外に住む人のことである、と捉えるPhoto_5向きがあります。これは確かにそういう面があったようです。

Photo_4

  初期の頃の鬼の姿で、笠をかぶり簑を着ているというのはポピュラーな姿でした。これはいわゆる稀人(まれびと)の姿であり、現代でも秋田のナマハゲにその名残を見ることが出来ます。Photo_7

うし-おに【牛鬼】

牛の形をした妖怪。また、地獄の獄卒である牛頭(ごず)

-き【餓鬼】2_2

()pretaの訳。薜茘多(へいれいた)と音写》生前の悪行のために餓鬼道に落ち、いつも飢えと渇きに苦しむ亡者。

辞書:【大辞泉】より

Photo_82_3

は「おん(隠)」の音変化で、隠れて見えないものの意ともいわれています。鬼のような残虐  非道な事件が毎日のように報道されています。「そんな人には見えなかった・・・。」というコメントが必ず言われます。鬼は人間の心の中に静かに隠れているのかもしれません。

明日は総選挙です。権力という欲望に憑かれた鬼の中から真っ当な人間を選ぶのは大変です。でも、必ず投票に行きましょう。鬼を生かすも殺すも私たちの一票にかかっているのですから・・・。

したっけ。

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倉内佐知子

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