接骨院治療日記~奮闘記~

新規開業の接骨院の日々の日常や、患者様とのふれあい、治療家としての気づきなどをつづっていきたいと思います!

接骨院の原理原則

2015-06-26 09:56:10 | 治療について
最近、色々と考えさせられる出来事があり、接骨院でやるべきことはなんだろうと考えています。

私は、頭が賢くないので、単純にしないとすぐ頭から煙がでてしまいます。

単純に、患者様の視点から考えればその答えにいきつくのではと、もう一度これを機に考えてみようと思います。

接骨院には、痛い、痺れる、張るなどの体の辛さがあり、それが何かを知りたくて、治してもらいたいということが来院目的になるのではないでしょうか?
つまり、何(治療方法)をするのか?ではなく、体が(症状・原因)どうなるか?のほうが大切になるということです。

ただ、体を修復させるには人間本来の自然治癒力が必要不可欠です。
一瞬で組織を修復させることはできないし、治癒力を阻害する要因があれば長期化してしまいます。

大切なことは、患者様の話を聞いて、検査を行い原因をみつけ、傷病を説明し、治療方法を決定して施術する。そして、どのぐらいの経過観察が必要かを伝え、日常で望ましい生活を指導する。

当たり前のことなのですが、的外れな考え(患者様のご機嫌をとること)を目的にしてしまう行為があったりすると、本当に困っていて、治したい患者様はがっかりしてしまうのではないかなと思います。

まずは治すことを目的とした院の姿勢が大切なので、行為だけではなく、その心構えがなければいけないことを再度確認しました。

もっと喜ばれる接骨院を目指して、今、自分達はなにをしなければならないのかを真剣に考えて行動しなければなりませんね。

エクシステンス株式会社 香山大樹


日焼け

2015-06-24 18:08:05 | 日常の出来事
本日は、朝7時から1時間、当院の第一駐車場と第二駐車場の掃き掃除と草むしりを行いました。

たった1時間にも関わらず、顔が日焼け

普段どれだけ、もやしっ子なんだ・・・

朝、掃除して体を動かすと気持ちが良い

やっぱりやってみて感じることもあるんだなぁと実感した日になりました。




エクシステンス株式会社 香山大樹

関節拘縮の分類

2015-06-23 21:15:23 | お勉強
お勉強をしましょう!

本日は、関節拘縮の分類です!
拘縮に関しては、研修先の整形外科で特に多数の手指の拘縮症例を経験させていただきました。まだ10年前は、完全な骨癒合後にリハビリを行う、もしくは、自分で動かしてと指導するのがメインでした。
手首(前腕)を骨折しているのに、ギプスを外したら指がうごかない・・・そんな症例を多々見させていただきました。その時は、目の前にある固まった指を曲げることだけに集中していたことを思い出します。
今では、骨癒合期間だけではなく、腫れや痛みの具合で合わせて、早期運動訓練をすることが主流になってきていると思います。当院でも、前腕の骨折をみることがありますので、拘縮を絶対起こさない気持ちで日々の施術を行っています。

さて、まずは関節拘縮について
『関節の可動域が制限された状態をいい、関節の外にある筋・関節包・靭帯などの軟部組織の萎縮や癒着などによって起こる。靭帯損傷などによって関節可動域が異常に過剰になった関節は動揺関節という。関節包内にある軟骨や骨の病変によって、可動域が著しく制限された状態を関節強直という。ある程度可動性を残す状態を不完全強直、可動性を失った状態を完全強直というが、慣例的に完全強直を関節強直と読んでいる。』

続いて分類について

『皮膚性拘縮・・・関節部分の皮膚が熱傷や外傷などで瘢痕(ケロイドのようなひきつれた状態)化したために起こる。

結合組織性拘縮・・・結合組織(皮下組織・靭帯・腱・腱膜など)の肥厚によって起こる。例としてデュピュイトラン拘縮など

筋性拘縮・・・筋の萎縮・短縮による拘縮。ギプス固定や長期臥床による同じ肢位の継続、進行性ジストロフィーなどで起こる

神経性拘縮・・・痙性麻痺・末梢神経障害・関節痛に対する反射などによって起こる。

関節拘縮・・・関節包・靭帯などの炎症・損傷による。』

私が多く治療体験したのは、まさに関節拘縮にあたるものですね、臨床経験上、とっても苦労したのが、皮膚性拘縮と結合組織拘縮です。
炎症を起こした組織は、硬化しいわゆるエンドフィールが感じられなくなります。初めて、拘縮を治療した時は、触ることが怖かったことを覚えています。

