京都&神楽坂 美味彩花
京都と神楽坂を行ったり来たり、風景などを綴っています。
 



毘沙門様を少し先に行くと「五十鈴」さん、そのお隣は「鮒中」さんです。
鮒中さんも古くからあるお店で、昔はよく焼き鳥を買いました。

この「鮒中」さんの角を曲がり上って行った辺りが
”地蔵坂”と呼ばれています。

”地蔵坂”は昔、藁を売るお店があった事から
”わら店”(わらだな)とも呼ばれ(地元ではそう呼ぶ事が多いです)
道の直ぐ右側にある居酒屋「もん」さんでは”わらだな寄席”も行われています。
NHKで何回かその様子が放映されていましたが
40人程入るといっぱいになる店内はなかなか人気です。

1階が「もん」さん、2階は「まある」さんです。

坂を上りきった右側にあるリラクゼーション「エコパオ」さん

”地蔵坂”の由来はこの先にある「光照寺」さんの本堂に
子安地蔵があることからその名が付いたと言われています。


坂を上りきった左側には先日枝垂れ桜をアップした「光照寺」さんがあります。
こちらは地名”牛込”(うしごめ)の由来ともなっている
牛込氏(この辺りを統治していた人)のお城があった事から
居城跡として新宿区の文化財にも指定されているようです。

そしてその光照寺さんの前には「日本出版クラブ会館」さんがあります。
この場所はかつて幕府による天文台が置かれていたということで
かなり高台であることが伺われます。

会館の前には新宿区みどりの文化財に選ばれた大銀杏があり
この辺りの沿革等が書かれたものがあります。

読んでみると結構楽しいです。

 余談ですがこちらのレストラン・ローズルームさん
神楽坂ではちょっとした穴場でゆったりとした雰囲気で
ランチ等も楽しめてちょっとお勧めです
たきおさんの神楽坂ランチ日記も参考にしてみて下さいね)


途中こんなかわいいアトリエもありました(サルビアさん)

さて、地蔵坂を上りきり左に曲がり、次を右に行くと
「宮城道雄記念館」があります。

”宮城道雄”さんをご存じない方でもお正月に流れるお琴のメロディ
”春の海”を知らない方はいないと思いますが
幼少の頃失明しながらもお琴を極めた偉い方です。

 尚、この宮城道雄記念館にお越しの際は
開館日、休館日をよく確認されてから行かれて下さいね。
(水・木・金・土曜のみ開館です)



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