接骨院治療日記~奮闘記~

新規開業の接骨院の日々の日常や、患者様とのふれあい、治療家としての気づきなどをつづっていきたいと思います!

ヒトが『人』であるために必要なもの

2015-06-10 11:07:09 | お勉強
本から抜粋です。
ちょっとかっこいいなぁと思ったので(笑)

またまた、お勉強しましょう!

脳のおはなし

前頭葉(思考・言語・眼球運動・随意運動などを司る)の中でも、前頭連合野(前頭前野)についてを記載していきたいと思います。

前頭連合野とは、大脳の30%を占める、特に判断・思考・計画・想像・注意・感情など、いわゆる人らしさがこの部分になります。
人間と、比べサルでは10%、犬では7%と高度な生物程その割合は高くなります。

逆に、この部分が障害される(脳血管障害・脳外傷・低酸素脳症など)と多くの問題が起きてくるのです。

例であげると

意欲の低下、易疲労性、想像力の低下
注意力不足
行動抑制機能低下(目的を達成する意思)
判断力低下(計算ができない)
情動のコントロール(激昂しやすい)
コミュニケーション障害(他人への興味消失)
人格の荒廃(他者依存、他責)

こう並べると、普段の自分を振り返ると少しドキッとします。
脳への過度なストレス、または、脳を使用しない(笑)状態でもこの兆候が適応するのではないでしょうか?

当然、実質的な脳障害であれば、これらが極端に症状としてあらわることになります。

また、これらをテストする方法があります。
『ウィスコンシン・カード・ソーティング・テスト(WCST)』
概要:カードを分類させることで概念の形成(分類の法則)やその変換(法則の変更)といった前頭葉機能(隊行機能)などを評価する検査法である。

簡単に説明すると、4枚のカードを色の種類(赤、青、黄色など)と形の種類(スペード、クローバー、ハートなど)の組み合わせをルールを説明しないで、検者が提示したカードと同じ法則(カテゴリー)に分類されている(色なのか形なのか等)ものを当てていくテストとなります。正解が10回連続した時点から法則を変えます、標準として128回行い、これにより、考え方に固執する傾向があれば概念や注意の変更ができないということになる。


ちょっと疲れ気味であったり、イライラしたり、集中力が足らない時は、脳が疲れているのかもしれません。
妥協するのではなく、リフレッシュすることの大切さを理解し、自分のパフォーマンスの向上に役に立てたいものです。

エクシステンス株式会社 香山大樹