また、肘関節の脱臼後の関節拘縮も、成人になると筋力があり、治療が難航したこともしっかり覚えています。
その他にも、指の脱臼骨折の女性が強直といわれていたのが、把握できるようになって涙を流して喜んでいただいたことも覚えています。

過去の話に浸かってしまいましたが、これからも関節拘縮を治すこと、できれば関節拘縮をなくすことを真剣に頑張っていきたいと思います。
そのためには、まず正しい知識と技術、考える力が必要です。

また、勉強することで、見えてくる治療があると思い、日々精進です。

エクシステンス株式会社 香山大樹


わかった振りばかり

2015-06-22 16:29:32 | 日常の出来事
先日、成果塾に参加させていただいてまた勉強と反省になったことを少し綴ろうかと

最近、大切だと考えている当事者意識・客観視について、当社で作成した資料を見てもらいましたが、一蹴され撃沈

自分的には、物事を客観視すること、相手目線になることを意識して作成したつもりだったので、すこしブルーになりました。

しかし、主観的な視点で作成した客観視資料であれば、読み手に大切なことは伝わないのではと考え、もう一度つくり直してみよう思っているところであります。

また、ブログも読み手が読みやすく、語り手が伝えたいのかを相手目線から作成することの大切さを改めて考えさせていただきました。

相手の立場になって考えること、それは簡単なようで難しい・・・

わかったような感覚でいたのが恥ずかしく思えます。


きっと怒りなどの負の感情は、自分視点、自分都合の場合に、起こりやすいのではないのかな?と思ってみたり今はしてます。
正しいことが何かわからないので、少しずつやっていくしかないと考えていますが、それもわかったような気にならないようにしなければ、また繰り返しになってしまいそうです。

幸いなことに訓練すれば、習得できると教えていただいたので、まずは教わった通りに実行あるのみです。

エクシステンス株式会社 香山大樹

慢性硬膜下血腫

2015-06-18 10:13:36 | お勉強
お勉強しましょうのタイトルだと内容がわかりづらいので、傷病名を載せることにしました。

接骨院でも、可能性がある傷病ですので、もしかしたらと頭の中に入れておくことが重要になると思います。

『患者様が来院して頭を打った場合、急性のものであれば応急的な処置が必要なのはすぐに理解できると思います。しかし、慢性硬膜下血腫の場合は、症状の発症にタイムラグがあるため受傷時点での鑑別が困難になります。

軽微な頭部外傷による微量の出血などが原因で、被膜を伴う血腫が硬膜下に形成され、徐々に拡大する。アルコール多飲者・高齢者に多く(外傷の記憶がないことも多い)、受傷後3週以降(多くは2~3ヶ月後)に発症するが、穿頭ドレナージ術にて完治する。
症状として、初発症状は軽度頭痛、徐々に認知障害、運動障害(片麻痺)、尿失禁などを起こします。他の疾患(認知症、脳卒中、脳腫瘍)との判別はCTによる三日月型の血腫像をみること、ドレナージすることによる症状改善(完治)により判別されます。』

なので、当院では軽微な頭部外傷でも脳外科への受診を薦めることがあります。
その他にも、血液の抗凝固薬を内服している場合や、アルコールを多飲している場合は記憶が曖昧であることも考慮し、ヒアリングなどは十分に気をつけることが大切です。
スタッフには、その症状がレギュラーなのかイレギュラーであるのかを考えることの大切さを指導しています。

この傷病は、このようなテストに陽性がでる、でない場合は大丈夫なのではなく、イレギュラーとして精査することが必要、鑑別を怠ると見逃してしまう!
一見当たり前なのですが、どちらかというと陽性=悪い、陰性=良いと捉えがちです。
腑に落ちない恐さを知らないと、『いつか返す刀で致命的な大怪我をする』といっていますが、スタッフの反応はイマイチなことが多いような・・・

頭の芯が冷えるような感覚を獲得していってもらえるといいなと思っています。

エクシステンス株式会社 香山大樹

お勉強タイム

2015-06-17 18:46:44 | お勉強
Anton症候群(アントンショウコウグン)

大脳の中でも後ろに位置する後頭葉の障害による病気です。

後頭葉とは、視覚の情報を網膜から受け取り、その情報を背側視覚路と腹側視覚路へ伝えるのが仕事です。

背側視覚路では、頭頂連合野へ連絡し『遠近感覚・物が動いている・どこにあるのか』というものを理解し、腹側視覚路では、側頭連合野へ連絡し『色や形など何を見ているのか』というものを理解します。
これらの中継地点になっているのが一次視覚野です。

Anton症候群とは、この一次視覚野が両側で障害されると起こります。
症状としては、完全な盲状態にあるのにも関わらず、見えていない事実を否定し、見えているかのように振舞い、主張します。
その他にも、側頭葉の障害により聴覚障害が起こり皮質聾(耳が聞こえない)なっても、聞こえていると主張する場合も、これにあたります。

認知できていないことを認めず、さもできているかのように振舞うことを示します。

また少しだけ賢くなった気がします。

エクシステンス株式会社 香山大樹

PC様7年間お疲れ様でした。

2015-06-15 12:45:36 | 日常の出来事
先日、ちば中央接骨院のPC様が、アップデートをきっかけに全く起動しなくなりました。

windows vistaのアップデートが問題だったのか?まったくわけわからず・・・

色々やってみましたが、まったく改善できず、黒い画面のまま沈黙

残念です

でも、7年間よく頑張ってくれました
中央の受付はスペースが限られているので、あなたはピッタリの逸材でした、感謝してます
本当にお疲れ様でした


エクシステンス株式会社 香山大樹

ヒトが『人』であるために必要なもの

2015-06-10 11:07:09 | お勉強
本から抜粋です。
ちょっとかっこいいなぁと思ったので(笑)

またまた、お勉強しましょう!

脳のおはなし

前頭葉(思考・言語・眼球運動・随意運動などを司る)の中でも、前頭連合野(前頭前野)についてを記載していきたいと思います。

前頭連合野とは、大脳の30%を占める、特に判断・思考・計画・想像・注意・感情など、いわゆる人らしさがこの部分になります。
人間と、比べサルでは10%、犬では7%と高度な生物程その割合は高くなります。

逆に、この部分が障害される(脳血管障害・脳外傷・低酸素脳症など)と多くの問題が起きてくるのです。

例であげると

意欲の低下、易疲労性、想像力の低下
注意力不足
行動抑制機能低下(目的を達成する意思)
判断力低下(計算ができない)
情動のコントロール(激昂しやすい)
コミュニケーション障害(他人への興味消失)
人格の荒廃(他者依存、他責)

こう並べると、普段の自分を振り返ると少しドキッとします。
脳への過度なストレス、または、脳を使用しない(笑)状態でもこの兆候が適応するのではないでしょうか?

当然、実質的な脳障害であれば、これらが極端に症状としてあらわることになります。

また、これらをテストする方法があります。
『ウィスコンシン・カード・ソーティング・テスト(WCST)』
概要:カードを分類させることで概念の形成(分類の法則)やその変換(法則の変更)といった前頭葉機能(隊行機能)などを評価する検査法である。

簡単に説明すると、4枚のカードを色の種類(赤、青、黄色など)と形の種類(スペード、クローバー、ハートなど)の組み合わせをルールを説明しないで、検者が提示したカードと同じ法則(カテゴリー)に分類されている(色なのか形なのか等)ものを当てていくテストとなります。正解が10回連続した時点から法則を変えます、標準として128回行い、これにより、考え方に固執する傾向があれば概念や注意の変更ができないということになる。


ちょっと疲れ気味であったり、イライラしたり、集中力が足らない時は、脳が疲れているのかもしれません。
妥協するのではなく、リフレッシュすることの大切さを理解し、自分のパフォーマンスの向上に役に立てたいものです。

エクシステンス株式会社 香山大樹


運動不足痛感

2015-06-09 08:03:30 | 日常の出来事
今朝は、少し早く起きて久々に筋トレをしました!

本当は、走る予定でしたが、あいにくの雨でしたので予定変更です。

しかし、まさかこれ程体が弱ってるとは・・・

以前は、腕立て伏せ100回腹筋100回スクワット200回が出来たのに
今日は、腕立て伏せ、腹筋20回で終了です。

悲しい

過去の栄光を取り戻しに、少し運動しようと心に決めた今朝でした。

エクシステンス株式会社 香山大樹

読み終わりましたー

2015-06-08 16:43:48 | 日常の出来事

今日は、事務仕事と読書の日

中村文昭著の『何のために』

読んでいて、考えさせていただいたのは

仕事をするのに『何のために働いているか』を明確に人に伝えられるかな?一見、それらしいことを言えても本当に自分が導いた答えなのかなと自問する機会になりました。
そして、まずやること、行動しない前に、諦めないこと、自分のやりたいことと、惰性的に過ごすことは違うを学び
また、日本語の凄さを学ばせてもらいました。『お陰様で』『ありがとう』すばらしい言葉です。
まだ天命型の思考にはなれていませんが、道を進んでいくことで、きっと府に落ちる日がくるのかもしれません。

エクシステンス株式会社 香山大樹